For Israel
 イスラエルを支援する日本市民のウェブ

開設の趣旨

反テロ及び「自律した市民」の形成を目的とする開設者の志向性に基づき、ここにイスラエルを支援する日本市民のウェブを開設します。
現在、日本における中東問題の報道には、とんでもない偏向が数多く見られます。
それは、テロと闘っているイスラエルの側を「悪者」に仕立て上げる一方、残虐極まるパレスチナテロリストによる自爆テロを「弱者のやむにやまれぬ抵抗」として意図的に描き出します。
多少とも「公平」「良心」的な報道であっても、イスラエルとパレスチナとを同列に置いて、「どっちもどっち」「報復の連鎖」などと第三者的で皮相な内容に終始している有様です。
本ウェブの主張は、9−11以後、テロと闘う世界にあってイスラエルこそが最前線でテロと闘っているとの認識を社会に広めようとするものです。
イスラエルは開かれた市民社会であり、私たち日本の社会と同じ側にあります。
同じ自由と民主主義文明の国家が、市民を守るため凶悪なテロと闘っているのです。
私たち日本の市民も心からイスラエルの国家と市民を応援し、自由と民主主義の私たちの文明をテロという「反文明」(山崎正和氏)「開かれた社会の敵」(ポパーの高名な著作タイトルから山内昌之氏による援用)から守るために闘う意識をもちたいと考えます。

2002年10月2日

自律を目指す市民のためのウェブもぜひご覧ください。


イスラエル軍に「殺された」?「平和運動家」レイチェル・コリーの正体

3月17日、イスラエル国防軍によるテロリスト家屋破壊作戦中、ブルドーザーに轢かれた米国人女性活動家が死亡する事故が起こった。
当然、イスラエル政府は「遺憾の意」を表明したが、彼女は「危険な地区に立ち入らないように」との再三の注意を振り切って侵入したものと見られている。
この事故は本来、米国とイスラエルの深刻な外交問題にも発展しかねない問題と思われるが、現在(19日)のところ、さしたる反響はないようである。
もちろん、イラク問題というより大きな緊急課題のせいもあろうが、米国においてもこのコリーという女性の所属団体の正体が知れ渡っているからと判断したほうが適切に思える。
というのも、この団体、「非暴力」を謳ってはいるものの、かなり狂信的な反イスラエル・反ユダヤ主義の「平和」団体らしいからである。
(日本語の文献では、International Solidarity Movement(ISM=国際連帯運動)とは?があり、その本拠はThe International Solidarity Movementである)
ここにあるのはパレスチナの子どもたちの目の前で、彼女が米国国旗らしきもの
を焼いている写真である。
いやはや何とも、大変な「平和」活動家がいたものである。ただただ、異質なものへの憎悪を掻き立てるパレスチナの教育に加担して自分が帰属する米国やイスラエルへの反対を訴える「平和」「活動」。
その正体をこれほど雄弁に語っている写真はなかろう。
更に滑稽なのは日本のトロツキストを名乗る太古左翼(あるいは、「共産趣味者」を名乗る太平楽な無責任市民)連中が、このコリーをさも殉教者のように崇め奉っていることである(四トロ同窓会二次会)。
それにしても、日本の左翼連中の異様なまでの反イスラエル・反ユダヤ主義はいったいどこから起因するのだろうか?
事実を事実として認識しようとせず、初めからただただイスラエル=悪者視しておればそれで問題解決と思い込んでいるようだ。
なお、「反戦・平和」を叫び一見「純情」そうに見える彼らだが、その掲示板では異論に対してすぐ他人の名を騙ってニセの書き込みをしたり、プライバシーを暴露するなどの嫌がらせしか出来ない。
彼らはまだ「暴力革命」の夢を頑迷に捨ててない「ならず者」なのであって、テロリストやイラクなどならず者国家に同調するのも無理からぬことである。引き続いて、市民社会の監視が必要な存在である。

注目の映画

「戦場のピアニスト」
ロマン・ポランスキー監督作品 ポーランド・フランス合作
公開中!

