
「アップストローク」
Written by Acousphere Toshi
■アップストロークとは
アップストロークはピックを使って伴奏するときに必要なテクニックの一つです。
1弦の高音弦側から6弦の低音弦側にピックを振り上げ、6本の弦全てを鳴らすのが基本です。
場合によっては部分的に5本、4本、3本だけを鳴らすこともあります。
ダウンストロークと同様、リズムギターに不可欠なテクニックなので、しっかり会得してくださいね。
■アップストロークの演奏方法
まずピックを指に力を入れずに柔らかく持ちます。
1弦から6弦に向かって、6本の弦全てが鳴るようにピックを弾き上げます。
ピックが弦が引っかからないように手首を柔らかく使い、肘から先を大きく動かして弾いてください。
全ての弦が同じ音量で発音し、6本の弦の音が一つにまとまって聞こえるようにすばやく弾きましょう。
このときピックが指の中で動いたりずれたりする感覚があるかもしれませんが、かと言ってピックを強く握ってはいけません。
固く力んだ音色しか出なくなり、スムーズにアップストロークを弾くことができなくなってしまいます。
柔らかくピックを持つ感覚を保ちながら演奏できるようにがんばってください。
■アップストロークのコツ
ストロークを上手に演奏するためには、柔らかい手首の動きが不可欠です。
手首が固い状態でストロークをすると、右腕の力がそのままピックから弦に伝わるので、粗くてつぶれた音色になってしまいます。
手首をリラックスさせて、ピックを1弦側から6弦側に向かって掃き上げるように手首を回転させて弾きましょう。
また歯切れの良い音色を均等に出すためには、手首のスナップを意識することも重要です。
スナップを使うとピックをより素早く動かすことができるようになり、6本の弦がより一つにまとまって聞こえるようになります。
アップストロークは6本の弦全ての音を出すのが基本ですが、音楽的には弱い音色のタイミング(弱拍)で弾かれます。
従って実際の演奏では高音弦側だけにピックを当て、軽いサウンドを出していることが多いです。
アップストロークならではの、力みのない軽いサウンドを出せるようになることが大事なポイントです。
[Acousphere Note]
アップストロークは重力の向きに逆らった、上方向への動きです。
腕の重みをピックに乗せることができないので、強い音で弾けません。
したがってアクセントの付かない弱拍に使われます。
無理に強い音を出そうとして右腕に力を入れると、ピックが弦に引っかかり、音色が汚くつぶれてしまいます。
強い音が出ない代わりに軽くて歯切れのよい音色になるので、その効果を利用してスカやレゲエなどで使われます。
腕の自然な動きを意識して、アップストロークのメリットを生かした弾き方を学んで良い演奏につなげてくださいね。
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