●住民票の話しトップへ

★元市民課職員の危ない話★
●ホームへ
▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲
誰も教えてくれない住民票の話
▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲

<<<<<<<<< 戸籍謄本と住民票謄本 >>>>>>>>>

 ここでは根本的な住民票のお話をしようと思います。と、その前に、住所と本籍はまったく別のもので、住所は住民票に、戸籍関係は戸籍に記載されているというように、住所と戸籍をはっきり分けて考えるとわかりやすいです。 

 最初から、少し専門的な話題ですが、戸籍は、筆頭者をはじめとして、その戸籍にいる人全員で1つの単位となっています。たとえば、夫婦に子供が2人いれば、4人全員で1つの単位、1つの戸籍というわけです。

転出届、転入届、転居届、世帯変更届など住民票移動関係の手続についてはこちらをどうぞ。
 

■住所変更手続きの実際

 それに対して、住民票は1人(個人)が 1つの単位なのです。ここに大きな違いがあります。ただ、その個人個人の住民票は、1つの世帯ごとに編成されています。

 「謄本」とは、全部を写したものです。その戸籍に4人いれば、4人全員載っているのが「戸籍謄本」です。そして、「抄本」は、全部ではなく1部を写したもので、通常は1人分のものが「戸籍抄本」です。

 住民票は、1人で1つの単位ですから、謄本も抄本も同じということになり、厳密にいえば「住民票謄本」、「住民票抄本」という言葉は存在しません。でも、住民票は、世帯ごとに編成されているので、「世帯全員の住民票」というものを交付できます。それに、当然のごとくその人「個人の住民票」も発行できます。そこで、俗に、世帯全員の住民票を、「住民票謄本」、個人の住民票を「住民票抄本」という場合があります。住民基本台帳には、このような言葉はないのですが、「戸籍謄本」、「戸籍抄本」と並んで、「住民票謄本」、「住民票抄本」という言葉も一般的によく使われています。

 市民課職員だった頃、窓口でよく「抄本が欲しいのですが」と聞かれました。厳密にそのまま受け取れば、抄本というのは、戸籍抄本(除籍抄本もあるが、現実的にはあまり考えられない)しかなく、戸籍抄本を交付すれば良いように思われますが、件数的に戸籍抄本より住民票のほうが数が多いので、確かめざるを得なかったのです。「戸籍抄本ですか?それとも住民票抄本ですか?」と。その時に、「あら、どっちなのかしら? 抄本とだけ言われて来たのよ」ということだと困ってしまったのです。戸籍抄本と住民票抄本は全然違うものですから。

 どっちにしても、「住民票謄本」や「住民票抄本」という言葉は間違っていますとか、使って欲しくないなどとは全然思っていません。現実問題としてはその方がわかりやすいし、便利なのですから。

  

◆◇◇◇◇◆◇◇◇◇◇◆◇◇◇◇◇◆◇◇◇◇◇◆◇◇◇◇◇◆◇◇◇◇◇◆◇◇◇◇◆

  

 戸籍は、身分を登録しているもので、ある意味では書類上のことといえなくもありません。もっともその書類上のことが法的に認められているものになるのですから、ただ単に書類上だけのことと言い切ると大変語弊がありますが、ようするに、実際の生活とは関係ない部分もあります。

 その人は何人家族なのか、だれと一緒に住んでいるのか、どこに住んでいるのか、いつからそこに住んでいるのか、そこに住む前はどこに住んでいたのか、だれと住んでいたのか、というような内容は戸籍には一切記載されていません。記載されていないのですから戸籍を見てもまったくわからないのです。
 住所の関係を記録しているのは、住民票です。戸籍上ではどうなっていようと、現実の居住関係は住民票を見なければわからないのです。

 最初にお話したとおり、「戸籍住民票はまったくなもの」なのですが、戸籍についても、住民票についても、それぞれあやふやな知識な上に、手続する窓口が同じ所ということも手伝って、「住所、本籍、筆頭者、世帯主、戸籍、転居、籍、世帯、転出、結婚、離婚、転入、・・・・」などがゴチャゴチャになってしまうと、簡単なものも複雑になってきます。複雑だなぁと感じていることは、さらに複雑になっていまいます。

 取りあえず右のように分けて考えますよ。準備はよろしいでしょうか。

住民票関係

住所、世帯、世帯主、転入、転出、転居・・・・
  



  

戸籍関係

本籍、筆頭者、婚姻、離婚、籍・・・・

  

★ ★  ★ ★  ★ ★  ★ ★  ★ ★  ★ ★  ★ ★

 

●住民票の話しトップへ戻る        ●ホームへ