プレーオフの独り言
いやぁ…また今年も外れたワイ!<逆ギレ?
言い訳するワケじゃないですが、はっきり言って今年のペナントレースの順位予想は難しかったと思いますよ。
巨人、阪神、中日、西武、ロッテ、オリックス…と12球団中、半分の6球団が新監督を迎えていたので
監督としての力量が未知数でしたし、パ・リーグに到っては「プレーオフ」という愚策(…と今でも俺は思ってます)を
採用していましたからね。うん、だから言い訳じゃないってば!(汗)
おまけにペナントレース中に「大阪近鉄とオリックスの合併問題」に端を発する球界再編問題が噴出して
オーナー側と選手会側が真っ向から衝突。その結果、70年という長いプロ野球の歴史の中で
初めての「ストライキ」が決行されるなど、ペナントレース以外でスポーツ紙上を賑わしてしまったコトは残念でした。
そんなワケで色々とあった2004年のペナントレースでしたが、今年からプレーオフを採用した
パ・リーグについて犬マンなりにつぶやこうと思います。
まずペナントレースですが、これは戦力通りの順位だったと思います。
本来ですと、2位西武に4.5差という大差をつけて1位通過を決めた福岡ダイエーが2年連続のリーグ優勝…と
なるワケですが(何せこちらが5連敗して相手が5連勝してようやくひっくり返る差ですから、これは「大差」でしょう。)
しかし、今年からパ・リーグは「プレーオフ」という愚策(…もう何度でも言ってやる!)を採用しておりました。
そのため、プレーオフを勝ち進んだ西武がリーグ優勝となり、敗れた福岡ダイエーは
「勝率1位なのに優勝できなかった…」という、何とも後味の悪い結果だけが残りました。
「愚策愚策…」と繰り返し言っておりますが、実はこのプレーオフ、企画自体は俺は大賛成なんですよ。
レギュラーシーズンが終わってもプレーオフがあれば球界全体が盛り上がりますからね。
このコトは、いち早くプレーオフを採用したアメリカのプロスポーツでも証明されてます。
しかしプレーオフのやり方に問題があると俺は思うんですよ。
現在、米大リーグで採用されているプレーオフは
「東、中、西の3つの地区の優勝チームと優勝チームを除いた残りのチームの中で
最も勝率の高いチーム(ワイルドカード)の4チームがトーナメント方式で優勝を争う」というやり方です。
仮にこれを「横のプレーオフ」としましょう。
それに比べて今年から導入されたパ・リーグのプレーオフは
「レギュラーシーズンの2位と3位が3回戦(2戦先勝)の第1ステージを行い、勝ったチームと
1位のチームが5回戦(3戦先勝)の第2ステージを行い、勝ったチームがリーグ優勝」という方式です。
これを大リーグの「横のプレーオフ」に対して「縦のプレーオフ」とします。
「横のプレーオフ」では優勝チーム同士の戦いになるので「平等」なプレーオフになります。
ワイルドカードのチームは優勝していませんが、162試合という長丁場のリーグ戦を勝ち抜いたチームですから
リーグ優勝する力は十分あるワケです。これは今年のワールドチャンピオンとなったボストン・レッドソックスが
ワイルドカードから勝ち上がったチームだった事からも判りますね。
ついでに言いますと、去年のフロリダ・マーリンズ、さらにその前年のアナハイム・エンジェルスも
レッドソックス同様、ワイルドカードから勝ち上がってワールドチャンピオンに輝いたチームです。
一方「縦のプレーオフ」は「たとえ1位じゃなくても、3位までに入れば優勝するチャンスがある…」という
ある意味「儲けモノ、タナボタ」的なプレーオフなんですね。
今年のパ・リーグを例にしますと、レギュラーシーズン1位の福岡ダイエーと2位の西武のゲーム差は
さっきも書きましたが4.5差もあり、2位の西武と3位の北海道日本ハムに到っては7.5差もありました。
つまり、1位の福岡ダイエーと3位の北海道日本ハムの差は12ゲームもあったコトになります。
よく「5ゲーム差を縮めるのに1ヶ月掛かる…」と言いますが、その計算だと12差を縮めるのに2ヶ月以上掛かります。
半年かけて行うペナントレースの3分の1もの期間を必要とするんですね。
第1ステージ進出を決めた3位の日本ハムにしてみれば、5つ勝てば12差がチャラになるどころか
リーグ優勝できるワケですから「オイシイ話」ですし、1位のダイエー、2位の西武にしてみたら
130試合以上戦った苦労がたった8試合で水泡に帰す可能性があるワケです。
つまり下位のチームは「当たって砕けろ…」「勝てば儲けモノ…」の精神で試合に臨めますが
上位のチームは「負けるワケにはいかない…」となりますよね?
