告知  2002年9月〜
この年の春ごろから首にしこりを感じていました。開業医さんに通っていましたが、風邪などからきているリンパ腫の腫れという事で、そのしこりにこだわりを持ちませんでしたが、夏を過ぎても治らないしこり…耳鼻科に行きましたがやはり理由は解らず、総合病院の耳鼻科を紹介していただきました。

M病院の耳鼻科でもはっきり解らず、とりあえず検査をしていこうという話となり、その総合病院で出来て間もない
血液内科で血液検査から始めることになりました。

G医師は鉄人さんのお腹を触ってすぐに「
超音波をすぐにとりましょう」とおっしゃったのです。そしてお腹に赤ちゃんの頭の大きさの腫瘍があります」とG医師は言われました。
鉄人さんはG医師に「治りますか?」と訪ねたところ「
今は医学も随分進んでいるから
」と言う返事をもらったそうです。
私はこの時、鉄人さんにつきそってはいませんでした。病気への認識が甘く、恐ろしい病気が隠されているとは夢にも思いませんでした。鉄人さんが一人で病状を聞かされたことが私にはとても悔やまれ、その後、なるだけ鉄人さんと病院へ行こうと決めたのです。命に関わることを一人で聞くという事は何よりも重く辛いことだと考えるからです。

首のしこりをとり細胞検査にだす生検という手術をしました。血圧が急激に低下して、容態も悪くなったのですが、麻酔が覚めた時にはすぐに動こうとしたりといつもの鉄人さんにほっとしたものです。

G医師から主治医はT医師という若い医師に変わりました。T医師に鉄人さんは「私は悪性リンパ腫ですか?」と訪ねました。T医師は二人部屋で隣の患者さんやそのご家族の前で「そうです。」とお話を始めたのです。私はうつむき涙がこみ上げてきました。その時T医師は「
奥さんそんなに悲観されることではありませんよ」と言われました。私はこの医師の言葉を忘れることはないでしょう。

鉄人さんとも相談して、Kセンターに紹介していただこうと決めたのはそれからまもなくの事でした。

G医師はKセンターでレジデントをなさっていたという事もあり、Kセンターには、周りから心配されるよりもスムーズに転院することが出来ました。
M病院には、病気を見つけていただいたのですから、とても感謝はしていますが、やはり経験が多い病院に移り治療を受けたいと考えます。医師だけでなく看護師さんの経験なども患者数を見ている数と比例する技術があると考えます。もちろん、そればかりではなく、相性というものも必要だとは思います。命に関わる病気…決して後悔のない病院選びが必要だと心から思うのです。