自作トラブル解決への道(第5回/電源トラブル)
あまり電源に関しては興味を示さない人は多いと思います。特に電源に関しては
ケースの付属品をそのまま使っている人が多いのではないでしょうか。
しかし、電源はPCの電源管理中枢部分でもあります。
電源が粗悪だといろいろとトラブル、使える機能も使えなかったりするなど、結構
厄介なことになります。
ATX電源のバージョンにはATX2.0、2.01、2.03があります。(自分が知っている範囲です)
現在2.01を利用している人がほとんどだと思いますが、中には2.0のモノを使っている人
もいるでしょう。では、2.01で使える機能はどんなものがあるか、自分の思いつく範囲で
挙げていきます。
キーボードパワーオン
スタンバイ
WakeOnLan
とりあえずこんなところでしょうか。ただし、マザーボードのBIOSが対応している必要が
あります。キーボードパワーオン設定は簡単にできると思います。
スタンバイ(WindowsMeでの話)は、休止状態(STR)とは違い、ファンは回っている状態、
ハードディスクは止まっている状態(休し状態よりも電力が流れている)、画面は消えてる
状態のことで、省電力状態のことです。休止状態は完全にファンが止まります。
スタンバイと休止状態との違いで一番はっきりと感じる機能として、スタンバイ状態になる
前にタスクスケジューラにスタンバイ中に動作するようにアプリケーションの登録をして
おくと、アプリケーションが動く時間になるとスタンバイ状態から自動的復帰し、アプリケ
ーションが立ち上がります。(かなり便利な機能。余談ですが、さらに便利な機能として
は、マシンのブート条件に普通はパワースイッチですが、そこを時間設定にしておけば
自動的にマシンに電源が入り、動き出します。…もちろんBIOSで設定、対応が必要で
すが、これもかなり便利な機能です。BIOSで設定した時刻とOSが起動する時間を考慮
しておいて、タスクスケジューラにアプリケーションを登録しておけば、電源の入ってない
マシンが自動的に立ち上がり、アプリケーションを自動的に実行してくれます。)
WakeOnLanについてですが、これにはPCI規格2.2対応のPCIネットワークカードと、
マザーボードがWakeOnLanに対応していなければうまく動作しません。
特に注意が必要なのが、マザーボードにオンボードされているネットワークカードです。
特にi81x系のマザーに「WakeOnLan対応」と書かれていて、しかもNICオンボードの場合
普通の人はオンボードNICからWakeOnLanできるだろう、と思います。ところが、
オンボードされているNICの接続形式がPCIバス接続でないと、WakeOnLan対応
にならないのです。これじゃWakeOnLan対応じゃ無いじゃないか!と怒るかもしれません
が、マザーボード自体は立派にWakeOnLan対応なので間違いはないのです。
Athlon対応電源について
AMD系で自作すると電源を適当に選ぶわけにはいかなくなってしまいます。
よく耳にするのが、AMD推奨電源。実際に調べた人は少ないのかもしれません。
URLを紹介しておきます。
http://www.amd.com/japan/products/cpg/athlon/athlonpower.html
ハードディスクの動作不良の原因にもなりうる、電源容量不足。
大容量メモリを搭載したり、高クロックなCPUを搭載した場合は必ず容量の
大きめな電源を購入しましょう。またPentium4を利用する際には、専用電源
が必要になる場合があります。
OS起動時にいきなり止まる、リブートする、もしくはマザーボードに電源が
入らない等の原因に、電源がダメだったという場合が多くあるので注意が必要です。
電源はなるべく相性の少ないものを買うようにしましょう。(とりあえず店員さんに聞く)
自作トラブル解決への道(第4回/PCの電源を入れても画面が映らない)
よくあるトラブルです。いくつかの原因が考えられるので、思いつく範囲で記載してみます。
物理的な問題(ケーブル抜け、CPUが挿さってない等)
ビデオカードの挿しがあまい。(結構あるトラブル。ケースとの相性でよくある。)
CPUのクロック設定ミス。
CPU死亡…これのチェック方法は、メモリを挿さずに電源を入れてエラー音がすれば
CPUは生きてます。
BIOSの設定ミス…CMOSクリアをしてみる。
電源相性…粗悪な激安ケース付属電源や、容量の少ないものを選ぶとトラブルが起こる
可能性あり。次回あたり電源トラブルについて書いてみる予定です。
原因不明…とりあえずCMOSクリアしてみる。それでもダメだったら最小限の環境を
構築して動作させてみる。
これだけの操作をして動かない場合は購入したショップに聞いてみましょう。パーツの固有
の問題や相性があるかもしれません。
自作トラブル解決への道(第3回/i815、VIAチップセットのトラブルについて)
現在のマザーボードのメインはBXを除けば、ほぼタイトルと同じくIntelの815チップ、
もしくはAthlon対応のVIAチップセット(Intel系も含む)になるかと思います。
440BXはすでに枯れていて、トラブルも少ないと思いますが、815、VIAに関しては
結構トラブルが発生しているかと思います。
トラブルの例ですと、AGPがうまく動作しない、ビデオカードドライバがインストール
できない、CD-ROMが認識しない…などなど。
こうした場合、とりあえずマザーやOSのサポートに電話だ!
