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木里子が入院して1ヶ月が経っていた。

検査の結果数値が安定して慢性期(字あってる?)を迎えたようなので、これから再移植のために

内科だけじゃなく、耳鼻科やら歯科だの健康診断を受けなければならなかった。

 

そんな中、教頭先生が木里子の病室を訪ねる。

木里子のクラスの子が書いた作文がとても良く書けていたのでわざわざ木里子に届けに来たのだ。

実際に作文を読んで木里子は生徒の作文能力の上達に感心するのでした。

教頭先生の話だと、それは木里子の作文指導の成果だと校長先生は高く評価していたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ脚本家の先生が書いた作文なんだろうけどな。<邪悪。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「命の神秘」  6年2組 元木ルナ

この間、吉住くん達と「何故人を殺してはイケないのか?」を龍雲寺の老師さんに聞きに行った。老師さんは色々話してくれたが、私が一番驚いたのは「私達がまだ生まれる前、ママのお腹の中にいた時の話」だった。ママのお腹の中には「羊水」という水があって、赤ちゃんはその水の中で大きくなっていくのだけれど、その水の成分は地球が出まれて間もない頃、大雨が降って海が出来たその海の成分ととても近いんだそうだ。そして赤ちゃんは生物が進化して人間になるまでのプロセスを十月十日かかってお母さんのお腹の中で復習して生まれてくるのだ…と老師さんは言った。すごい事だと思った。私がそんな風にして生まれてきたように、いつか私も自分のお腹の中で赤ちゃんに進化の復習させる日が来るのだと思ったら、その日がとても楽しみになった。それから老師さんは「命というものは尊く、神秘的なものだから『人の命を人が断つ』などという事は決してしてはならん。人間として生まれてきてこれほど罪深い事は無いのじゃ。」と教えてくれました。おわり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小学生が書いた作文にしたらまとまり過ぎだろ、これ…。

 

「プロセス」なんて単語、俺は小学生の時は使った事なかったよ。<ん?俺だけ?

しかも「その日が楽しみになった…」とか書いてみたり、「〜じゃ。」と老師の言葉をリアルに再現したりしてるし…。

 

 

 

 

 

 

その「復習させる」赤ちゃんは勿論裕太との子なんだよね?ね?<最低です。

 

 

 

しかしそんな 脚本家の先生 ルナが書いた作文を読んだ木里子は落ち込んでしまう…。

木里子は骨髄移植の後遺症で子供が産めない身体になってしまったからである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…うん、やっぱり重たい話だよ。<開き直るように。

 

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