更新日 : 2006年5月15日

    尺八雑話(89)
  「プログラムミス


  尺八雑話(89)プログラムミス  過日の新聞にプログラムの破壊と進歩といった内容の小論が載っていた。

蛙流に解釈すると、進歩躍進しようとする場合、自分に組み込まれた既存のプログラムが障害
になることがあるという内容だ。

その通りだと痛感したには訳がある。
お稽古のときに、指が跳ねすぎるとか、息の出し方が間違っているというご指摘を受けること
が多々ある。

しかし、修正しようとしても上手くいかないのは、尺八をはじめて40年くらいの間に
体内に組み込まれたプログラムが邪魔をしているからである。

このプログラムは身体の奥底にまで組み入れられているので修正が難しいし、第一、自分では
プログラムに重大なミスがあることすら、ご指摘を受けるまで全然気が付かなかったのである。

最近某社のエレベーターにプログラムミスがあったということで世の物議をかもしているが、
これもあの様な事故があったので某社もミスに気がついたのであろう。

機械のプログラムは原因が解明されれば修正は比較的容易だが、尺八演奏用に体内に
組み込まれたプログラムの修正はそうは容易でない。

前述の指の跳ねが大きすぎるといったプログラムミスでも身体に修正用のソフトウエアを
差し込んで正しくすることができるならありがたいがそうはいかない。

40年の歳月をかけて組み込んだプログラムを修正するのだから、大汗ものである。
また、完全に直るといった保証もないので難行苦行である。特効薬でも販売されれば
ありがたいのだがと、修正作業に汗をかく今日この頃である。

           蛙
                                        



               竹友社ホームページへ        尺八雑話目次へ      このページの最初