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牧師 溝上哲朗
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私は5歳と6歳のたった2年間を、教会の幼稚園で楽しく過ごしました。「家から一番近い」という理由だけで、親が選んだようです。卒園したらもう教会には行かなくなってしまいました。子どもの頃からの夢だった小学校の先生になり、同僚として出会った連れ合いと結婚し、すぐに命を授かりました。しかし、連れ合いのいつもの妊婦検診の日、医師から突然に「胎内の子どもさんには重い障碍<ショウガイ>がある」と告げられました。そのとたん、私は我が子の誕生を喜べなくなってしまったのです。私は、自分の醜さ・本当の姿を突きつけられ、どうしようもなく苦しみ続けます。
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そんなどん底の毎日を過ごしていたある日、まったく不思議なことが起こりました。「教会へ行ってみようか」という思いがふっと心に吹き込んできたのです。翌日、連れ合いを連れて20数年ぶりに訪ねた教会で、牧師から聖書の言葉を聴きました。連れ合いの胎に宿る命に「神さまの喜びのまなざし」が注がれているということ、私たち夫婦ではなく、神さまが大切に持ち運ばれる「神さまの変わらない約束」がもう結ばれているということに、心が震えました。そしてその「神さまの喜びのまなざし」と「神さまの変わらない約束」は、我が子の命を喜べないこの私にも、まったく同じように届けられているということを、「そのまま受けていいんだ」と、心底思ったのです。
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神さまのご計画という、今まで思ってもみなかったことが、目の前に立ち現れてきました。この命は28日間の命を輝いて生きて、神さまのもとに帰っていきましたが、私を主イエスのところに連れ戻してくれました。愛されて、ゆるされて、今の私があります。神さまのご計画の道を、みんなと一緒に、このままの姿で歩んでいきます。
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1967年 福岡県久留米市生まれ
1990年 福岡教育大学卒業後、小学校教師として8年間勤める。
1995年 久留米荒木キリスト教会の前身である「安武伝道所」でバプテスマを受ける。
1998年 小学校教師を退職し、当教会の教育館をお借りして、フリースクール「Trip」を開校。
2008年 西南学院大学神学部に入学し、3年間学ぶ。
2011年 当教会牧師として就任。フリースクール「Trip」の働きを続けている。
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