フレーム(frame)否定論 frame要素は、XHTML1.1では使えなくなりました。どっちにしろ使いませんが。

フレームの欠点についての前提知識

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フレーム使用の欠点については、これらの文書が良くまとめていると思います。但しこれらはどちらもユーザの視点から見たものであることに注意してください。

文書の価値とフレーム

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ウェブデザイン美学の読者は、既に製作者主体の考えを尊重される方、あるいはそれに興味を持たれた方に限定されていることと思います。

私は、製作者側の視点から、フレームを否定します。

製作者は、自分の作成した文書の価値を高めたいと考えるのが普通です。単一の文書が何の結びつきも無くただ存在しているより、他の文書と密接に、有機的に結び付けば、お互いの価値を高めることが可能です。製作者の目的が、自己表現であるとすれば、これは重要です。

従属関係の逆転

さて、フレームは、文書と文書を結び付けている機構といえるのでしょうか。

ここに主たる文書Aがあります。従たる文書Bは、ナビゲーションを担うコンテンツリストです。当然ながら、文書Bは文書Aに従属するものです。しかしフレームでこれら2つの文書を結び付けた場合、文書Aと文書Bは、文書Cに取り込まれた形で同列に扱われます。「主」は文書Cであって、AでもBでもありません。ブックマークの対象が、文書Cとなることでも明らかです。

空のHTML文書

ところで、この「文書C」とは何者でしょうか。これは空のHTML文書です。中身はありません。外部のHTMLファイルを取り込むためだけに存在する空の文書なのです。そんなものが文書と言えるのかどうかは甚だ疑問です。

この「空HTML文書」は、常に頂上にいて、下々の文書を呼び出し、一つの表示領域に同時に出現させます。それだけなのです。主たる文書Aは、文書Bに自ら結び付く構造をもってはおらず、この「空HTML文書」によって結び付いているように見せられているに過ぎません。

フレームのみに頼る限り、この「空HTML文書」を介さなければ、文書Aは文書Bと結び付くことは出来ないのです

したがって、製作者が主たる文書Aの価値を高めるために、これを文書Bと結び付けることを考えるなら、ユーザに「空HTML文書」たる文書Cを開くことを強要せねばなりません。そんな馬鹿げた話がありますか。

一つ一つの文書は、それぞれ独立したリソースです。それぞれが内部に他の関係文書との結びつきを明示した要素を含んでいるべきです。その要素とはlink要素であり、ハイパーリンクであります。したがって、フレームは、文書間の結びつきを高めるための他の妥当な方法を十分に行った後で、それが無くても何も困らないように使うべきです。そういった方法を取る限り、もはやフレームは必要なくなっている場合が多いでしょう。

フレームに取って代わる者

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前節では、フレームが、各文書単体の価値を高めるものではないことを主張しました。これは言い換えれば、正しく使うならば、文書の価値を低下させることにはならないということにもなります。

最初に紹介したリンク先では、ユーザ側から見たフレームの欠点が挙げられています。しかし同時にフレームには利点があることは明らかです。限定された使い方によっては、ユーザビリティを強化してくれます。したがって、一般には分かりきった結論「時と場合による」に落ち着くわけです。

しかしフレームのような短所を持たず、同等の長所だけを再現できる方法があるならば、もはやフレームは用無しになるわけです。

以下執筆中

類似(?)リソース

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2003-10-15T17:43:01+09:00
Style Sheets vs. Frames as Web Extensions (Alertbox Sidebar) (英語)
スタイルシート vs. フレーム……ちと分が悪いというか比較を間違えていると言うか。レイアウトとしてのフレームを相手にするなら、断然CSSの方が上という話。私はそういう使い方は相手にしません。
フレームは非論理的
さらに抽象的な話。