重要事項と用語

ホームページは見栄えが不定

最終更新
2003-03-31T00:18:50+09:00

HTML という言葉を聞いたことがあるでしょうか。俗に言うホームページは、この構造化言語を使って記述されていることがほとんどです。しかし、HTML では、 ホームページの見栄えを強制することはできないなのです。いやもう現在では、まるで不可能です。

タグという言葉を聞いたことがあるでしょうか。HTMLタグとも呼ばれるように、これは HTML の基礎なのですが、掲示板などでは、この タグを使って文字の色を変えようとしている人も良く見かけます。しかし、決してこのノリでホームページを作ろうとしてはいけません。

HTMLでのホームページデザインを強制できるのは、インターネット利用者(WWW閲覧者)の2割にも満たない、Netscape Navigator や Netscape Communicator の古いバージョン等を使っている方達が閲覧者であった場合に限られます。

9割近いと言われる、InternetExplorer5 または 6 のユーザーは、その設定を変更することによって、HTMLで作られたホームページを自分好みのデザインで表示させることができます。詳しくは当サイト内、ユーザースタイルシートのススメをご覧ください。

では、どうすれば良いのか

つまり、ホームページを誰の目にも自分の思う通りに表示させることは不可能です。私たちにできるのは、文書の構造をしっかり記述しておくことだけです。構造がしっかりしていれば、閲覧者がどのような環境でも分かりやすく表示されるものです。そしてそのような表示は、目的を持った閲覧者にとって読みやすいものになります。HTMLは、文書の基本的な構造を明示ための言語です。

尚、以下では正確を期す為、これ以降はホームページではなくウェブページ、あるいはウェブサイトと表現します。

ホームページは複製される

最終更新
更新はありません

閲覧者に複製する意思がなくとも、ウェブページは複製されます。特別な設定をしない限り、PCのハードディスク等に複製されて一定期間保存されることが多いようです。これは画像なども同様です。一度表示した画像は、次に表示する際に再びインターネットに接続せずとも済むように、PCのハードディスクに一定期間保存されるわけです。

大切なお子さんの画像をウェブサイトで紹介するということは、見ず知らずの他人のPCのハードディスクに(以下略)。

もしそれが気持ち悪いのであれば、当然公開すべきではありません。

最低限、複製されても良いもの、もっと言えば、複製して大いに利用してもらいたいもの、そういったものを公開する気持ちが大切です。

レイアウトや構成、内容を含めた「情報」を一般に公開するということは、それらを元により良いものを作って公開する人を、あるいはそういった態度を歓迎することに他なりません。

なにか完成された「作品」を作って多くの人に向って自慢することが目的ならば、インターネットはそれを行うのに不向きです。なぜなら、利用者側には大きな自由があるからです。閲覧者は一般に、インターネットに公開されたものをプライベートなものと考えてくれません。特に、制作者の事情などとは無縁な初心者、あるいは小中学生は、「公開物」を「公開物」として素直に認識してくれます。

これは何も不思議なことではありません。

企業を批判したことはありませんか? 恐らくあるでしょう。雪印は大いに批判されています。マイクロソフトも良く叩かれています。これはちっとも不自然ではありません。批判している側は、特定の身近な存在を否定しているつもりは毛頭ないからです。さて、ウェブサイトには、こうした「企業」が運営するものもあれば、一個人が運営するものもあります。しかし、それらは一般閲覧者にとっては全く同列に扱われます。もちろん質的評価は違うでしょう。しかし、同じような方法で(リンクを辿る or URLを入力する)同じように表示されるものを、同等の立場の存在であると認識するのは当たり前であり、これを「同列」と表現しました。つまり身近な存在だとは思ってもらえないのです。正確には、身近に感じてもらえるとは限らないといったところでしょうか。

人は身近でないものに対しては「クール」です。積極的に批判を行ったり、公然と真似をします。

ウェブページを公開するということは、複製され、批判され、真似されることを許容するということです。身近な友人に自作の絵を見せびらかすのとは随分と違いがあります。もちろん、複製するな、批判するな、真似するな、と、宣言することはできますが、本質的に無意味です。そのような宣言は、「これらの行為が悪である」という信念から発せられるものだ思います。しかし(ここが大事なのですが)、「それらは決して悪ではない」という全く異なった信念を持っている方もいます。つまり、公開されたウェブページは色々な方が閲覧しています

「複製するな」と宣言してしまった場合、無知を公開していることになりますし、「批判するな」と宣言してしまった場合、批判した側を批判することができませんから、結局、受け入れるか閉鎖するかの2つしか選択肢がなくなってしまいます。そして「真似するな」と宣言してしまった場合、自分は一切真似できませんから、ゼロから自分のオリジナリティを発揮して、ウェブページを作らねばなりません。しかし、私はこの数年、どこかの真似を全くしていないウェブページを見たことがありません。真似だけれどもどこか違った点がある、そういうものがほとんどです。