「アーメン」
コスタ・ガブラス監督作品
船橋洋一の世界ブリーフィングで紹介
No,638(週刊朝日2003年2月28日号)
大量虐殺に対する「沈黙と無関心」を問うコスタ・ガブラス監督の「アーメン」
ガブラス監督の言葉
「ヒトラーの迫害の執行人たちは、べつに特殊な人々だったのではない。われわれと同じような普通の人々だった。極端なイデオロギーにはまってしまった人々だ。かつてのスターリン体制の下の人々もそうだったし、いまのイスラム体制の下での人々もそうだ」

第5回イスラエル映画祭開催
3月29日(土)〜31日(月)
会場 国際交流基金フォーラム(東京都港区赤坂2−17−22 赤坂ツインタワー1F)
     地下鉄「溜池山王駅」12番出口すぐ
主な上映作品
  「ブロークン・ウィング」(2002年東京国際映画祭、エルサレム映画祭グランプリ受賞作品)
     29日 15時20分
     30日 18時30分
  「モーメンツ・イスラエル2002」(イスラエルのいまを伝える3分間作品17本のアンソロジー)
     30日 13時
     31日 19時
  シンポジウム「イスラエル映像文化の現在」(入場自由)
     30日 14時30分
入場料 前売1回券 1000円(4回券 3000円)
    当日1回券 1300円

    日イ親善協会会員は当日1回券 800円

問い合わせ先 イスラエル大使館文化部など


フォーブス誌「世界億万長者ランキング」

新しく作られた「君主・独裁者部門」で、パレスチナのアラファトが堂々ランク入り!

     名  前                    国 家             年齢    評価資産
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ファハド・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード  サウジアラビア国王         80歳  200億ドル
スルタン・ハサナル・ボルキア             ブルネイ国王            56歳  110億ドル
ハンス・アダム2世                  リヒテンシュタイン元首       58歳   20億ドル
サダム・フセイン                   イラク大統領            65歳   20億ドル
エリザベス2世                    英国女王              76歳    5億2500万ドル
ヤシル・アラファト                  パレスチナ暫定自治政府議長  73歳    3億ドル
ベアトリックス・ヴィルヘルミナ            オランダ女王            65歳    2億5000万ドル
フィデル・カストロ                  キューバ国家評議会議長       76歳    1億1000万ドル

※評価資産は、英蘭両女王を除いて「少なく見積もって」との注釈つき
日本のパレスチナべったり派連中はこれを見て、どう思うのだろうか?
反戦平和屋の大好きなサダムもちゃんと入ってるし!
連中の「運動」も大金持ちになりたいがためなのかなあ(笑)


日本・イスラエル親善協会機関誌「月刊イスラエル」2003年3・4月号(第36巻3号)
 近藤申一元早稲田大学教授「イスラエル総選挙と新聞報道」など
    「朝日新聞」の異様なまでのイスラエル敵視報道が明らかとされている。
    それにしても「朝日新聞」に象徴される左翼連中は決まって、親パレスチナ・親北朝鮮・反イスラエル・反米である。
    例外はない。

2003年2月号(第36巻2号)
 「対談・人と人による文化の理解を」(駐日イスラエル大使夫人アマリア・リオールさん+女優村松英子さん)
 その他、日本・イスラエル国交樹立50周年記念の相次ぐイベント紹介
   2月1日 午後1時〜3時 府中市立中央文化センター
     15日 午後4時〜   中央区立中央会館(銀座ブロッサム)ホール