となるかもしれません。しかし、すぐにサポートに電話するのもどうかと思います。
自作するなら、それくらいのトラブルは自分で解決するのがあたりまえ、と
考えています。(それが嫌なら自作をするな、と言いたいです。)
最近「自作」の敷居がかなり低くなっていて、簡単に自作に走る人が多いかと
思いますが、PCが完成した後のトラブル、サポートの面の厳しさをあまり
考慮に入れてないのかもしれません。
(けっしてサポートに連絡するな、というわけではなくて自分で本を買ったり
インターネットで検索したりして解決策を模索して、それでも解決できない
ようだったらサポートを利用するのがベストでしょう。)
多少話がそれましたが、815、VIAチップセットにはチップセットドライバという
ドライバ群の塊のファイルがIntelとVIAに用意されています。
まずはトラブルに遭遇したらドライバを最新にしてみることを試しましょう。
Intel815(810、820など)のドライバ「INF」 ダウンロードホームページ
VIA(ApolloPro266やKT133など)の「4in1」 ダウンロードホームページ
上記の2つのドライバをうまくインストールすることができたら、ある程度の
トラブルなら回避できるかもしれません。
購入したマザーボードの付属CDしかインストールしてない、という人は
試してみる価値は十分にあるかと思います。(8/23/2001)
自作トラブル解決への道(第2回/メモリトラブルについて)
最近はメモリが異様に安く、手軽に増設できるようになりました。
そこで、よく聞くWindowsOSでのメモリトラブルの問題を挙げてみます。
Windows95、98、98SE、MEで512MB以上のメモリを積むとエラーが出る。
Microsoftのサポートページを見てください。解決方法が載ってます。
解決方法は結構難しいのでここでは説明しません。
まあ、Windows98系ではあんまりメモリを搭載しないほうが良いって
ことかも。
i815マザーボードで768MBを搭載したけど、512MBまでしか認識しない。
これはチップセットが512MBまでしか対応してないので仕方ないです。
メモリを買う前に自分の持つマザーボードの最大搭載量を確認して
おきましょう。
買ってきたメモリを挿したらマシンが不安定になった
これはいろいろな原因が予想されますが、多分メモリ相性かと。
極力、挿す枚数を減らすか同じメモリを積むようにしましょう。
また、激安だからといって最安値のメモリを買うのではなく
多少お金を出してメーカー製のメモリを買うようにすれば、相性の
問題が減るのではないでしょうか。精神的にも満足しますし。
パソコンの中心部にあるパーツなので贅沢にいきましょう。(とは
いってもプラス1000円〜1500円程度なんですけどね)
メモリを買うなら、128MB(両面、片面)か256MB(両面)が
個人的にお勧めかと思います。片面256MBや512MBはなんか
動作に必要な環境条件が厳しいです。
トラブったときは、まず自分で解決方法を探ってましょう。
Microsoftの検索型サポートページ
↑
Microsoftのホームページには、大量のトラブル解決方法が記載
されているサポートページが存在します。
Windowsが怪しげな動きをしたら、まずはここで確認しましょう。(8/22/2001)
自作トラブル解決への道(第1回/BIOSアップデート用起動ディスクを作る)
Windowsを利用してBIOSのアップデート起動ディスクを作る方法を紹介します。
Windows95、98、98SEの場合
Format /s A: これでAドライブにあるフロッピーディスクが起動ディスクと
してフォーマットされます。システムファイルも同時にコピー
されます。IO.SYS MSDOS.SYS
COMMAND.COM以外は
余計なので消してしまいましょう。
SYS C: A: DOS窓(ファイル名を実行のところで、COMMANDと入力)
を開いて、SYSコマンドを実行します。するとCドライブに
存在するシステムがフロッピーにインストールされます。
余計なファイルはコピーされないので便利です。
エクスプローラを利用して、フロッピーを起動ディスク用としてフォーマット。
上記のFormatコマンドを利用する場合と操作はほぼ同じです。
WindowsMEの場合
Formatコマンド、SYSコマンドは使いません。
コントロールパネルにあるアプリケーションの追加と削除の項目で、起動ディスク
作成とあるので、そこで作成します。Win98の時のFormatコマンドで紹介した3つの
ファイル以外は消してください。
Windows2000の場合
結構このOSしか持ってない人で、困っている人いるんじゃないでしょうか。
実はWindows2000で、MS-DOS6.2の起動ディスクが作成できます。
MAKEDISK.BATを実行する。
これはWindows2000のCD-ROMの中の、\VALUEADD\3RDPARTY\CA_ANTIV
入っています。探すのが面倒なら、CD-ROM内を「MAKE」で検索してもらえれば
サクっと見つけることができます。
このバッチファイルを実行すると、フロッピーディスクを挿入してくれとのメッセージ
が出るので、言われたとおりにします。作成したフロッピーディスクには大量の
余計なファイルがコピーされるので、例の3つのファイル以外を消せばOK。
この起動ディスクでブートすると、なんとMS-DOS6.2の最小構成で起動します。
後は各マザーボード用のBIOSデータをメーカのサイトからダウンロードして
フロッピーディスクに必要なファイルをコピーします。
起動ディスクでブートしたら、メーカーの指示にしたがってBIOSをアップデートします。
注!BIOSアップデートに失敗すると、基本的には復活できなくなります。(8/21/2001)