|
矢沢 軍刀利沢(奥多摩 南秋川) '04/4/18
渡部・斉藤・河西・藤井 記=河西
晴れ
すみ放幹部に関する考察山行
最近、記憶がさだかでない時がたびたびあります。最近ではこんなことがありました。朝トイレを使用したのですが、家を出た後でなぜかトイレの水を流した記憶だけがぽっかりとないのです。一人暮らしならまだしも、今ルームシェアリング状態のうえ、あんまり交流のない新人がいるのに....。「信じられないっ。人間失格ですっ。に・ん・げ・ん・し・っ・か・く!」と言われそうでヒヤヒヤしましたが、よく分からないんですがたぶん何気ない一連の行動で流していたようです。そう願いたいものです....。
そんな前振りですが、今回行った軍刀利沢も細かい点はほとんど覚えてません。なぜなのでしょう?脳がやられているとしか思えません。覚えている事だけを羅列したら、ほんの数行で終わってしまいますがいいでしょうか?
今回は、すみ放に入りたいという崇高な志をもったフジイサンに、我々のすごさを思い知らせる為今年初の沢に行く事になったのです・・・・今年初ですけどね。
フジイサンは朝我々の電話で起きた後、二度寝したため遅刻しました。ちょっとダメな人かもしれない....。そんな期待をもたせてくれます。
今日は非常に天気に恵まれました。車を止め、意気揚々と支度を始めます。「忘れ物ないねー」と準備も終盤にかかったころ、「ウィスキーがないっ!!」と斉藤さん。「な、なにおぉぉぉ!」
引きこもりを肩書き代わりにしている渡部さんは実は少しアル中の気もあるらしく、酒がないと聞いただけで手に震えが来ています。あ、そういえば渡部さんが久々にすみ放山行に参加しています。よかったですね。でも、それでいいのですか?
「みゆきちゃんに電話してみろよ、家に置いてあるか確認しろよ。したとこでどうすんだよ。買いに行ってこいよ。」と矢継ぎ早にねちこく責め立てます。でも、ないものはないのです。
「酒がないなら、沢なんてのぼんな〜い。だって、意味ないしぃ〜。」と言い出さないうちにそそくさと出発します。
軍刀利は谷が開けて明るく、また新緑がなんともいえない色を放っています。そんなに大きくはないのですが、3mくらいの滝がいくつかあり安全を考えてザイルをだします。フジイサンは沢での歩きはおぼつかないのですが、それは初めての沢です。きっと自分もこんなだったんだろなぁとなにかにつけて感慨深いものでした。
斉藤さんが沢の言葉とかいろんな事を懇切丁寧に指導してます。でも、時々酒がないとぼやきます。忘れたのは自分なのに...。
私は私で釜の右岸をへつろうとしたのですが足場がなくウロウロぶら下がっていたらとうとう落ちて腰まで水につかってしまいました。初落ちです。下手に長くぶら下がってると、落ちる確立は数段増すのです。それにしても四月とは言え水はかなり冷たいものでした。そのまま滝を登ろうとしたのですが、滝の途中で寒さで震えが来て落ちたらやだなぁと思うほどでした。
また、こんな事もありました。2mもないのですが、ちょっとかぶり気味の滝をあご先で「行け」と指示をだす人がいて、水がかかるから嫌だといっているのに「行け」といいます。時間がかかりましたがなんとか登りました。しかし当の本人が登る時には「僕にも手貸してぇ」と楽をしていましたね。ずるいと思いました。あなた、私より手足長いでしょ?フジイサンはどう思ったのでしょうか?こんなことで、「まったくこの人たちには、あったまくるんだよね〜。」といちいち不快な表情をしてしまう私が、了見の狭い人間なのでしょうか?
昼ご飯を食べていると、幹部二人は焚き火を始めました。昼間の焚き火ってあんまり意味ない気がしたのですが、火に飢えているのでしょうか?火事があると一目散に現場に駆けつけるタイプなのでしょうか?
この後は高目の滝が続いたような気がします。高巻きを何回かしました。ロープがぶら下がった左岸の巻きはちょっとしょっぱかったです。フジイサンが、「わたし、実は高所恐怖症かも....」とつぶやいた時は、ヒヤッとしました。ここで一歩も動けなくなったら一生ここで生活しなければなりません。ここまで一緒に来た責任を負い、私達は一週間交代で食料を届けに来なくてならないかもしれないからです。....ありえませんが。
結局、思ってたより高いとこが苦手だっただけのようで大丈夫でした。
さいごのほうで、ヘツリ大会をやりました。釜があり、左壁は楽勝のヘツリができそうなのですがここは敢えて右で勝負をしました。ジャンケンで順番を決めます。
 一番手の渡部さんは、ここでようやく代表の貫禄を見せつけヘツリきります。
二番手カワニシも、ま二番手ですし幹部候補としての意地を見せヘツリきりました。でも、腕はパンパンにはっていました。
三番手フジイは最初の取り付きを結構しんどかったのにスイスイきてやるじゃないと思わせましたが、ちょうど真ん中の足場のないところで落ちました。でも、これクリアされたら斉藤さんはメンツ丸つぶれでした。そうです。斉藤さんもちょうど同じ場所で落ちたのです。さんざんみんなで野次を飛ばしたせいもあるかもしれないんですが、落ちました。落ちたんです。滑落君は今年も健在です。その時のあの姿、写真に撮っておきたかった....。よほど悔しかったのでしょう、もう一度チャレンジしたのですが、やはり落ちました....。
だんだん水量が減り、詰めに入ります。ふかふかの落ち葉で埋まった谷でした。歩きよさそうに見えましたが、滑ったり下に岩があるのがわからず思ったより歩きにくいものでした。
フジイサンは細こいのですが案外登りに強いようで、渡部さんをおいて三人で先に進みました。やるな、フジイ。バックパッカーをやっていただけの事はある。
稜線近くにカタクリが咲いていました。薮こぎもなく、傾斜が急なだけで比較的短い詰めでした。
頂上でビールをあけ、少し霞んだ里を眺め下山しました。
フジイサンはこんなすみ放をどう思ったのでしょうか?これでいいのでしょうか?
|