Step by Step Ex.01

Part 1. Photoshop用テクスチャブラシの作成
デジカメで撮影した写真を元に、Photoshop用のテクスチャブラシを作成する過程を紹介します。

○デジカメでテクスチャの元となる写真を撮影
植物が密集して生えている写真などをよく使用しますが、モノクロにした時のパターンが問題なので、写っている対象は何でも構いません。

○モノクロに変換後、コントラストを上げて白黒を反転
写真をモノクロモードに変換したら、レベル補正コマンドを使って、画像のコントラストを上げます。

ここでは白黒反転させていますが、そのままで気に入ったパターンが見つかるなら、あえて白黒を反転させる必要はありません。

○気に入ったパターンの部分を投げ縄ツールで囲んでコピー
投げ縄ツールの境界はぼかしておきます。選択範囲の形は、単純な丸形よりも少し不規則な形の方がいいです。

○新規ファイルにペーストし細部を整える
選択範囲をコピー後に新規ファイルを作成すると、自動的にコピーした範囲がちょうど収まるサイズのファイルが作成されます。
ペーストしたら、エッジがはっきりし過ぎている部分などは、エアブラシを使ってぼかしておきます。
○パターンを選択し、新規ブラシを作成
修正が終わったらパターン画像の「全体を選択」して、編集メニューから「ブラシを定義...」を実行すると、ブラシプリセットパレットに新しいブラシが登録されます。

○ブラシのパラメータを設定
まず「散布」オプションをONにして、図のような値にセットしました。

続いて「その他」オプションをONにし、不透明度とインク流量のコントロールを筆圧にセット。
さらに「エアブラシ」オプションもONに設定。
パラメータの値はそのままでは保存されないので、気に入ったブラシができたら、必ず新規ブラシとして登録し直します。

○ブラシの完成

ブラシの色や透明度を変えて繰り返し塗り重ねることで、奥行きのある自然な感じにしあがります。

どのようなテクスチャブラシを作るか、おおよそのイメージを決めてから最初の写真を選ぶわけですが、最終的な仕上がりは実際に作って、試し塗してみないと判りません。
今回は偶然、和紙に墨がにじんだような、いい感じのテクスチャができ上がりました。
何回か試して、気に入ったブラシはストックしておくようにします。

Part 2. Painter用テクスチャの作成

今回作成したようなオリジナルのブラシを使ってPhotoshopで背景を塗り、その上からPainterでキャラクターを描き加えるような手順をとる場合、Painterでも背景に合わせたテクスチャを使用することで、描き加えた部分が背景となじみやすくなりますし、Painter上で背景の一部を修正したりするのも楽です。

○ベースになるテクスチャ画像を描く
Photoshopで250×250ピクセルのモノクロ新規ファイルを開き、全体を上で作成したブラシで塗ってテクスチャのベースになる画像を作ります。

ブラシサイズは小さくしても構いませんが、あまり小さくするとせっかくのテクスチャの細部が見えにくくなってしまいます。
またPainterのテクスチャ(ペーパー)に設定する画像のコントラストは低く抑えたほうが良いようです。

○シームレスパターンを作成
テクスチャ用のベース画像を、繰り返し敷き詰めた時に継ぎ目のないシームレスパターンにします。

まずスクロールフィルタを用いて、縦横125ピクセルずつスクロールさせます。

スタンプツールなどを使って境目の部分が見えないように修正します。
画像の周囲の縁の部分には決して手を加えないように注意。

これで繰り返し敷き詰めた時にも継ぎ目の目立たないシームレスパターンができました。
PDSファイルとして保存しておきます。

○Painterにテクスチャを登録
保存したシームレスパターン画像を、Painterで開きます。
「すべてを選択」した後、ペーパーパレットから「キャプチャー」を選択します。これでPainterに新規テクスチャが登録されました。

パステルチョークなどの筆を使って、テクスチャの感じを確認しておきます。

必要に合わせて、テクスチャのサイズやコントラストを調節して使用します。