第41回:ブラウン管に映ったテレビ画面を表現する
テレビ画像を写真にとると画面に走査線という線が現れます。Photoshopを使ってこの線を再現することで絵にテレビ画面風の効果を加えることができます。
●パターン塗りつぶし機能で走査線のマスクを作成
画面に加える走査線の太さは絵の大きさに合わせて変えることになりますが、今回は10ピクセル幅の走査線を作成しました。 まず横10縦20ピクセルの新規画像を開き半分を黒で塗りつぶしたら「編集→パターンを定義」コマンドで走査線用パターンを登録します。 次に走査線を加えたい絵を開いて新規チャンネルを作成し、全体を「編集→塗りつぶし(内容:パターン)」で塗りつぶせば走査線の縞模様パターンが描かれます。
●走査線を加える画像の下準備
テレビ画面に映っている元画像にもあらかじめ雰囲気を出すための下準備を加えておきます。 まず元画像をコピーしたレイヤーを「風」フィルタを使って横にぶらします(B)。これを下の元画像(A)とスクリーンモードで合成すればにじんだ画像が作られます。 このにじみはゴーストと呼ばれる現象で、電波状態の悪い時にしかみられないのですが、加えたほうがブラウン管らしい雰囲気の出る演出です。
●マスクを使って画像に走査線を加える
にじみを加えた画像全体にノイズを加えて元画像の下準備は完成。そこに1で作成した走査線用のマスクを選択範囲として読み込みます。 選択範囲を2ピクセルほどぼかしてから「明るさ・コントラスト」調整レイヤーを作成すれば選択範囲は自動的にレイヤーマスクに変換さます。 後は画面を見ながら調整レイヤーで明るさを低くすれば、マスクの白い部分だけが暗く変化して全体に走査線の縞模様が現れます。
実際のテレビ画面は蛍光灯のように青みがかった色調に調整されているのが一般的なので、最終的な色補正として「カラーバランス」調整レイヤーを使って全体の色調を青っぽく変更すればテレビ画面の効果は完成。
(2003/03/02)
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