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The Last Temptation
Neil Gaiman and Michael Zulli
( 2000, Dark Horse)
ロック・ミュージシャン、アリス・クーパーのアルバム"The Last Temptation"でアルバムコンセプトを担当したニール・ゲイマンが、そのコンセプトを元にストーリーを書き、サンドマンシリーズ等でも絵を担当しているマイケル・ズーリと組んだファンタジーコミック。
元々は1994年にクーパーのアルバムと同時にマーベルコミックから刊行されたミニ・シリーズのダークホースからの新版です。
ハロウィーンの前日、町をぶらついていた少年スティーブンは、友人達と共にこれまで見たことの無い通りに迷い込み、そこに建つシアター・オブ・ザ・リアルという名前の古い劇場の前に出た。
劇場の前に立つ少年たちの前に一人の不可思議な興行師が現れ、お前達のうち一人だけ、特別に無料でこれから始まるショー「グランデスト・ギニョール」に招待しようという。
はずみでその招待に応じることになったスティーブンを待っていたのは、思いもかけないショーと、ちっぽけで無意味な人生を送る大人になるより、彼の興行の一員となるなら望みをなんでもかなえてやろうという興行師の申し出る取引だった…。
ティーン・エイジに足を踏み入れようとしている少年の恐れや不安がメインテーマになっていますが、前書きでゲイマン自身が書いているように、レイ・ブラッドベリの「十月はたそがれの国」や「何かが道をやってくる」へのオマージュともいえる、よくまとまったダーク・ファンタジーです。
(2005/08/24)
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