この節では結論を最初に書きましたが、したがって、「真似」を良い方向に解釈して歓迎するという態度が、ウェブページを公開する上で自然な態度であると思うわけです。色々な人に色々な形で利用してもらいたい、そういう気持ちから生まれたものが、公開される情報その他として相応しいと考えるのであります。

複製されたくない、批判されたくない、真似されたくない、このような制作物を、私は「私物」と呼んで「公開物」と区別しています。つまり私は「私物を公開すべきではない」と言っていますが、そのような堅苦しい考え方では、公開されるものも公開されなくなってしまう、と危惧する方もいると思います。しかし、インターネットに公開されてしまった「私物」は、遅かれ早かれ、公開が停止されてしまうことを、私は経験として知っています。そして、公開が停止される、つまり「URLが死んでしまう」ということは、インターネット(正確にはWWW)にとって非常に大きな損失であると考えているのです。

多くの人に見てもらえるという「力」を僅かなコストで手に入れることができるわけですから、ここで、「では何のために公開するのか」という疑問が生じてしまう方は、その「力」に対してあまり価値を感じていないことになります。仮に何かを公開したとして、「公開してやっているんだ」という認識になるはずです。WWWに対して恩恵を感じないのですから、責任感も生じません。コンテンツの削除が、とんでもない迷惑行為であるとも思えないはずです。せいぜい、閲覧者にちょっと迷惑がかかってしまう、という程度でしょう。しかし「公開してやっていた」のだから、それくらいなんでもないはずだ、そう、思うのでしょう。

しつこいですが、「多くの人に簡単に何かを伝えることができる」ということは、非常に大きな「力」です。そう易々と手に入る力ではありません。当然リスクが伴います。しかし、正しい態度で公開するならば、それはリスクではなくなると、私は言っているのです。私物を公開しないで下さい。

正しい態度

少々胡散臭いのですが、現時点(2002年4月6日現在)で私が正しいと思っている制作態度について書いてみます。はっきり言いますと、WWWには、未完成の何かを、どんどん公開するのが良いと思っています。むしろ、完成品はWWWに相応しくないとさえ思っています(暴言)。発展の余地の乏しいもの、つまり完成品を作ってしまったのならば、それに付加価値を与えて収入を得る道を模索すべきです。理由は2つ。

  1. WWWは無料で何でも手に入るところ、という考え方は危険である
  2. 壊れた歯車は、見るに忍びない

「壊れた歯車」については何度も言語による意識化を試みましたが、どうしてもうまく行かないのでこのままの表現で公開してしまうことにします。誰か代筆してくれる人はいませんか(いません)。

理念

最終更新
更新はありません

WWWは、情報の共有とその有効な活用を目的とする巨大なデータベースであり、知識、経験、考え方などを個人レベル、団体レベルで表現することが可能です。そして、誰もがそれらを利用することが出来ます。

情報の共有とその有効な活用

ウェブページ』にて情報を提供する際、 ハイパーリンク を利用すること(「リンクする」ともいいます)によって他の『ウェブページ』の情報を活用することが出来ます。この技術によって、助け、助けられるのは、WWWの最も重要な特徴のひとつです。情報提供者は、この仕組みを良く理解し、積極的に利用すべきです。

一般的なユーザーエージェントを利用している閲覧者の方は、この『ハイパーテキスト』をマウスでクリックすることでこの単語を説明したページを開くことが出来ます。私は他者が既に公開している文書を利用することによって、用語の説明を省き、伝えたい情報を記述することに専念することが可能になっています。

さて、『無断リンク禁止』や『リンクはトップページにしてください』という主張はこのWWWの利点を損ねかねません。残念なのは、日本ではこのような主張を当たり前だと思っている方が多いことです。

ウェブページを公開する方は、自分の文書等が良くも悪くも利用されることを意識すべきであります。特に、ハイパーリンクによって利用されたくない文書や画像は、公開しないことを強くお勧めします。

高い閲覧性

ウェブページは、誰がどのような環境で閲覧するか分かりません。しかし、標準化団体 W3C の勧告(推奨)する HTML という言語を用いることにより、情報提供者は閲覧者の環境に悩まされる労力を軽減できます。伝えたい情報の中身を最も大切にするならば、W3Cの推奨する(最新の)HTMLで 文書を作成するべきであります。

以上の理念に基づき、以下の文章が執筆されています。

ご安心下さい

最終更新
更新はありません

この講座は、多くの人に伝えたい情報(主に文字媒体で)があり、それらをウェブで公開したい、という方向けになっていますが、そのような明確な目的を持った方々にとって、ウェブページ作成は非常に楽なものです。

用語

最終更新
更新はありません