葛葉川
本谷 (丹沢) ’92/8/2
曇り一時小雨 渡部・斉藤 記=斉藤
草野球の試合中止のため、急きょ中央高速を飛ばし入渓。
時折晴れ間も見えたが、それほど良い天気でもない。
私は渡部に誘われるままに初めての沢登りに向かっているのだが、自分の持ち物といえば「上州屋」で買った「あゆタビ」のみ、どんなことになるのかまるで想像もつかなかった。
沢の取り付きは、何か住宅街の中をちょっと抜けたところで、ジャージにタビの変なイデタチで、車を置き歩き出す。
しかし、この「タビ」というのはなかなか快適だ。
舗装道路をしばらく歩き、平行して流れている沢に降り立つ。
私は水の流れを前に、どこを歩くのかと渡部に聞いた。
「ここ」
・・・・・・・・。
いよいよ遡行開始だ!
とそこに5mほどの垂直の壁…たじろぐ二人。どうやって上るのか、こんな垂直な滝。
巻くしかないと、右岸の傾斜を上ってみると、そこにはまだ、舗装道路があり、家族でバーベキューをやっている。…楽しそうだ。
まだ入渓点は先だったのだ。
たのしげにバーベキューをしている家族に笑われているような気分の中、変なかっこでしばらく林道を歩き、また沢に下りる。
今度こそ、遡行開始だ、しかし素人二人、丹沢のもろい滝をヒーコラ言いながら、何とか高度を上げて行く。
天気も比較的落ち着いてきて、途中、見晴らしの良いところで昼食を摂取、再び登りだす。
途中何人かの沢登の人に追い越されながら、やっと原頭部にたどり着く、かなりガレていて落石に注意しながら、右岸の泥壁を攀じ登り登山道に飛び出した。
三ノ塔の避難小屋で暖かいココアをのみ、下山する。
帰りは雨のぱらつく中、へとへとになりながら車にたどり着く。
実はこれを今(98年)、当時を思い出しながら書いているのだが、もちろん細かい記録など取っていなかったし、これしか思い出せないのだが、(今でもそうだが)これが私の沢登りの第一歩であった。
このころ渡部も2.3の沢を経験しているだけで、二人ともど素人で危険な登攀をしていた。
ちなみに、最初の垂直な滝は、堰堤だった。
(4日後に長男、陸が生まれる。)
タイム
入渓:お昼前/下山:暗くなる頃
|