「こういう形のリンクはご遠慮ください」といった例外はありません。例えば、根拠のない誹謗中傷の文句で以って、当サイトが紹介され、リンクされていたとします。仮に私がその行為に対して何か物申すとすれば、「リンクを切ってください」ではなく、「誹謗中傷は止めてください」と言うでしょう。なんにしろ、リンクには何の罪もありません。ちなみに、「根拠のない誹謗中傷」とわざわざ書いたのは、批判と誹謗中傷を混同している人がいるからです。根拠を示しているものは、誹謗中傷ではありません。言葉を歪曲し、正当な批判を封じ込めようとすることを、これ言論弾圧と言います。
こうして比較してみると明確です。「最低な屑サイト」という誹謗に問題があります。リンクするかしないかは全く関係ありません。ちなみにこの例のように紹介されていた場合、私なら「何故屑サイトなのか書け」と「命令」するでしょう。「リンクを解除せよ」とは絶対に言いません。それは即ち、「紹介するな」という命令に等しいからです。WWWに公開しておきながら「おまえは俺のサイトを紹介するな」と命令する……そんな恥知らずなことは、私にはとてもできません。
もうひとつ気づかれることでしょう。リンクするという行為は、後者のような紹介行為を、WWWの利点を生かして便利な形にしたものに過ぎません。多くのブラウザは「クリックするとジャンプ」という方法で実現していますが、別に「ジャンプ」以外のより便利な方法でリンクを利用できたって良い筈です。
私の場合、その「より便利な方法」の一つとして「フレーム内に表示」があっても良いと考えている、(多分)数少ない「リンク完全自由主義者」です。
フレーム内に表示したからといって、その行為そのものが著作権侵害にはなりません。一部の説に騙されないで下さい。問題となるのは、あたかも自サイトのリソースの一部であるかのように見せかける行為です。
ですから、もしこのサイトのリソースが、フレーム内に表示される形で利用されていたとしても、その行為そのものについて私は何も申しません。何か物申すなら、あたかも自分のサイトのリソースの一部であるかのように見せかける為にフレームを利用されている場合だけでしょう。ただ、Personnelについては著作権を放棄しているつもりなので、このサイトに限ってはそれもあり得ません。が、法律上、著作権は放棄できないことになっていますので油断しないで下さい。
では最後にひとつ問題を出します。ここまで私の主張をご理解頂けたとしたら、簡単に分かる問題です。
「IMG要素のsrc属性を用いて、他所様の画像にリンクするのは間違いか」
ほとんどの人は、このような行為を違法だと言います。実際に多くの場合、確かに違法になるからでしょう。しかしこの行為そのものには問題がありません。問題は、誰が著作権を有しているかが、極めて分かり難いことにあります。そしてこの問題を解決するのは困難ですから、この行為そのものに問題があるという誤謬も止むを得ないと言えるかも知れません。現実的に、そう解釈しておいた方が無難です。
「こういうサイトで、こんな面白い画像を見つけました」といってIMGタグで紹介するという行為は問題が無いんです。ところが、その画像を「作った側」に、画像を公開しているのだという意識が無いものだから、「何勝手に転載してやがるんだ」という話になります。だからやめておいた方が良い、ただそれだけの話です。
世間のあらゆる認識は誤解と偏見で満ちています。しかし、その誤解と偏見に付き合った解を見つけてやることと、正しい認識を得ることは全く異なります。多くの場合、後者は物の役には立ちません。立ちませんが、そういう認識は「応用」が効きます。すぐに役立つけれども応用の効かない解を一生懸命考え、議論するのは所謂「書生」のすることです。
リンクはトップページにお願いしません。どこでもお好きなところにリンクして下さい。
自分の作ったウェブページへのリンクが404 Not Foundになるのが嫌ならば、URLを自ら変更するような失礼な真似をしなければ良いだけではありませんか? 将来のデッドリンクを理由に「トップページへのリンク」を強要する方は、URLの変更がWWWに対して失礼な行為であることを自覚して下さい。WWWは誰のものでもありません。そして、デッドリンクはWWWの信用を貶めます。これが失礼な行為でなくて一体何でしょうか。
その事実に気づけば、もはや「トップページ以外のリンクはお断り」等という文は書けなくなるはずです。事情によりやむを得ずそういうお願いをしなければならないならば、「取るべき態度」というものがあるように思います。
