News.telegaph.co.ukのサイトに2002年1月13日付けで掲載された記事
(David Wastell, Pentagon warns of war lasting six years , 河内謙策訳)
ペンタゴンの高官たちは、アルカイダおよび他の国際テロリストグループとの闘いが少なくとも2008年まで(多分それ以上になるであろうが)継続することを前提に新しい軍の装備を整えること、そして予算の見積もりをするように言われている。
ドナルド・ラムズフェルド国防長官は軍の予算が急激に増大することについて、ブッシュ大統領の支持を獲得した。
大きな金額が、アフガニスタンにおいて有用であると証明された、無人偵察戦闘機のような兵器の購入にあてられる。
このような軍事費の増大は、オサマ・ビン・ラディンが間もなく見つかるかどうかにかかわり無く続くであろう。
この前は、アルカイダの指導者やタリバンの指導者であるオマル師の行方に対する世間の強烈な関心に、ペンタゴンはうんざりしていたのである。
上院議員で前軍事委員会委員長のジョン・マケインは、アフガニスタン地域への旅行から帰って、ビン・ラディンが捕まらないでいることにがっかりしたと語った。
彼は、しかしながら次のように付け加えた、「彼は、現在逃走中である。彼が生きている限り不安を感じることになるであろう。それは、彼が聖域を持ち、世界中に金融のネットワークやテロリストのネットワークを張り巡らしているのとは、はるかに違ったものである。」
ペンタゴンとメディアがビン・ラディンの逮捕にやきもきした4週間がすぎたのちに、ラムズフェルドが方針の変更を命じたことが明らかになっている。
ペンタゴンの高官たちは、彼らがビン・ラディンの所在を示唆することはもうしないと言っている。
ペンタゴンとCIAの間でアフガニスタン発の情報の質についての衝突があったと伝えられている。
何人かの高官は、ペンタゴンが現地で指揮した中央軍に対して、トラボラへの攻撃の後で、ビン・ラディンの逃亡の阻止や逮捕のためにはアメリカの軍隊より現地の軍隊のほうを信頼するように命じたことが“機会を失した”ことにつながっているのではないかと考えている。
ビン・ラディンが逃亡しただけでなく、過去2週間にタリバンの指導者たちも逃走した(多分、その中にオマル師がいたのかも)ことにより、アフガンの現地の軍隊の力量と買収の可能性についての疑問が生じることになった。
大統領のこの戦争の指導について異議を唱える政治家はまだ誰もいないが、ホワイトハウスの顧問たちの中には、ビン・ラディンの逮捕が長引いたり、彼が逮捕されないうちに新たなテロ攻撃が発生したりした場合には、彼の逮捕の失敗にもかかわらず維持されてきた民衆の忍耐の限界が超えられてしまうことになるかもしれないと考えているものがいる。
[以上]