2003年1月号(第36巻1号)
 「対談 イスラエルと日本と世界」より
 −−駐日イスラエル大使イツハク・リオール氏に日本・イスラエル親善協会会長神藤耀氏が聞く。
 大使 (前略)イスラエルの存続を認めないことが、全てのパレスチナ問題の原因です。アラブ諸国がイスラエルに安全を与えたならば、豊かなパレスチナ国家が打ち立てられるでしょう。必要なことは、サダト大統領のような人物が現れることです。またはバラク首相のようなパレスチナ人が出ることです。
  しかし、私が何を言おうが、日本のマス・メディアは使い古された慣用句、「イスラエルの侵略」を謳い文句にしています。正すべきはメディアです。イスラエルをスケープゴート(身代わりの犠牲の山羊)にしてもテロの危険から解放されないことに気づかなければなりません。
 神藤 メディアを変える効果的な行動は何でしょうか?
 大使 メディアに手紙を書き、Eメールを送ってください。編集局は送られてきた手紙やメールを全部読んでいるそうです。手紙が影響力をもっています。

村松剛氏の『湾岸戦記』が学研M文庫から復刊!
フセイン政権打倒・イラク解放の戦争が迫るなか、タイムリーな企画です。

株式会社ミルトス発行の隔月刊「みるとす」12月号(通算65号)
 編集部編による「ノーベル賞とユダヤ人」では、ユダヤ人とノーベル賞の関係を考察。世界人口の0.25パーセントにすぎないユダヤ人が、同賞受賞者の20パーセントを占めている、と紹介、しかも受賞は特定分野に限定されず、万遍なく見られるという。
 教育を重視するユダヤ民族の伝統の背景に、世界を知り理解しようとする行為自体に喜びを感じる同民族の特性があると分析している。
 そして、彼らの人類への貢献は明白だが、それに相応しい処遇が国際社会から得られていない現実を指摘、しかし「ユダヤ人は逆境をバネに、創造の道を歩み続けるだろう」と結んでいる。

同誌10月号(通算64号)
 目玉は、眞紀子大臣時代の外務省事務次官・野上義二氏へのインタビュー「国際政治の中での中東」
 わずか5頁ながら、中東問題の歴史と現在、イスラエルとパレスチナ両政権の動向分析、和平の見通し、日本政府の対応などなど、実に鮮明に語られていて感動した。
 日本の外務官僚にもしっかりした人物がいたということである。眞紀子大臣時代には「敵役」だった人だが、報道だけではどういう考えでいるか分からない好例でもあり、自分自身の誤解にも反省する必要があると思った。

日本・イスラエル親善協会機関誌「月刊イスラエル」11・12月号(第35巻10号)
 「ノア・シャニ駐日イスラエル大使に聞く イスラエル経済の現状」など。

国際人権NPO「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」
パレスチナテロ団体による自爆テロを、人間性に反する犯罪と糾弾、170頁に渡る詳細な報告書をまとめた。
詳しくは、こちらへ。

祝! 今年度ノーベル文学賞受賞!
ユダヤ系ハンガリー人イムレ・ケルテース氏(72)がハンガリー作家として初の受賞。ケルテース氏はナチスによる強制収容所での実体験をテーマにした作品で国際的に名高い。
授賞理由は「歴史の残虐なきまぐれに対する個人のはかない体験」を描いた功績。
英語で読めるケルテース作品に、代表作「Kaddish for a Child Not Born」などがある。
ウェブはこちら

祝! 東京国際映画祭グランプリ受賞!
イスラエルのニル・ベルグマン監督作品「ブロークン・ウィング」が、コンペティション部門で東京グランプリ・東京都知事賞に輝いた。
詳しくは、こちらで。

祝! 第29回日本賞グランプリ受賞!
NHK主催による教育番組の国際コンクールで、イスラエル・カルーナフィルム社製作「時について考える」が今年のグランプリに輝いた。
詳しくは、こちらへ。


★中東問題に関する、お薦めのネットジャーナリズムには、MidEastTruthWorldNetDailyがある。これらによって、日本の既成メディアが伝えない公正な中東情勢を知ることが大事である。
米国のメディアもCNNに見られるごとく、あまり信用できない。ここでは一つだけ、Commentaryを挙げておく。
現地からの声としては、イスラエルを代表する英字紙「エルサレムポスト」インターネット版や、「ハ・アーレツ」イスラエル国営放送がある。
国際キリスト教団体による現地からのニュースInternational Christian Embassy Jerusalemも貴重。
また、文字通り現地の空気まで伝えてくれるのが、西の壁ライブだ。

