プラド美術館

 スペインの首都マドリッドにあり、スペイン歴代の王と王女の美術収集による王室 コレクションが、この美術館のバックボーンとなっている。
 特に、スペイン絵画の3巨匠(エル・グレコ、ベラスケス、ゴヤ)の作品の収集は、 充実している。近代画家のピカソやミロの作品は少ない。

エル・グレコ
エル・グレコ作「聖三位一体」
エル・グレコ(1541〜1614)

 イタリア語でギリシャ人を意味するエル・グレコはクレタ島に生まれ、 若い頃はイタリアで生活し、1577年にスペインに来てトレドで活躍 する。

女官たち
ラス・メニナス(女官たち)

織女たち
織女たち
ベラスケス(1599〜1660)

 セビーリャ生まれ。若い頃より宮廷画家として頭角を現し、 宮廷生活のすべての有様と密接に関わっていた。 そんなことから、プラド美術館では、彼の完成作の三分の一以上を所蔵する。

ゴヤ
ゴヤ作 タピストリーの為の下絵
ゴヤ(1745〜1828)

 妻の兄、スランシスコ・バイユーが宮廷画家に指名されたことから、 ゴヤも宮廷画家の地位を得る。30代のころは、王立タピストリー工場の為に、 タピストリーの下絵を描いているが、18世紀後半のマドリッドの庶民の生活が見事に描写され、 絵も明るく喜びに満ちている。
 1800年に「カルロス四世とその家族」を描くと、王妃の悪い面の性格が、 絵からにじみ出るように上手く描かれていたので、 二度と宮廷から注文がこなくなったという。
 この後すぐに、モデルが誰であるかという噂がたえない「裸体、着衣のマハ」を描き、 晩年には聴覚を損ない、孤独になったゴヤは、「黒い絵」シリーズを描く。 ゴヤ程、作品人生両面において、ドラマを感じさせる画家は少ない。

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プラド美術館(ベラスケス)
ボタンプラド美術館(ゴヤ)
ボタンプラド美術館(エル・グレコ)

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