観明寺と寛文の庚申塔
板橋区板橋3-25

当寺は、真言宗豊山派の寺で、如意山観明寺と称します。御本尊は正観世音菩薩です。創建年代は歴応元年(1338)と伝えられていますが、不明です。「新編武蔵風土記稿」には、延宝5年(1677)10月に入寂した慶浄が中興開山とあります。江戸時代、板橋宿の寺として、多くの人々の信仰を集めました。
明治6年、当時の住職照秀和尚は、町の繁栄祈願のために、千葉の成田山新勝寺から不動尊の分身を勘請しました。現在も、出世不動と呼ばれて親しまれています。なお、不動通りの名称は、このお不動様に由来します。
境内に鎮座する稲荷神社は、もと加賀藩下屋敷内に祀つられていた三稲荷の内の一社で、明治になって陸軍造兵廠が建設された際、当寺へ遍座されました。
また参道入口にある庚申塔は、寛文元年(1661)8月にに造立されたもので、青画金剛像が彫られたものとしては、都内最古です。昭和58年度に板橋区の指定有形文化財になりました。

赤門

庚申塔

加賀屋敷稲荷神社
龍の彫刻(左甚五郎)
観明寺案内
山 号 如意山 観明寺
本 尊 正観世音菩薩(区有形文化財指定)
脇本尊 不動明王(通称出世不動尊)
宗 派 真言宗豊山派
総本山 長谷寺 奈良県桜井市初瀬
祖 師 宗 祖  弘法大師(空海)
中 撰  興教大師(覚硯)
派 祖  専誉僧正
開 宗 真言宗は、平安時代初期に弘法大師によって、中国からもたらされ、わが国で開宗されました。
教 え 大日如来を中心とした曼陀羅思想などです。
稲荷神社 もともと加賀屋敷内三稲荷の一社
庚申塔 寛文元年(1661年)青面金剛の像を刻む
都内最古(区有形文化財指定)
赤 門 もともと加賀屋敷内通用門
板橋七福神 恵比寿神
札 所 豊島八十八ケ所 弟八十八番
行 事 不動明王縁日(毎月一日、十五日、二十八日)
節分会(二月三日)