HGUC・ザク編


やっぱり、ザクはいいよねぇ、ザクは・・・。

HGUCのザクは同シリーズのグフとは違い、とってもマッチョでいい感じ。

胴体も太めで、しかも拳がデカい。

アニメの印象を色濃く受け継いだ、いいキットです。

さて・・・。

いいキットには、いいシチュエーションで仕上げたい。

ここは、あの名エピソードのワンシーンをジオラマにしようッ!

機動戦士ガンダム・15話「ククルスドアンの島」で、ドアンが脱走する原因となった、あのシーンをジオラマ化だッ!


まずは、ザク単体の説明ね。

大きく改造した点は、やはり足腰。

フトモモの大型化は、ボクの定番工作です。

ドドォ〜ンと太く、たくましく・・・。

陸戦兵器たるもの、こうでなくちゃ!

ザクはいいよねぇ。

シールドの大型化も、ボクがイメージするザクを表現するための絶対必要事項。

旧ザクを作った時に余ったシールドを繋ぎ合わせて、横幅を1、7倍くらいに幅増ししてます。

この写真だとイマイチ解りづらいけど、結構デカいよ。

膝アーマーはスプリング接続。

膝関節を動かすと、ちゃんとフトモモ側にフィットします。

ここだけでも改造すると、玩具っぽさが軽減すると思います。

背後から見た時の、大きなスカートが特徴。

設定的に好きじゃないバズーカ・ラックは、スパッと排除。

動力パイプは、ハンダ線を“芯”として、スプリング、コトブキヤのプラパイプで構成されています。

ここでちょっと問題が・・・。

ハンダ線の硬度より、スプリングのテンションの方が高すぎて、腰の動力パイプが時間と共に外側に広がってしまうというチョンボをしてしまいました。

カーブをちゃんと計算して作ったのに・・・無念ッ!

モノアイ部分を小さくして、支柱もプラ板で自作・・・という、MG製作の時と全く同じ工作。

モノアイはちゃんと左右に可動します。

モノアイガードを透明パーツで作りたかったけど、さすがに小さくて上手く収まりませんでした。

表情を付けやすくするため、首は二重構造。

大きく俯いたり、天を仰ぐ事が出来る・・・けど、あんまり意味なかったかも。

さて・・・。

今回の“目玉”であるジオラマです。

夜な夜な悪夢となってドアンを苦しめる、市街地戦でのワンシーン。

ザクに蹂躙され、火の海と化した都市ですね。

ドアンのザクが立っている場所は、既にほとんどが瓦礫状態になってます。

くすぶった黒煙が、地面を這っていますが・・・わかる?

背後のビルと比較すると、モビルスーツって結構デカいんだよね。

ビルの屋上にある広告看板には、某人気ゲームの可愛らしい天使の姿が・・・。

慈愛に満ちた天使の微笑みも、ジオン軍の攻撃の前には、黒く煤け崩れ去るのみ・・・という感じです。

建物は、鉄道模型用(Nゲージ)の商業ビルを使用しています。

Nゲージは1/150なので、1/144サイズに無理なく使用できますね。

ビルはガラス窓たっだのを、シャッター状に改造。

リューターでボコボコにダメージを付けて“倒壊寸前”と言わんばかりに傾けてみました。

手前にいる人間もNゲージのモノを改造。

モノが小さいだけに、ポーズを改造するのに大苦戦。

ピンセット使って、なんとか工作しました。

劇中では、倒れた両親に3人の子供が寄り添うというモノだったよね。

でも5人もいると“収まり”が悪かったので、設定変更。

死んで動かなくなってしまった両親と、その傍らで泣き叫ぶ幼い弟。
そして恐怖と絶望で呆然とヒザをつく姉・・・というシチュエーションにしました。

お姉さんは緑色の髪にして、ロラン(ドアンと一緒にいた少女ね)のつもり。

面相筆の細かい作業・・・勝利の秘訣は集中力だッ!

指はハンダ線を“芯”に、プラパイプでちまちまと自作。

小さくても、もちろんフル可動です。

カッコいいでしょう?

えッ・・・市販の手首キットの方がカッコいいって?

あんなプラモ本体より高価なカスタム・パーツなど邪道ッ。

貧乏人のパワーをナメるなよッ!

流れるような黒煙は、今回の見せ場。

釣具屋で見つけた毛鉤(フライ)用の綿を使用しています。

色々なカラーがあって、塗装も不要・・・いい感じです。
高級な綿じゃないと“ダマ”があるし、塗装も大変。

釣り用なので、水分にも強いし、放置にも最適。
天然綿って、時間と共に水分を吸って固まっちゃうんだよねぇ(経験談)。

ナイロンなどの化繊綿だとオモチャっぽい・・・。

塗装は“ガンダムカラー、F2ザク用”のモノを使用してます。

そのままだと、ちょっと薄いので、濃い目に調色。
蛍光ピンクなんかも混ぜて“鈍い色”にしています。

手順はいつものパターン。

基本色塗装・デカール貼り・クリアーコート・シャドー吹き・エナメルでスミ入れ・エナメルで雨垂れ跡(?)・艶消しクリアーコート・ドライブラシ・パステルで色味調整・そしてまた艶消しクリアーコート。

もっといい方法はないモノだろうか・・・。

子供達の視線から見ると、こんな感じ。

こんなのがいきなり出てきたら、ビビるよね。
(ビビるどころじゃないか・・・)

1/144サイズだけど、結構、迫力あるでしょ?


このザクは、電撃ホビーマガジン主催“電撃ガンプラ王決定戦2003”に出展。

今回からは、プロモデラー部門はやめて、一般部門にしました。

結果は、とりあえず入賞しましたか、3位以上の“上位入賞”には至りませんでした・・・無念ッ!

今年はやはり、参加者が激減・・・ちょっと寂しいG王でしたね。

でも、ジオラマ作品が例年よりは多かった(比率ね)気がします。