★日本語でのイスラエル情報としては、もちろんまずイスラエル大使館だろう。
ユダヤ民族の歴史から、最新のイスラエル情報とニュース、国内のイスラエル関連イベントまでを知ることが出来るが、やや更新が間遠なのが欠点だ。
旅行案内なら、イスラエル政府観光局公認・協賛のイスラエル公式サイトがある。
「聖書」やユダヤ教など、イスラエル関連の定評ある版元株式会社ミルトスのホームページ。 同社発行の隔月刊雑誌「みるとす」は格好のイスラエル情報誌。 イスラエルへの旅行気分を味わいたいならイスラエル写真館
イスラエル紀行Israel Noteなどでも、イスラエルの地形・風土・歴史への総合的な理解が得られる。

★日本の報道は特定の立場から特定の図式でもって裁断する傾向があるのでまったく信用できない。重要な情報が隠されたり、事実を歪めて報道する場合がほとんどだ。
なかで比較的まともなのが、世界日報 中東・北アフリカ
その逆でひどい典型は「朝日新聞」である。中東史そのものへの理解が狂っていて、意図的にパレスチナテロリスト擁護、反イスラエル・反ユダヤ主義の立場で報道する悪辣極まるメディアであると言わざるを得ない。
具体例としては、ヤフー掲示板検索で、「朝日トビ」中心に活躍されているojin_8823さんの書き込みを検索、味読してみて欲しい。
またジェニン「虐殺」デッチ上げに関しては、こちらを参照のこと。 ・・・と、これだけではいかにも他人任せの怠慢なので、私が見つけた恐るべき例として、「ザ・スクープ」を紹介しておく。
これは一部で「良識の社会派番組」と讃えられているものの、今年3月23日には、日本赤軍の凶悪極まる殺人テロリスト岡本公三を賛美する「インタビュー」を放映した。この番組では(著作権などクリアした場合)すべてネットで流しているにも関わらず、この日の分だけは流せない理由がふるっている。

>ひとつだけ事情の一端を申し上げるとすれば、「インターネットは世界中どこでも見ることができる」 ということです。
>もうひとこと付け加えるならば、「ある国のある人々に動画を見られること」への憂慮です。

それならそもそも殺人鬼を賛美するような反社会的な番組など放映しなければよさそうなものであるが、それはさておき、はて「ある国のある人々」とは、いったいどこの国のどの人々を指すのだろうか?
誰にも明白ではなかろうか。
ここに「テレビ朝日」ないし「朝日新聞」の危険極まりない反ユダヤ主義の本質が露骨に鮮明に表明されている。

★反イスラエル・親パレスチナテロリストの姿勢は「朝日新聞」「テレビ朝日」だけではなく、「毎日新聞」「TBS」も同様だ。
ジェニン「虐殺」はパレスチナ側のデマキャンペーンであったことは、国連報告でも最終的に明らかになったこと。ところが、8月2日付「毎日新聞」では、

>国連報告書:ジェニン事件 イスラエルの「虐殺、証明できず」

 と見出しをつけ、「虐殺」があったことを前提にして、「証明」できてないだけ、というなんとも露骨な意図的世論誘導を行っているのである。
これでは、まるでパレスチナの広報紙ではないか。
イスラエルに批判的なことで知られるアムネスティ・インターナショナルでさえ、パレスチナ武装組織は民間人の殺害を止めよ(アムネスティ発表国際ニュース・2002年7月11日)を発表している。
しかし、日本のメディアはこのことをほとんど報道せず、日本の親パレスチナ団体も無視したままだ。
9.11テロの際、「喜ぶパレスチナ人」の映像を延々と流したTBSは、おそらく最も悪質な反イスラエル報道局と言えよう。
オウム事件の際、坂本弁護士一家殺戮に加担したと取られても仕方ない行為があったことは、記憶に新しいが、一貫してテロには融和的な姿勢を取っている。

