短波受信機のIF帯域幅観測結果 FRMSのUSB-RS232C変換アダプター使用の注意点
| 所有している受信機のIF帯域をFRMSを使って測定した結果を纏めました。 受信機の性能の一つである選択度は中間周波増幅段で決まります。 大昔はIFTを集中的に直列接続したり クリスタルフィルター(シングル構成)を使ったり 或いは十分低い周波数のQ5'erを併用したりして選択度を稼いでいました。 後にメカフィルや複数のクリスタルを使ったフィルターの出現で受信機の選択度は一気に向上しました。 現在では これだけに留まらず低周波段における信号のディジタル処理で更に選択度が良くなっている事は周知の通りでしょう。 ここでは改めて旧型の真空管式の短波受信機の構成の違いと選択度を如何にして良くしてきたかの歴史的背景を探ってみます。少し大袈裟でしょうか? 最初に所謂メカフィルによる選択度向上を実現した例で何れもコリンズ社の受信機ではどうなのでしょう。 メカフィルだけではパスバンド近傍の特性が劣るのとゲインが不足するのでIFTによる増幅段を最低でも二段を併用と言うのが正解ですが。 1.軍用受信機のR-388/URRの場合(シングルクリスタルフィルターをメカフィルに換装したものです) 当時の機器ではIFの周波数が455kHzが多かった中でこの機種は500kHzでローカルの水晶発振の水晶の個数を少なくした設計です。 2.ハムバンド専用の民生用受信機である75S-1の場合(SSB専用のメカフィルだけ実装した初期の受信機ですが) 周波数は455kHzですがこの機種はSSB専用でCWの受信は帯域が広いままでしか出来ませんでした。改造すれば別でその為の仕様書がありました。 3.がちがちの軍用受信機でR-390Aの場合(但しスーパージャンクを再生したもの) 455kHzのメカフィルを2kHz/4kHz/8kHz/16kHzの4個も実装し おまけにシングルクリスタルのフィルターをも併用して1kHz/0.1kHzの狭帯域を実現しています。 4.LCフィルターだけによる受信機でハリクラのSX-117の場合(但し50kHz台のQ5'erを併用) 1650kHzのIFTフィルターと50.75kHzセンターのQ5'erを併用し巧みな回路で三段階の選択度を選択可能としています。 5.ハイフレのクリスタルフィルターを使った受信機でドレークのR-4Cの場合(これも50kHz台のQ5'erを併用) ハイフレーのフィルターを選択可能とした上に50kHz台のQ5'erを兼ねた回路と巧みな構成でパスバンド可変を実現したもの。 6.ハイフレのクリスタルフィルターだけに依存した受信機の例でFT-101ZDの場合 ハイフレのフィルターと同じくハイフレのフィルターを使ったパスバンド可変の回路構成のもの。 7.455kHzのクリスタルフィルターを使った業務用受信機の例で安立のRG17Aの場合 455kHz近辺を含む長中波帯と30MHz迄の短波帯を受信する全半導体受信機でセラミックフィルターとクリスタルフィルターを選択出来ます。 測定ではアンテナ端子に455kHzの信号を印加した場合の例とIFアンプだけの特性も測定しました。 |
| 5 67108864 12800000 0 1 10000000 100000 OFF 90 359 -4 -4 1288 381 319 |
FRMSはパソコンのシリアルポートのCOM1を使う事になっています。 ところが最新のパソコンにはUSBポートは沢山あってもシリアルは装備されていません。MBによっては内部には在りますが外へ出すにはコネクター付きのケーブルが必要です。従って必然的にRS232CをUSB変換して使う事になります。 しかしオリジナルのままではポートが開けません。そこでFRMSのreadmeファイルで指示している様にポート番号を変更する作業が必要です。 readmeファイルではメモ帳でfrms_prmファイルを開いて修正してから となっています。 最初はどの番号のポートか不明でしたが 幾つかテストしてNO.5なら動作する事が分かりました。 左図はそのfrms_prmファイルの中身で 最初の行の5がデフォールトでは1でした。 もっとも幾つかあるUSBポートによっては5でもなく例えば6なら動作する などの状態となります。 尚 使用した変換アダプターはELECOM社のUC-SGTです。 |