私の場合、過去、ISP側の都合で強制的にサイトのURLを変更させられてしまったことがあります。将来再びこのような不祥事が起らないとも言い切れませんので、転送URLを取得しました。
J-COM@Nethome というISPが信用ならないとお考えの方は、次のURIをご利用くださいますよう、お願いいたします。申しわけありませんが、現在トップページのものしかありません。
日本では、ウェブサイト全体のことを「ホームページ」と呼ぶようです。一閲覧者ならいざ知らず、ウェブページの制作者としてこのような使い方をするのは感心できません。それは何故か。
ウェブサイト全体に「家」を連想させるからです。ウェブサイトに「家」のメタファ(暗喩)を使うのは間違っています。
本当にウェブサイトを自分の「家」にしたいならば、少なくともパスワード等でアクセスを制限しなければなりません。そうしないのであれば、それは何の疑いもなく「公開文書」と見なされます。
ウェブサイトと家が、全く異質のものであると分かったならば、トップページを「玄関」に例えるのも異常だということに気づかれるでしょう。確かに家ならば、訪問者は玄関から入らねば失礼です。しかしウェブサイトは「家」ではありません。独立したウェブページが散在し、それらがあるテーマの元、リンクによって緩やかに結び付いているだけです。必ず通過しなければならない玄関は存在しないのです。
ウェブサイトを「家」にしたいならば取るべき処置がある、と書きました。そういった処置をとったならば、最早「リンクを禁止する」意味はなくなっているはずです。そして、ウェブサイトが家とは違うことに気づけば、トップページ以外のリンクは失礼であるという発想は生まれない筈です。
海外でしばしば使われる「Home page」は、日本の「トップページ」の意味です。この場合のHomeとは、「帰って来るべき場所」。家ではありません。
「クリックすると保存用のダイアログボックスが出てくるファイル」へのリンクは、転載と呼ばれることがあります。しかし転載と呼ばれようが何と呼ばれようが、a要素のhref属性にURIを記述する形のリソースの紹介は、リンクであることに変わりはありません。公開したファイルを紹介する行為には、何の問題も無いはずです。少なくとも当サイトでは、すべてのファイルへのリンクは自由であるという立場を取っています。もちろん、自分の所有するリソースであるかのように見せかける行為は違法ですが、普通にリンクする事に何ら問題はありません(※1)。紹介の仕方が問題です。
ところが、そう思わない方が沢山いらっしゃいますし、その気持ちも分かりますので、当サイトから「クリックすると保存用のダイアログボックスが出てくる他所様のリソース」にはリンクしません。それ以前の問題として、そのような形をとる必要がありませんので(※2)。
※1 htmlへのリンクが自由なのは当たり前、しかし画像等にリンクするのは駄目、という考え方は、同情はできても私は理解することはできません。自分の作成したリソースであるなどと偽らない限り、何も問題ないのではないと考えます。特定のファイルへのリンクが禁止されるとして、何を基準とするのでしょうか。*.html *.cgi *.asp *.xml *.php はOKで、*.gif *.jpg *.png *.js *.css *.lzh *.exe は駄目……。一線はどこにあるのでしょうか。バイナリであるかどうか、ではありませんね。ブラウザに表示されるかどうか、でもありませんね。私がリンクするときに考えるのは、WWW上に公開されたリソースを紹介したい、ただそれだけです。シンプルで分かりやすいとは思いませんか。紹介されたくも無いものは、公開しなければいいのですから、リンクに関してあれやこれや悩む必要もありません。しかし現実的には、「常識」で判断できると思われています。しかしそれは過信というものです。「常識」のない人がいないと、どうして言い切れますか。大切な私物は公開しない。これは私の中で「常識」ですが、そういった自衛に関する「常識」は口にしてはいけないのでしょうか。
※2 しばしば、説明を要する不完全なリソースであることが多く、その説明を含めたHTMLファイル等にリンクするのが妥当と考えるからです。
さて、反論などを頂くたび追記してきたこの文書も、すごい量になってきました。まるで注意書き専門サイトのようです。とはいえ、Personnelは広義のリンク(関係性)について考えるサイトなので、この「リンクについて」はサイトにとって重要なのではないかと思える今日この頃です。それはさておき。
岩波国語辞典(第四版)によれば、「公開」の定義は以下の通りです。
WWW上に、HTML文書、画像、MIDIなどのリソースを置き、誰もが自由にアクセスできる状態にしておくことは、「公開している」と言えるでしょう。
