同時多発テロの犠牲者達の追悼を目的とした、アメリカのコミックアーティスト達によるチャリティー・コラボレーション。
チャリティーということで当然全員ノーギャラなので、その分本の値段も安くてお買い得。Vol.1はダークホース、Vol.2はDCが出版元となっています。
作品は一人当たり1〜5ページくらいづつの小品ですが、内容としてはNYPD・FDNYのヒーロー達を讚えるものと、残された人々の喪失感と癒しを描いたもののに大きく二分できます。星条旗ナショナリズムをうたったものは思ったより少ないようでした。
一番の注目はニール・ゲイマンとクリス・バキャロのコンビ。この二人の組み合わせとなれば、デスが出てこないとフアンは納得しません(笑)。
貿易センターで母親を失った少年が、自殺するために昇ったグランド・ゼロを見晴らす古い観覧車の上でデスとデストラクションに出会うというお話。音楽の流れる中、少年を乗せて光り輝く観覧車がゆっくりと回るラストは泣かせます。

「…そして音楽が流れ、ネオンが輝き、観覧車は回る。その頂上から僕は永遠を見わたすことができたような気がした…。」
これ目当てで買ったんです。
(2002/11/10)