ガンジー非暴力研究所のサイトに(河内謙策訳)


アメリカ緑の党の2001年10月19日付け声明


連絡先:ミッチェル・コーエン(mitchelcohen@mindspring.com)

バーブ・スゥイーニー(barb@globalcircle.net)

(http://www.greenparty.org/afghanbomb.html, 河内謙策訳)

 

 アメリカ緑の党は、アフガニスタンに対する爆撃を非難する

 アメリカ緑の党は、アメリカとイギリスによるアフガニスタンに対する爆撃が非人道的であるとともに貧困で飢えに苦しんでいる国に対する国家的テロリズムであるとして非難する。無辜の民衆を殺すことは、それが意図されたものであってもなくても国際法に違反する。爆撃は、直ちに停止されなければならない。

 アメリカ緑の党のメディア・コーディネーターのミッチェル・コーエンは、「緑の党は、全国で暴力の連鎖をやめさせるための反戦運動に多数の人が参加するよう努めている。」と述べるとともに、「アメリカ緑の党は、全国の多数の都市で10月27日に予定されている抗議行動を支持する。われわれのメンバーは、爆撃をやめさせ、アフガニスタン民衆の命を救うために努力している。」と語っている。

 緑の党は、たとえその人がマンハッタンで働いていたとしても、たとえカブールの郊外の砂漠に住んでいたとしても、すべて人間の命の価値は等しいと信ずる。われわれは、9月11日の事件によって殺された数千のニューヨークの人々を悼むのと同様に、アメリカの爆撃によって殺された数百のアフガンの人々を悼む。無辜の民衆に対するすべてのテロ行為が、たとえ個人によってなされたものであっても政府(アメリカ合衆国政府を含む)によってなされたものであっても、犯罪であるのと同様に、これらの行為は犯罪的行為である。これらの行為(国家的テロを含む)は、国際法により裁かれなければならない。

 しかしながら、われわれの正義を求める声と、更なる無辜の民衆の死を招くに過ぎない復讐を求める声が混同されることがないようにしなければならない。ブルックリン・ピート・ドゥラックは、「正義というものは、国際法に基づく、公平で、偏見がなく,誰にでもその審理の過程が見え、信用すべき証拠が提出される裁判の結果なのである」と述べている。今までのところ、オサマ・ビン・ラディンを含む特定の個人に対する証拠については、きわめて疑問がある。ある国が他の国を爆撃するということは―今回の場合は、爆撃される方が爆撃する方の武器で武装し、資金を融通されているのであるが―、それがいかなる理由に基づくものであっても、特に明白な証拠がなく、他方で無辜の民衆を殺害している場合には、傲慢で非人道的なことである。さらに、アフガニスタンの民衆に対する爆撃は、新たな報復の波を引き起こすことになる。コラムニストのラッセル・マッキーバーとロバート・ワイスマンは、アフガニスタンに対する爆撃は、「アメリカの安全を傷つけ、最も重要な人道的関心を無視し、正義を達成しアメリカと世界の安全を促進する賢明なアプローチを不可能にする」と書いている。

 アメリカ緑の党国際委員会のメンバーで、ニューメキシコに住むバーブ・スウィーニーは、「クラスター爆弾および劣化ウランの使用(劣化ウランはトマホーク・ミサイルに使われている)による環境と人間に対する壊滅的打撃は、狡猾で、環境とアフガニスタンの人々に対する影響は長く残るであろう。」と語っている。

 その上、ミッチェル・コーエンは、「アメリカの爆撃によってアフガニスタンで亡くなった最初の民間人が地雷を撤去するために働いていた4人の国連職員であることは、誠に皮肉なことである」と指摘している。

 アメリカは、地雷禁止条約にサインすることを拒否している数少ない国の一つである。

 スウィーニーは、「誰の得になるのか、と尋ねてみることが大事だ。ブッシュとチェニーの王朝は、利益が上がり資源がコントロールできるところではどこでも災厄と破壊の種をまいて歩いている。」と述べている。

 オサマビンラディンを守り、彼がアフガニスタンで集めた兵隊を訓練し、資金を与え、武装させてきたのはCIAであるという大量の証拠が明らかになってきている。その兵隊がワールド・トレード・センターとペンタゴンを攻撃したのである。ブッシュ政権になってホワイトハウスに戻ってきたかつての元ブッシュ大統領当時の人間の多数は、今テロリズムというレッテルを貼られて追及されている人間に金を与え、訓練を施してきたのであるから責任がある。

 「政府高官たちは、9月11日の事件を、テロリズムを防止する活動を何もしない口実と領土第一主義(アフガニスタンを超えて敷設される石油のパイプラインのための土地を手に入れ、新世界秩序に敵対するものを厳しく取り締まること)のためにはなんでもするという口実に利用している」とコーエンは述べている。さらにコーエンは、「緑の党の多数の党員は、すべての死と破壊が、解放運動を正当化するというのではなく、アラビア半島と中央アジアの石油をめぐっての世界的な支配階級の派閥間の争いに伴うものだと考えている。」と述べている。

 アメリカ緑の党は、アメリカのアフガニスタンに対する爆撃と多国籍石油企業やIMFの指図に対し非暴力的に闘っている人々を激励するものである。「テロリストの攻撃に反対しているアメリカ市民を守る最良の方法は、アメリカ政府を国際法に従わせ、中東その他の世界に対するアメリカの軍事的征服をやめさせることである。」とコーエンは語っている。

 1986年以来、緑の党は、社会的正義、地域社会に基礎を置いた経済、非暴力、分権化、将来にわたる持続可能性、フェミニズム、個人的なそして地球的な規模での責任、草の根民主主義、生態学的な知恵、という10のキーとなる価値に導かれてきた。

 もっと情報が必要な方は、GPUSA(212-592-074)までお電話ください。この問題についての緑の党のこれまでの声明は、GPUSAのウェブサイト(http://www.greenparty.org)にアクセスすることによって利用することができます。また関連情報をhttp://www.globalcircle.netで手に入れることもできます。

[以上] 

(河内謙策訳)



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