結果は2位の西武がリーグ優勝して、その勢いで日本シリーズも中日を4勝3敗で下して
12年ぶりの日本一を決めたワケですが、レギュラーシーズンを1位で通過したのに日本シリーズに
出れなかったダイエーの選手にしてみれば「何だ、このプレーオフのルールは…?」って思ったはずです。
そりゃ違和感100%のはずですよ。
だって、もしこのまま今のプレーオフ制度を続けたら「10年連続勝率1位なのに10年連続優勝できなかったチーム」とか
「10年連続で勝率5割を下回ってるけどプレーオフを勝ち上がって10年連続リーグ優勝」といった
摩訶不思議なチームが誕生してしまう可能性だってあるんですよ?
そんなチームを生んでしまうペナントレースに何の魅力があるでしょう…。
俺だったらもう球場に野球を観に行きたいとは思えません。
この「勝率1位なのに優勝じゃない…」という違和感を取り除き、しかもプレーオフという制度を
これからも継続していきたいのなら方法は1つしか無いです。
それはズバリ「リーグを東西の2地区に分ける」!
まず、パ・リーグを「北海道日本ハム、楽天、西武」の「パ・リーグ東地区」と、「千葉ロッテ、オリックス、福岡ダイエー」の
「パ・リーグ西地区」の2地区に振り分けます。本来ロッテは東地区ですが、バランスを考えて西地区に入ってもらいます。
それと、こういうのは両リーグが同じ方法でリーグ優勝を決めないと不公平だし面白くないので
セ・リーグもパ・リーグと同様に「巨人、横浜、ヤクルト」の「セ・リーグ東地区」と
「中日、阪神、広島」の「セ・リーグ西地区」の2地区制に振り分けます。
そして、各チームが年間20回戦の総当り戦を行い(20回戦×5チーム=100試合)
さらにセ・パ両リーグによる交流試合(インターリーグ)も行います。(6回戦×6チーム=36試合)
合計136試合を行い、東西両地区の優勝チームを決めます。
…つまり、↓こんな感じの振り分けになります。
パ・リーグ東地区 パ・リーグ西地区 セ・リーグ東地区 セ・リーグ西地区
北海道日本ハム 千葉ロッテ 巨人 中日
楽天 オリックス 横浜 阪神
西武 福岡ダイエー ヤクルト 広島
そして、パ・リーグ東地区優勝チームとパ・リーグ西地区優勝チームが
セ・リーグ東地区優勝チームとセ・リーグ西地区優勝チームがそれぞれ7回戦(4戦先勝)のリーグ優勝決定戦を
行い、勝ったチームがリーグ優勝。そして日本一を決める日本シリーズに進出できる…。
つまり「横のプレーオフ」…まぁ一言で言うと「米大リーグと同じ方式」なんですけどね。(汗)
しかし、この方法ですと「勝率1位なのに優勝じゃない…」という違和感は取り除けます。
たとえリーグ優勝決定戦に敗れたとしても「地区優勝」という結果が残りますからね。
はっきり言ってこれしか方法は無いですよ。他に何か妙案があるなら教えて欲しいくらいです。
…とまぁ、何だかまとまりの無いテキストになってしまいましたが(まぁいつものコトですけど…)
プレーオフ制度自体は大賛成なんですが、これからもプレーオフを続けるなら「勝率1位」を「優勝」として
「優勝」の価値が下がらない制度にして欲しい犬マンなのでした。