★そうした日本の偏向メディア批判をメインテーマとして開設されているのが、メディアに出ないパレスチナ 彼らは本当に被害者か?である。
これを読むと、中東問題での偏向報道は日本だけの特殊現象ではなく、世界のメディアに多かれ少なかれ見られるもののようだ。
ここでは、偏向是正を呼びかける国際署名なども紹介している。
また、同ウェブではトップページにて、ユダヤ民族の歴史やユダヤ文化、イスラエルの歴史と現在の中東情勢全般に渡ってのネット上のソースの見取り図が示されていて、大変便利だ。
特に、このウェブで読める「カホール・ラバン エッセイ集 イスラエル在住邦人の視点から」は現地在住の非宗教者の方からの得がたい情報、貴重な体験談で、中東問題への私たちの認識の視野を広げてくれる。

★既成メディアの偏向に負けない日本のネットジャーナリズムでは、メルマガ「イスラエル・ニュース」を発刊するシオンとの架け橋が代表格だ。
ロゴス・ミニストリーのウェブに掲載されている「イスラエルニュース」は現地在住の人によるホットな情報と意見の発信が読める。 10月下旬号では、イスラエルとパレスチナの犠牲者数を分析、民間人女性の死者数でイスラエルがパレスチナを大幅に上回っているという統計資料を紹介している。これだけ見ても、イスラエルの反撃が市民の犠牲を最大限避ける配慮のもとなされているのに対して、パレスチナテロリストの野蛮なテロがイスラエル市民そのものを標的としてなされているという構図がまともな人間なら理解できよう。
日本の親パレスチナ派(左翼、自称「市民派」、エセヒューマニスト団体)が如何に(善意に解釈して)「誤解」にもとづく中東認識でいるか、いい加減事実をよく見てもらいたいものだ。
他にもイスラエルを支援するキリスト教団体による現地からの報告も含めた最新の情報発信が、ブリッジス・フォー・ピース・ジャパンや、HANA−GUMIホームページで読める。
中東の和平を祈る(キリストの幕屋ホームページ)では、メディアの偏向批判や、中東問題の真実を明らかにする、よりパースペクティブの広い骨太の講演・論文を収める。
ほかに、イスラエル・パレスティナ最新情報イスラエル通信などがある。

★イスラエル現地のIsrael Emergency Solidarity Fundは、自爆テロ犠牲者救済のための国際的活動を行う。国際的な草の根市民によるテロ犠牲者遺族への支援を呼びかけているが、残虐なテロに関する詳細なレポートも含まれる。
Israel/Palestine Center for Research and Informationはイスラエルとパレスチナの平和を探る研究団体。

★イスラエルで出されている本についての情報ならThe Israel Virtual Bookstoreへ行ってみよう。音楽については、Jewish Music.comIsrael Song。イスラエルワインなら、Carmel社、日本にあるイスラエル料理店「シャマイム」の紹介、イスラエルのフォークダンスを愛好する人たちのウェブもある。
イスラエル・ハイテク情報が、ハイテク先進国イスラエルの現状を伝え、イスラエル視察報告は少し古いが、技術産業の領域で日本が学ぶべきイスラエルへの批判的考察として貴重。
ヘブライ語学習なら、通信教育の案内メルカズ・タル・オロットがあり、英文だが、オンライン学習講座もある。
日本・イスラエル親善協会にはウェブで入会案内がある。同協会は「月刊イスラエル」の刊行のほか、各種講演会や、日本に住むイスラエル人との交流会などを開催している。

