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猟銃・空気銃の保管について
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猟銃・空気銃などの銃器は、正当の目的で使用される以外は、 正しい場所に保管されていなくてはならない。
  1. 基準にあった保管庫に入れて保管すること。
     警察庁では、銃の保管庫の製造メーカーに対して、総理府令にいう「堅固な金属製ロッカー」 に当たるものとして、金属製ガンロッカーについては、 次の基準で制作するように指導している。 この基準は、従来の猟銃盗難の実態(ドライバーや小型のバールを ガンロッカーの上下の扉の隙間や錠の隙間に差し込んで扉をめくったり、 扉を開いたりして盗まれる)から、この程度の盗難に耐えられるように定めたものである。

    1. 天板・側板・扉等全ての板厚が1.0ミリメートル以上の鋼板で作られていること。
    2. 施錠した際、かんぬき機構等によって、 扉の上下を本体に固定する構造になっていること。
    3. 外部から見える蝶番が切断又は取り外されても、扉が外れない構造になっていること。
    4. 設備の内部に鎖等によって錠を固定する装置を有していること。
    5. 扉を閉鎖する錠は、鎌錠等外部からの力によって容易に解錠できないものであること。
    6. 扉を閉鎖する錠は、かけ忘れ防止装置付きのものであること。
    7. 扉を閉鎖する錠は、鍵違い120種類以上の物であること。

  2. 保管中は絶対に装填しておかぬこと
     当然なことと思う前に、今一度考える必要がある問題である。 なぜなら、このことを守らなかったばっかりに暴発事故を起こす事例が 跡を絶たないからである。この点、特に種猟場が近い地方の所持者の場合、 より注意が肝要と思われる。明日も猟場に出かけるから、と軽い気持ちで装填したまま 家の中に放置するようなことをしない心がけが大切である。 また、保管中は、ことあるごとに装填されていないことを確かめたいものである。

  3. 責任の持てる保管をすること
    1. 保管業者に保管を委託している場合を除いて、その人が保管について全ての 義務と責任を負わなくてはならない。そのためには、家庭内においても、 いつも自分の管理下において保管する必要があるわけで、たとえ家族でも銃に 手を触れぬよう、よく日ごろから注意しておかなければならない。
       しかし、実際問題としては、四六時中、銃を監視していることは不可能であるから、 安全な鍵のかかるロッカーなどに入れ、その鍵を他人はもちろん家族にも 使用されることのないよう自分が責任を持って保管しておかなければならない。
       これは、家庭内に子供の同居する場合は特に重要なことで、子供が面白半分に 銃を持ちだしたり出来ないように保管するとともに、子供が銃に触らないように しつけておくことも重要である。
    2. 病気のため入院する場合、旅行に出かける場合、家屋を新築する場合その他家庭環境、 家屋の構造等から盗難に遭う恐れがあったり、他の者がもてあそんだりして 事故が起こる恐れがあるときは、保管業者に保管を委託するようにすべきである。
    3. 銃の保管庫は、盗難防止等のため、押し入れの中やカーテンの後ろ等容易に他人の 目に触れない場所に置き、さらに、柱に固定する等して容易に持ち運ばれないよう 考慮すべきである。

  4. 分解保管すること
     猟銃を保管するにあたっては、保管の設備の基準に合致した保管庫に入れて保管することは もちろんであるが、いくらこのような保管庫に入れておいても、どのようなことで第三者に 銃が渡ってしまう事態が起こるか予想し得ないものであり、ふだん銃を保管しておく場合は、 銃を分解し、そのままでは直には発射出来ないようにしておくよう心掛けるべきである。
     分解保管には、元折式の銃の場合には先台をはずして別にするとか、ボルト式の銃の場合には 遊底を抜いておくなど、銃の型式によっていろいろの方法がある。
     また、この場合取外した部品についても、保管庫に準じた鍵のかかる場所に保管することが 必要である。

  5. 銃の保管場所に適合実包を一緒に置かないこと
     銃の保管庫に適合実包を一緒に保管することは法律で禁止されており、 銃と適合実包は別々の場所に保管しなければならない。 たとえ安全性が高いと思われる鍵をかけた装弾ロッカーに収納していても、 銃の保管庫とは離れた別の場所に保管しておくべきである。 また、装弾ロッカーも銃のロッカーと同様、他人の目に触れない場所に 置く様にすることも重要である。

  6. その他
     以上に述べたような注意は、自宅で保管する場合はもちろん狩猟などに出かけ、 旅館や友人宅などで宿泊する場合にもあてはめて守らなければならないことであり、 自分の不注意から第三者に迷惑のかけることのないようにしたいものである。
     また、狩猟期から次の狩猟期迄のように長期にわたって保管する場合には、 ときどき保管状態を確認し、紛失しているものはないか、他人が手を触れた 形跡がないかなどを確かめることも重要である。
実包の取扱いについては、次の事項を守ることが必要である。
  1. 常に自己の管理下に置くこと
     "管理下"とは自分の意のままになる状態をいう。
     実包は監視できる範囲内に置くべきことは当然であり、 見えていても遠く離れた場所ではいけないし、身近に置いても 持ち去られて気がつかないようであれば"管理下"にあるとはいえない。
     昼食の際なども直接管理できる状態に置くか、あるいはトランクや ロッカーに入れて施錠するのが基本である。

  2. 実包は必要な数量だけ購入し使い残さないように努めること
     使い残しの残弾は、自宅に保管することになるが、これは事故防止上 決して好ましいことではない。できるだけ残弾を残さないよう必要な 数量に合わせて購入し、買ったものはその日の内に使ってしまうことが 望ましい。

  3. 実包の管理は厳格に行うこと
     射撃場では、全員が実包を持っており、しかも同種類の物が多いので 間違えやすい状況にある。他人のものと間違って問題を起こさない様 各人がそれぞれ厳格に管理しなければならない。
     取扱いになれてくると管理がずさんになりやすいので注意が必要である。 特にチョッキのポケットに入れ忘れたり、車のシートや床に取り落とさないよう 慎重に取り扱わなければならない。

  4. 不発が出た場合正しく処置すること
     引き金を引き撃鉄が作動したのに撃発しないという場合、 しばらくしてから発射する"遅発"ということもあるので、 10秒ぐらいは肩から銃を下ろさないようにしなければならない。
     不発であった場合、脱包した不発弾を射撃場や猟場に放置し、 または勝手に処理することは危険だある。不発弾の処理は、警察署または 銃砲店に依頼するようにしたい。

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