ラ・プラタ河の不思議―水平線が見える大河


夏のシーズンに入る頃,新聞に各ビーチごとに水質の汚染の程度が報道されます。特にモンテビオのいずれのビーチは程度の差はあれ大腸菌が検出されています。前年度より改善されているとの解説ですが,日本では1個でも検出されれば遊泳禁止にされるのですが,水に入って戯れている人々を見るたびに大丈夫かなと心配になります。

  • 洪水と肥沃

  • ラ・プラタ河の上流の隣国のブラジルなどで降った大量の雨が数週間後から徐々に水位が上昇しはじめ,ダムの保全のための放水なども加わってあちこちの低い地域の住宅,農地,牧草地が冠水して被害を受けます。広大な面積が数ヶ月にわたって冠水したままになったりします。余りにも流域が広いため護岸堤防などで防ぐには途方もないことになるのでしょう。ただひたすらに雨がやみ,早く水位が下がることを期待するしかない現状です。上流からの有機物などが堆積してこの土地を肥沃にしたのもこの洪水によるものですが,人間が住みつづける限りこの攻防はいつまでも続くことでしょう。

    このラ・プラタ河に面しているところは肥沃なため農業用地として適しており,各種の農作物が生産されていますし,酪農も盛んに行われています。。特にサルト付近などは柑橘類の生産が盛んです。JICAの果樹保護技術改善計画(1995.3〜2000.2)はサルトにおいて実施中です。
    (井上忠恕 1998/12/12 記)


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    Last update:December 12, 1998