★日本人として誇りの杉原千畝記念館もぜひ覗いてみたい。
大正出版は千畝関係の書籍を多く出している版元だが、そのウェブの中に杉原千畝研究会がある。現在焦点となっているのは、この8月になされた幸子夫人による清水書院への提訴(同版元が1998年に刊行した、ヒレル・レビン著 諏訪澄・篠輝久監修・訳『千畝』が杉原氏についての曲解を多く含んでいる)。
日本でも極右勢力が杉原氏の業績をことさらに矮小化し、国家の方針と矛盾しないかのごとく歴史修正を試みていることは周知の事実だが、原著者は米国の大学教授。ここにも「敵の味方は敵」で、ユダヤ人を救った杉原氏を「敵」とする反ユダヤ主義的発想がないのだろうか?
ホロコースト記念館(広島)は世界のホロコースト関連博物館へのリンクを含む。

★残念ながら「反イスラエル・親パレスチナ」を叫ぶ団体・個人は日本に無数にいる。
その多くが、70年代に端を発する「ラディカリズム」をいまだに信奉する古色蒼然たる左翼であるが、「市民」を僭称し、「善意」を装って、「被害者」パレスチナ「人民」支援を呼びかける体裁を取っているから単純な人たちは騙されてしまう。
ましてや日本のメディアの多くが古色蒼然たる左翼の浸透を受けている現状では、垂れ流される偏向報道を批判的に読み解くことの出来る市民は少数でしかない。
パレスチナ支援・抗議のメール、署名、行動の呼びかけや、パレスチナ子どものキャンペーンイスラエルは虐殺を止めろ インティファーダ連帯パレスチナ 反占領・平和の闘いなどといった凶悪なテロ支援団体には市民の監視の目が必要だ。
また、何やらものものしいネーミングの広範な国民連合もかなり悪辣な反イスラエル宣伝を行っている。

★ここで少し、ネットで読むことの出来るイスラエルに関する論文を紹介しておこう。
大学の紀要掲載の論文鈴木元子「異文化交流ー「聖書の民」ユダヤ民族ー」は、客観的公正なユダヤ人・ユダヤ文化入門。
現在の中東情勢に関しては、財団法人日本国際問題研究所による「今後のわが国の対中東和平政策について(提言)」(2002年7月26日)PDF版は貴重な提言であることは認められる。
ただ、日本社会の大方のスタンスである、イスラエルとパレスチナテロリストとを同列に見る傾向をいまだ拭い去ってない点が問題であり、そうである以上、いくら良心的な立場からのものであったとしても、現実的かどうかの疑問は残る。
中東問題の本質は、イスラエルがあくまでパレスチナとの平和共存を目的としているのに対し、パレスチナテロリストの目的がイスラエル国家の破壊だという点だろう。
そして、パレスチナ自治政府がテロリストの活動を支えていることが問題なのであり、パレスチナ自治政府が自らテロリスト組織を根絶し、自らを反テロ勢力へと高めること抜きに、イスラエルとの和平はあり得ない。
在米ジャーナリスト徳留絹枝氏による「ユダヤ系米国人の中東情勢観」(2002年6月25日付)の「テロ行為と自衛行為に同等の道義性なし 注目されるブッシュ大統領の新・和平構想」を味読する必要がある。
岡崎久彦氏の「イスラエルの危機 戦前の日本を想起」(読売新聞朝刊「地球を読む」2002年5月13日)は決して反イスラエルの観点からのものではなく、むしろ善意からのものと見ていい。
ではあるが、満州とイスラエルとを比べるなど、基本的な視点におかしなところがある。
案の定、社団法人・日本イスラエル親善協会会長神藤燿氏による批判、「岡崎久彦著「イスラエルの危機」への批判」がなされた。
中東の政治問題がメインのウェブではないが、ニューヨークの閑人氏による「別の視野からみたパレスチナ紛争」でも、日本メディアの偏向ぶりが批判されている。
イスラエル支援の動きとしては、宗教者によるものが目立っており、中でもキリスト教団体が眼につく。
宗教にはさほど詳しくなく、ましてや現代の各宗派の動きなどはかいもく理解できない開設者からすれば、宗教者などは左翼と同様に狂信者に近いのではないか、との偏見もあるが、イスラエル現地からの声を読んでもリアルな状況認識が感じ取れるものが多い。
特定イデオロギーでもって現実を見る眼を曇らされている一部ジャーナリストや研究者は爪の垢でも煎じて飲んでもらいたいものだ。
フランシスコ会 日本管区中の、春山勝美神父による「エルサレム通信」での主張

