縁切榎
板橋区本町18-9

中山道板橋宿の薄気味悪い名所として旅人に知られていたのがこの縁切榎である。いつの頃からか、この木の下を嫁入りの行列が通ると、必ず不縁になるという信仰が生まれ、徳川家に降嫁の五十宮、楽宮の行列はここを避けて通り、和宮の折には榎を菰で包み、その下を通って板橋本陣に入った。
この伝説の起こりは、初代の榎が槻の木と並んで生えていたため「エンツキ」と言われ、所在地である岩ノ坂を「イヤナサカ」としゃれ、これを縁切りに通わせたする説と、富士に入山した伊藤身禄がこの木の下で妻子と涙の別れをしたからとする説がある。
現在の榎は三代目であるが、この木に祈ると男女の縁が切れるという信仰は今でも続いている。
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