DEATH: The High Cost of Living
(1994 Vertigo / DC Comics)
だらだらと続く無意味で凡庸な人生にうんざりし、自殺することを考える16歳の少年、ジョン・セクストン。ある日ゴミ捨て場で、崩れた冷蔵庫の下敷きになったジョンは、彼を助けてくれたディディと名乗る若い女性と知りあう。
彼女の部屋でジョンの傷の手当てをしながら、ディディは彼に自分は「死」なのだと告げる。からかわれていると思ったジョンだったが、彼女の家から出た途端、不死の魔女マッド・ハティーに捕まりディディの部屋に戻ることを余儀なくされた。

マッド・ハティーはジョンを人質に、彼女がなくした「心臓」をディディに要求する。こうしてジョンとディディはマッド・ハティーの心臓を探しに夜の街へと出ていき、さまざまな人々と出会い、不思議な探索の一夜を過ごすことになる…
"Sandman: Sound of her wing"で初めて登場して以来、シリーズ登場人物中で主人公のドリームを凌ぐほどの人気を得るようになったデスを主人公とした単独シリーズの第1作。
1993年に3冊のミニ・シリーズとして刊行されるなり、従来のアメコミフアン層を越えて普段はコミックを読まない一般読者層からも広く人気を集めたことで高く評価されています。
その人気は現在も衰えず、映画化の企画も進行しているようです。

ストーリーと合わせて、絵を担当しているクリス・バキャロの描くキュートなデスも大人気となり、現在もハキャロはデスを描かせたらNo.1のアーティストとみなされています。
シリーズ刊行当時のコミック評論誌に掲載されたバキャロのインタビューを訳してみましたので、興味のある方はごらんください。
クリス・バキャロ、インタビュー

日本語版も1999年にインターブックスから刊行されていますが、これを読んで初めてデスを知りフアンになったという人も多いようです。未読の方はぜひこの日本語版をお奨めします。