100 BULLETS by Brian Azzarello & Eduardo Risso (1999 - : Vertigo/DC)
アメリカ大都市の貧困層とギャング達の世界を舞台にした、ハードボイルド・サスペンスシリーズ。 不可抗力と思える事情で愛する者を失ったり人生を破綻させた者のところに、ある日突然、エージェント・グレイブと名乗る男が現れる。グレイブは彼らが突き落とされた現在の状況には真の責任者がいるということを明確な証拠と共に教える。さらに彼が手渡すアタッシュケースには一丁の拳銃と100発の弾丸が入っていて、この銃弾を使用した者には決して法の追及がおよぶことは無いのだとも告げる…。 シリーズは、法の力では決して果たされることの無い復讐を手助けするという、必殺「セルフサービス」仕置人のような謎の男、グレイブから100発の銃弾を受け取った者たちの人生模様と復讐を描く単発のストーリーと共に、グレイブや背後にある謎の組織「トラスト」の正体をめぐる大きなストーリーが絡み合って展開されていく。 キャラクターがややワンパターンな気もするが、アザレロのストーリーはまずまずの面白さだし(スラングが多くて読みにくいけど)、ミニョーラ風にハイコントラストでシャープなリッソの絵は日本でも受けいれられ易いと思う。 特にリッソの描く男性キャラクターはかなりカッコよし。 現在、TPとしては"First Shot, Last Call"と"Split Second Chance"の2冊が出ている。 (2001/04/30)