「日本では、「有事法制法」が問題になっているようですが、これまでのような戦争を想定しているとしたら、時代遅れではないでしょうか。迫り来る敵は「特定の国」ではなく、姿を見せないテロリストです。人間が世紀をかけて獲得し、確立した個人の基本的権利を互いに認め合う現代の豊かな市民社会に潜み、保護されながら、攻撃してくる敵だと思うのですが」

は至言であろう。


★ここで、いくつかお薦めの入門書などを紹介。

ユダヤ=イスラエル関係文献に関しても、文化・思想・芸術から最近の政治状況まで豊富なリストを網羅するサイトがすでにいくつかあるので、ここで屋上屋を重ねてもしかたない。
そこで、開設者が知りえた範囲で、ごくごく重要だと思う書物を紹介するにとどめたい。
滝川義人氏の『ユダヤ解読のキーワード』(新潮選書・1998年)がユダヤ・イスラエル全般について、概括的な知識を得るにふさわしい入門書となっている。
特に、現代日本における反ユダヤ主義の流れの一つとして左翼のそれを挙げている点に注目しておこう。左翼が「抑圧される側の味方」「歴史の真実の代弁者」という捉え方は、中東問題に関してははっきり嘘であると見抜きたいものである。
この信頼できる著者の訳になるのが、ジョーン・ピーターズ『ユダヤ人は有史以来 パレスチナ紛争の根源』(サイマル出版会・1988年)だ。日本だけでなく世界の偏向メディアによって植えつけられた「中東問題の常識」を覆す、オールラウンドなユダヤ=イスラエル入門書である。
雑誌「みるとす」に「随想」を連載している女優の村松英子さんのお兄さん村松剛氏は、おそらく戦後日本知識人で唯一の?イスラエルびいきだったと個人的には思っている。氏の著作は、言うまでもなく今日でも十分読むべき内容を多く含んでいる。
氏の仕事は没後、「全集」「著作集」といった形でついにまとめられる機会がなく、今日では埋もれてしまったように見えるのが残念でならない。生前は世間的には「右派」系知識人として「分類」されたことが祟ったのか、惜しいことだが、古書店などで丹念に探せば、重要書は入手可能。
とりわけ中公新書の『ユダヤ人 迫害・放浪・建国』と、中公文庫の『血と砂と祈り 中東の現代史』が必読。
個人的には、国家と市民のあるべきすがたを、ユダヤ民族とイスラエル国に見出したのが、氏の親イスラエルの契機だったのだろうと勝手に考えているが、村松剛論はいずれ稿を改めて。
現代イスラエルの作家として最も翻訳の多いのがマイケル・バー=ゾウハーである。一時期、その国際スパイ・謀略小説が次々と翻訳され、私なども手に汗握って読みふけった経験がある。
ナチス時代のユダヤ人の運命や、イスラエル独立運動などに材を採った作品で、エンターテインメントながら読者にそうした歴史への関心を抱かせた功績大である。もっとも、日本でも一部紹介されているように、氏の仕事にはノンフィクションもあり、確かベングリオンの伝記なども書いていたはず。
もっとそうした作品の日本への翻訳紹介も期待したいが、昨今の状況では難しいかも。
映画では、「栄光への脱出」をぜひ観て欲しい。イスラエル建国をテーマにした感動大作で、ポール・ニューマンのデビュー作、サントラも有名だ。
同じく独立運動を描いたものとしては、D・ラピエール&L・コリンズ共著 村松剛訳『おおエルサレム!』(早川文庫・1980年)がある(個人的にはあまり面白くなく、退屈だった記憶しかないが(苦笑))。