ここで、ある映画を考えてみましょう。映画館へ行き、入場料を払えば誰でもこの映画を観ることが出来るとします。この場合も、「入場料を払わねばならない」という制限つきでこの映画は「公開されている」ことになります。
この両者の間には、どのような違いがあるでしょうか。また、両者に「リンクする」ことに違いが発生するでしょうか。
劇場公開された映画に「リンクする」というのは、聞き慣れない表現かも知れません。この場合のリンクには色々な形式があるでしょう。例えば、この映画は、とある映画雑誌からリンクされているでしょう。映画雑誌には、どこへ行けばこの映画を観ることが出来るかに関する情報が記載されているはずです。これは、映画雑誌がこの映画にリンクしていると言えます。
「そんな馬鹿な」と、思われる方も多いでしょう。何故なら、WWWなら、リンク(アンカー)を「クリック」すれば、即座にその「映画(リソース)」を入手出来るのに対し、この映画雑誌が行ったリンクからは、映画を手に入れることが出来ないからです。
しかし、これはリンクについての大きな誤解です。リンクするという行為は、リソースとリソースとの結び付きを表現しているに過ぎないのです。
このように対比させてみると、違いが明白になってきます。
ウェブにおけるリンクは、WWWブラウザ(User Agent)がその手助けをすることにより、相互のリソース間の移動が極めて容易になっています。これが、実物社会におけるリンクと、WWWにおけるリンクの違いです。そして重要なのは、この「WWWにおけるリンクの優位性」は、WWWの最も大きな特徴の一つであるということです。
すると、無断リンクを禁止するという異常性が浮き彫りになってきます。
貴方は映画館を運営しています。ある映画を上映することにしました。しかし、雑誌などでそれを知ったお客さん方が勝手に映画館に入って来て、勝手に映画を観ることなど許されることではないでしょう。貴方はどうしますか?
WWWにリソースを公開するということは、アクセス制限をかけない限り、このように「勝手に入って来て、勝手に観ていく」事に対して、何ら制限を加えていないことに等しいのです。そして、無断リンクを禁止するという行為は、「許可無くして紹介してはならない」と言っているのに等しいのです。「ブラウザが簡単に連れて行ってしまう」。だからどうしたというのでしょう。それが、WWWの利点です。
劇場公開映画のつもりで、WWWにリソースを置くのならば、アクセス制限をかけるなりして自衛するのは、唯一有効な、当たり前の措置です。
というわけで、私が「ウェブに公開する」と表現した場合、それはアクセス制限をかけていない状態、つまり:
を意図しています。ご了承ください(謎)。
また、ここでの「WWW上のリンク」とはa要素による「参照型リンク」のことで、img要素、frame要素などを用いた「埋め込み型リンク」については、私個人として許可を公言しているに過ぎず、他所様に許可すべきだと主張するつもりは毛頭ありません。
私は、インターネット利用者の誰もが自由に情報を得ることができ、それらの情報が相互に高度な方法で参照し合って価値を高めあっている、この2点によってWWWに惹かれました。要するに高いレベルでの情報の共有が「可能」であり、それに向って進化してゆくものと信じています。
アクセス制限をかけなきゃならないような私物をWWWに撒き散らしては相互参照を拒否し、そして気まぐれでその「私物」をゴミ箱に放り込み(削除、閉鎖)、あまつさえWWWの美しい織物、相互参照を構築しようとする方々を非難して憚らないような人間は自覚無き侵略者だとしか思えません。
面白いリンク集を発見。
文書タイトルが皮肉になっているものの、実質的に無断リンク禁止を批判する目的のリンク集、のようです。うちも載っているということは、相当詳細に調べ上げたリンク集と観て良いような気が(自虐)。ただ:
下記のサイトから当サイトへ許可なくリンクすることを禁止します。
- 無断リンクを禁止しているサイト
- リンクについての強制的な条件を設定しているサイト
- リンク設定の連絡・報告を強制しているサイト
- 「トップページ」以外のページへのリンクを禁止しているサイト
http://www.ii-park.net/~yumika/rink.html より
これはジョークであることを信じたいです。恐らくジョークでしょうが。
このリンク集に載っていないものでは、ウェブサイト公開に当たっての意見一問一答形式がお勧めです。
そしてなんと言ってもオンライン・ハイパーテキストのためのスタイルガイドは必見です。