I.CASY

1999年9月現在
GALLERY
渡し船でカジー島の桟橋に着いたところ。
桟橋を渡って、ホテルカジーのレセプションのある建物が見えて来たところ。
レストラン。朝・昼・晩とここで食事をします。
庭の奥からレストランを見たところ。
コロニアルスタイルのバンガロー。必要最小限の設備だけのシンプルな室内です。
とにかく回りは鬱蒼としたジャングルです。
ビーチ入り口。ジャングルの中を通って行きます。
白くきめの細かな砂質ですが、残念ながらビーチと呼ぶにはあまりにも狭いです。
桟橋横のビーチ。満潮時は姿を消してしまいます。
桟橋横のビーチ。砂のきめは細かいですが、若干泥が混じり色は薄茶色です。
ビーチでいっしょに遊んだ子猫。。
地元のフランス人がヌーメアからヨットで遊びに来ていました。
カジー島の山の上から見た海。鬱蒼としたジャングルに囲まれていて、南太平洋の海の色とは思えない日本の海のような養分の濃そうな色でした。
イルデパンに行った後、地元の知人に「次行くとしたらどこがいいかな」と聞いたところ「こないだカジー島に行ったけどすごく良かったよ」との一言で、次ニューカレドニアに行ったらカジー島に行こうと決定しました。
半年後に、メルシーツアーさんにまた無理を言ってカジー島を中心にパッケージを作ってもらい行ってきました。

ニューカレドニアに着いた日は、アンスバタのホテルに一泊し、次の日朝早くホテルに迎えに来たワゴン車に乗り込み、マジェンタ空港の横を通り、ミネラルウォーターで有名なMt.Doreの麓を抜け、ニッケルの露天掘りの跡の荒地を通り、橋のない小川を渡り、今まで見たことないダイナミックなニューカレドニアの風景の中を南へ南へと山越え谷越え1時間半ぐらい走り、やっとプロニー湾に着きました。そこでホテルの渡し舟に乗り込み10分ぐらいでカジー島の桟橋に着きました。

第一印象は、今まで見たニューカレドニアのどの風景とも違い、南の島のジャングルと言うよりも寒い国の森林に囲まれた養分の濃そうな深い色をした波の非常に穏やかな海の中の秘島。これだけ大きな湾で見渡す限り人の気配が全くない、よく言えばネッシーでも出てきそうな怖いぐらい大自然に囲まれた神秘的な所、悪く言えば日本人にはちょっと辛い暗めの雰囲気の所です。鯨が出産のためにプローニー湾に入って来るのがなんとなく分かったような気がしました。でも地元の人にはなかなか人気があるようで、サウスパシフィックの人は「フランス人は大自然が好きだから」なんて言って笑っていましたけど。

桟橋に着くとホテルのスタッフが出迎えてくれて、すぐにバンガローの部屋に案内してくれました。なかなか雰囲気のあるコロニアル風のバンガローで、部屋は小さいけれども、居心地は良いシンプルなものでした。

庭に「ビーチ入り口」の看板を見つけて、ジャングルのの中の小道を抜けて早速ビーチの様子を見に行くと、小さな小さなビーチがありました。砂は白くきめは細かいパウダーサンドですが、とにかく狭く小さなビーチです。その後、島をぐるっと一周してみましたが、満潮時にもビーチがあるのはそこだけで、他は干潮時だけ姿を現す薄茶色の砂のビーチでした。

海の中はと言いますと、砂が茶色く岩が多いためかちょっと暗めですが透明度は高く、サンゴは元気で魚影は結構濃いです。人に慣れてないため餌をもらおうと寄ってきたりせずすぐ逃げてしまいますが、小さな熱帯魚から大物まで種類も豊富で、シュノーケリングが楽しめます。岸から20mぐらい離れた水深3メートルぐらいのところで全長1mぐらいのGTを見かけました。逃げようとせず私の周りをぐるっと廻ってから悠々と泳いでいく姿は感動ものでした。

水温はニューカレドニアの中ではやや低めで、行ったのが9月だったこともありますが、長い間水の中にいるのはちょっと辛かったです。

ホテルはスタッフがみんな親切で温かく、特にメラネシア人のお兄さんが、非常に熱心で英語を使って何でも一生懸命説明してくれて、通じないと辞書を持ってきて別の言い回しをしてくれたり、時には逆にこれは日本語でなんて言うのか聞いてきて、教えると何回も復唱して覚えようとしていました。また暇そうにしていると、料金はいいからボートで一緒に出かけないかと誘ってくれたり、いつも笑顔で話し掛けてきてくれてすごく好青年のお兄さんでした。他のメラネシアのお兄さんたちもいつも明るく元気で感じ良かったです。

夜には庭でバーベキューパーティをしてくれ、他の2組のフランス人のお客さん達とホテルのスタッフで盛り上がり、皆私たちに気を使って英語で話し掛けてくれ、他の人達がフランス語の会話で盛り上がると、必ずその後英語で今なんで盛り上がっているのかを説明してくれ、全く疎外感を感じることなく、非常に楽しい食事をすることが出来ました。ただカジーは結構夜が冷え込むため、かなり寒く、カミさんは風邪を引いてしまいましたけれども。

心地よいビーチは無かったですけれども、地元の人達と触れ合ういい機会を作ってくれたカジーですが、残念ながら客があまり来ないため、頑張ってホテルを経営していたお父さんと娘さんもついにはあきらめ、今は閉鎖されているそうです。確かにかなり不便な所にある上に、売り物が7月と8月のホエールウォッチングしかないような、本当に大自然の中にぽつんとあるような所なのでしょうがないのかもしれません。
特に南部はあまり観光スポットが無いため、州政府も何とか数少ない観光スポットとしてホテルを維持しようとしたそうですが断念したようです。
あんなに頑張っていたホテルのスタッフ達は今どうしているのかなと人事ながら心配です。

現在はダイビングスポットとして開発されていないようですが、あの養分の濃そうな色の海はもし開発されれば、大物が見れるポイントとして絶対面白い海だと思います。シュノーケリングであれだけ大物が見れたわけですから・

最近、カジーよりさらに南で温泉が発見されたそうです。その昔ニッケル堀の労働者としてニューカレドニアへ渡った日本人達が、海の中に石を積み上げ湯船を作った跡後が発見されて、ちょっと補修され今でも入れるそうです。
海の中にあるので干潮にならない入れないそうですが、鬱蒼と茂ったジャングルを背に大海原を見ながら入るこの温泉はまた格別のものがあるとのことです。


2002年に経営者が変わりホテルは再開されました!