日本と中東との関わりについての雑言

現地からの報道などを読むと自爆テロのひどい状況に、人間として怒り苦しみ、イスラエル市民と心から連帯したいと思う。
同時に、そうした面をほとんど報道しない日本の既成メディアのあり方には恐ろしさを感じざるを得ない。
日本のメディアはいったいどういう人たちによって担われているのか。
また、「パレスチナ支援」を叫び、イスラエル市民の犠牲は何とも思わない自称「正義の味方」である自称「市民派」や、左翼諸集団の無知と傲慢、非人間性にも改めて怒りを禁じえない。
しかし、そうした悲惨な大状況に立ち向かう良心と良識をもった無数の無名の市民の活動があることもまた確認できよう。
歴史をつくるのはそうした市民の動きであることを信じて、私もその輪のなかに加わるべく今後も努力を続けたい。

日本の知的社会の悲惨さは、池内恵『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書・2002年)でも読み取ることが出来る。
氏が、「朝日新聞」6月13日夕刊文化欄でも触れているように、

日本の論壇には、「アラブ」や「イスラーム」といった対象を観念的に想定し、日本あるいは「近代」の支配的制度を批判する根拠を求めたり、思想的行き詰まりの打開策を期待するといった、自己の願望を投影する傾向がある。

これは日本「知識人」の通性と言えよう。
日本のアラブ・イスラム研究者は、(山内昌之氏や、まだ若いこの池内氏など一部の例外を除き)大部分が反米・反イスラエル・反ユダヤ主義の立場に立っていると言って過言ではない。
そうした風土が、筑波大学助教授だった五十嵐一氏暗殺事件を風化させてしまったのである。
そもそも日本とイスラエルとの関係の原点は、あのロッド空港襲撃事件だった。
ちなみに、あのテロ事件の唯一の生き残りで現在パレスチナ・アラブの「英雄」たる岡本公三に象徴される、いかにも日本人的な反知性主義を、故村松剛氏が紹介している(『血と砂と祈り 中東の現代史』中公文庫)。
村松氏によると、岡本は映画「栄光への脱出」に感動して、反イスラエルの「闘士」になったということである。
しかしながら、この映画の内容はイスラエル建国の戦いを史実に踏まえ英雄的に描いたものである(オットー・プレミンジャー監督、ポール・ニューマン、エヴァ・マリー・セイント主演、1960年)。
イスラエル讃美の映画に感動して、反イスラエルになることのナンセンスさについて多言は無用だろう。こういう狂気に、常識はもはや適用されない。
日本は、70年代に世界がテロリストと闘っている最中、「日本赤軍」ハイジャック犯の要求に応じて、凶悪テロ組織にテロ実行のための資金と「人材」を提供してさし上げたこともあった。準「テロ支援国家」として、世界中から指弾され笑い者にされたあの恥ずかしい行為を私たちの国家は、そして私たち市民もきちんと反省したのであろうか。
一部メディアはいまだ岡本公三をアラブ・パレスチナ同様「英雄」視しているし、「よど号」ハイジャック犯一味も9.17小泉訪朝以前には「英雄」視して報道する向きもあったのである。
9.11のアルカイダによるテロをオウム真理教と比べる見方がある。テロ支援派はそのようには見ないであろうが、ここにこそ本質を突いた目があると言うべきだろう。
いまにして思えば、オウムによるあのテロは今日を予見させる先駆的なものだったと言える。
ビンラディン率いるアルカイダと、麻原率いるオウム真理教には明らかな共通点がある。
このように見ると日本の状況と中東での狂気のテロとは案外共通する部分が多いことに気づく。
ことは、報道の歪みだけの問題ではないのである。
私たち日本の市民が日本社会の現状をどのように乗り越え、より開かれた市民社会を形成していくか、問題はそこにある。