「手の使い方」
Written by Acousphere Toshi
シングルノートピッキングにはいろいろな手の使い方があります。
手のどの部分をどのように使うかについて、演奏性と音色のポイントから説明します。
自分の弾きたいスタイルに一番合う方法を学んでくださいね!
■指先を使うピッキング
ハードロックやヘヴィメタル系の速弾きギタリストに多い奏法が指先を使うピッキングです。
エレキギターは弦のテンションが緩いので、弦にあまり大きな力をかけない方が良い音で鳴ります。
指先を使うピッキングは手首や腕の振りによる大きな力が生まれず、軽いピッキングができるのでエレキギター向きです。
映像では手首はほとんど動かず、親指と人差し指が前後に柔らかく動いてピッキングしている様子が分かると思います。
指先の細かい動きに対応できる小さなピックと相性が良いです。
またパワーがなくてもしっかりした音を出せる厚めのピックが向いています。
腕の大きな動きを必要とするストロークにはあまり向いていません。
■手首を使うピッキング
シングルノートに限らず、ストロークやカッティングなどどんな演奏もできるのが手首を使うピッキングです。
エレキギターでもアコースティックギターでも良い音色を出せる、一番基本的なピッキングテクニックです。
演奏方法は、手首を柔らかく使い上下に振るように動かします。
映像では手首のリズミカルな動きと一緒に腕が動いているのが分かると思います。
ストロークを弾くときの肘から先を上下に振る動きの延長で、振幅をシングルノートに合うように狭くして弾きます。
このとき無理に手首を動かさず、腕の重さを弦に伝える感覚で弾きましょう。
手首を動かす分大きな力が弦にかかるので、余分な力を吸収してくれる柔らかめのピックが向いています。
シングルノートとストロークの両方に対応するには、ティアドロップやトライアングル型などやや大きめのピックが扱いやすいです。
■腕を使うピッキング
普通のギター演奏ではあまり使われませんが、ギターをたまに三味線のようにベンベン弾きたいときに使われるのが腕を使うピッキングです。
フラメンコで親指を連続してダウンピッキングし、迫力あるシングルノートを演奏するときなどに向いています。
基本的にはダウンピッキングのみで、手首を固めて三味線のバチのように動かします。
映像では時々ダウンピッキングのときに手首が固まって、強いピッキングになっているのが分かると思います。
腕のパワーを損なわずに弦に伝えるには、固めのピックが向いています。
[Acousphere Note]
僕はAcousphereでガット弦のアコースティックギターをメインで使っているので、手首を使うピッキングで弾いています。
腕の重さがピックに乗りしっかりピッキングできるので、楽に太い音色を出すことができます。
また曲中のどのタイミングでも、シングルノートとコードソロやカッティングの切り替えをできるのがこの奏法の大きなメリットですね。
オールマイティなピッキングスタイルを模索している人はぜひ試してみてください。