甲斐犬について


甲斐犬は、天然記念物に指定されているにもかかわらず、
知名度が低かったり、知られていても「甲斐犬は強暴だ」
などと思われているのが現状です。
ですから私は「少しでも多くの方に甲斐犬の魅力を知ってもらいたい!
甲斐犬が家庭犬としてもどんなに素晴らしい犬種かを知ってもらいたい!」と思い、
このホームページを作成致しました。
知れば知るほど、甲斐犬の魅力にとりつかれますよ。

<甲斐犬の魅力>

 甲斐犬は、嗅覚、聴覚が優れているため狩猟犬として活躍していました。シェパードの半分の時間で、学習を完成してしまうほど頭がいいそうです。そして、甲斐犬は猟犬だけでなく家庭犬としても最高の犬なのです。甲斐犬は自分の主人がなにを求めているのか、瞬時に判断し対応することが出来ます。その為、ガス漏れを知らせたり、火事を知らせたり、池に溺れた幼児を助けたりすることが出来るのです。日本犬で初めて救助犬に認定され、実働救助犬として活動しているのも甲斐犬です。(メルーのだんな様のすぐり君のことです。)
 一代一主、主人には絶対に忠実で、主人の危急に際しては身を挺して敵に当たり、死もまた辞さないのが甲斐犬の一番の魅力だと思います。
 今の時代、普通に暮らしていて敵に出会うということなどはあまりないですが、メルーは散歩をしていて不審な人物に出会うと「ウー」と唸って威嚇します。生まれながらに持った感覚で、不審な人物かそうでない人物かを見極めることが出来るのです。他の甲斐犬を飼っている方に聞いても、同じことを言います。甲斐犬は、主人を守るためにいつでも、周りに注意を払い危険をすぐに知らせてくれる、素晴らしい犬種なのです。



<甲斐犬の歴史>

 甲斐犬は一万年ともいわれる歴史を持つ犬種ではないかと言われています。それは初期縄文期の遺跡から発見された犬の骨がまさに甲斐犬の骨そのものいい大きさだったからです。このことは、甲斐犬こそかつて日本をかっぽした縄文人が、猟に伴った犬の末裔、いってみれば甲斐犬こそ、日本を代表する日本犬のルーツといえなくもないのです。
 人間の手が加えられないで、原始のまま保存されているのが、日本犬であり、人間との付き合い方を熟知していて、最も犬らしく生き、最も人間を理解している犬種、それが甲斐犬なのです。


<甲斐犬の特徴>

 大きさ:中型というには小さすぎ、小型というには大きすぎるのが特徴。
 毛色:黒虎、赤虎、虎の3種類の虎毛です。メルーは黒虎です。幼犬の時は真っ黒で
     熊の赤ちゃんのようでしたが、成長につれて虎毛が出て来ました。
 毛質:上毛は硬くまっすぐで、下毛はやわらかく密生しています。
 四肢:強健で飛節が特に発達し跳躍力、疾走力に富んでいます。
 頭部:額が広く、頬がよく発達しています。
 鼻 :まっすぐな鼻筋で黒い鼻をしています。
 目 :やや三角形で、暗褐色をしています。
 耳 :他の日本犬種よりやや大きめで、前方へ傾きしっかりと立っています。
 体 :背はみじかく水平で、腰は幅広く、力強いです。胸底が深く、あばらがよく張って、
    腰はよく引締まっています。
 尾 :力強く背の上に巻いた巻き尾か、差し尾。ちなみにメルーは差し尾です。
 爪 :岩を軽々と登り、傾斜している岩壁を横に走ることが出来るほど力強い爪をして
    います。


<原産地>

 甲斐の国、今の山梨県南アルプスの山中で、昔からの猟犬として残されていました。いまだ実猟犬として活躍しています。


<天然記念物>
 昭和9年に甲斐犬が天然記念物に指定されたのは、狩猟犬として、日本民族と共に永い年月を生きてきて、その間に自然につちかわれた性格を保存し、次代に残すためだそうです。


<口笛で呼ぶ訓練>

 訓練教科の際、犬の名前を呼ぶのでなく、口笛で呼ぶようにするそうです。口笛の吹き方も、主人と犬にのみ通用する特殊なアクセントを用いた方が、よいそうです。うちでも、特殊なアクセントでメルーを呼ぶようにしています。自分を呼んでいる時の口笛と、それとは違う単なる口笛とちゃんと区別が出来ているようです。どんなに遠くにいても、自分を呼ぶ口笛が聞こえてくると一目散に飛んできます。大きな声で呼ぶ必要はありません。