コラム
その2.思いを断つという事(ストーカー対策を見て思った事)

テレビで、ストーカー撃退率9割以上を誇るというストーカー専門の相談所の特集を見て驚きました。なんとそこには美人の工作員(男性ストーカー用)がいて、彼女がストーカーに近付き、気を引き、被害者への関心をそらせるという方法を取っていたのです。「失恋の痛手は次の恋で癒す」なんて事はよく言われていますが、それは思い詰めているストーカーにも当てはまるんですね。「一生お前を愛し続ける」なんていう手紙を送っていたのに、美人の工作員にどんどん気持ちを傾けて行く様を、複雑な思いで見ました。

「ストーキングが迷惑な事だと知りつつやっている場合は、相手の事を本当に愛しているという訳ではない」
という仮説を立てるとすれば、
「真実の愛ではないから、次が見つかれば吹っ切れる」
という事が言えるかも知れませんが、万が一、
「あまりにも愛しすぎて理性がきかなくなって、逸脱した行動をしてしまう」
のがストーカーだとしたら、「この変わり身は一体何?」という話になってしまいます。

という事は通常の恋愛で「死ぬ程好き」なんて口走っていても、もっと魅力的な人が現れて、自分に好意を寄せてくれていれば(あるいはそのように思えれば)簡単に乗り換えてしまうのかも知れない…なんて思ったりして、「本当の愛ってなんなんだろう?」と考え込んでしまいました。いや、ストーカーの場合は、思う相手に拒絶をされている訳だから、人一倍「自分に関心を持って欲しい」という欲求を強く持っていて、そういった欲求を満たしてくれる人が現れると傾いて行くという事なのかも知れませんが。

いずれにせよ、「『失恋の痛手は次の恋で癒すのが一番』というのはやはり真実なのかなぁ」と思ったりした私です。とはいっても、無理して次の恋(らしきもの)をしてもロクな事はないし、色々難しい問題はありそうです。

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