MEKA (Tome1. Inside)
Morvan + Bengal (2004 Delcourt)

日本のマンガやアニメに影響をうけた新世代のアーティストによるユニークな巨大ロボットB.D.です。

カラーリングが印象的な、アーティストのBengalのHPはこちら

ストーリー:
舞台は大都市を戦場として、Mékaと呼ばれる巨大ロボットに乗った兵士達が戦闘を繰り広げる世界。
ベテランパイロットのエンリク・ラマス中尉は、これが初の戦闘となるメカニックのオノオ・ニニア伍長と共に中型Mékaを操縦して出撃したが、敵の巨大Mékaの攻撃により機体は破壊され操縦不能となる。

気絶した二人が意識を取り戻した時にはすでに戦闘は終了していたが、Mékaの救命ビーコンが破壊されたために救援隊は破損した機体に閉じこめられている彼らに気づかない。結局エンリクとオノオの二人は戦場に取り残されてしまう。
戦場に残された破損した機体が次々と自爆していく中、オノオ伍長の機転で自分たちが閉じこめられている機体の自爆装置を停止させて二人は生き延びることができた。
そして結局二人は破壊された機体を脱出し、徒歩で戦場からの脱出を試みることになる…。



Mékaの操縦はパイロットとメカニックのペアで行う。操縦席は全球型ホログラムスクリーンの中央にあり、パイロットの身体の動きがそのまま機体に伝えられるという、ジャンボーグA方式(w。しかし自機体イメージやサポート情報等がホログラム表示されているイメージはゲーム的でかっこいいです。
また巨大ロボットMékaが本当に巨大で、操縦席から機外に脱出するだけでも、使用できる脱出ハッチを求めてポセイドン・アドベンチャーのようになってしまうというのは、ユニークでおもしろいと思います。

お話は巨大ロボットから脱出した後、さらに落ち込んだ破壊された施設から外に出たところで続きます。表情のアップや捨てカットを多用してキャラクターの心理描写や間を演出するという、これまでのB.D.には無かった日本マンガ的なレイアウトを試みているのはいいのですが、しかし現在のB.D.の形式でそれをやるとページを消費する割に話が全然進まない(w。
日本のように週刊や月刊連載レベルならわかる、というか「ああ、今回は流してるな」と納得(?)できるんですが。


(2004/08/10)