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新たな伝道方策の一つとしてのホームページ

2002年4月

.「新しい窓口が増えた」 .これまでの伝道方策.ホームページの可能性
 (1) ホームページの特徴
3.ホームページを導入にあたり留意点
 (1) 知りたい情報を提供する。 
 (2) キーワード検索
 (3) メールによる対話
 (4) 見やすいホームページを心がける
 (5) 全てを自前でしなくてもいい 
4.ホームページの作成の準備
 (1) 内容を考える
 (2) ホームページ作成ソフト
 (3) プロバイダー選び
 (4) メール担当者
 (5) 内容の更新
 (6) セキュリティー対策
 

序.「新しい窓口が増えた」jo

 ITという言葉が、使われて何年にもなりますが、教会にとって「新しい窓口が増えた」と言えます。

 那珂川伝道所のホームページを見て、約3年の間に22名が来られ、2名がバプテスマを受けられ、6名が求道中です。また、ホームページを見て来られた方の紹介で、3名が継続して教会に来られています。

 しかし、那珂川町に来られた方が近所の方などに「教会は、どこにありますか」と聞いても殆どの方が知らなかったと聞かされて反省させられました。トラクト配りなどを通して、これからも丹念に地域への伝道が必要と感じています。

 これらのことから、ITによって教会の伝道が変わるというよりも、これまでの伝道に新しい方策が加えられたという見方から「新しい窓口が増えた」という理解をしています。

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1.これまでの伝道方策1.0

(情報量)

(費用)

(見る対象)

・路傍伝道

(100〜1,200文字)

(無料か、交通費)

(通行人数百人)

・礼拝説教

(8,000〜16,000文字)

(無料)

(数十人)

・トラクト

(1,400〜30,00文字)

(一枚30円)

(1,000〜10,000)

・新聞広告

(140〜300文字)

(3万円〜6万円)

(50000世帯)

・案内板、掲示板

(150〜300文字)

(個別に計算)

(周辺の住民)

・看板、立看板

(50〜100文字)

(個別に計算)

(通行人)

・ニュースレター

(5,000文字)

(1枚数円)

(1,000〜10,000)

(B5サイズ4頁)

教会の定例集会(礼拝、祈祷会、讃美歌を歌う会、家庭集会、地域集会)

各種の集会(音楽会、共同保育、バザー、AP講座、ゴスペル教室など等)

信徒が知人・友人を連れてくる。

 それぞれの伝道方策には、特徴があります。メリットもあれば、デメリットもあります。それらが総合されて教会の伝道の働きになっていると思います。

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2.ホームページの可能性2.0

 教会が、ホームページを作るということは、『インターネット上に教会の案内所』(教会に関する情報を紹介するための場所)を設ける、と考えて頂いて良いと思います。

 先ほどのこれまでの伝道方策での対比のように紹介するとすれば、(情報量) 1000〜1,000,000文字(一般には、10Mバイト分)

(費 用) インターネットするための契約によって、メールアドレスとホームページを10Mバイト分ももらえる。一般的には、月々2,000〜5,000円ほど。(無料もある)

(対 象) 日本国内では、2003年の国内のインターネット利用者が7,730万人になり、人口普及率が初めて60%を超えた。ブロードバンド回線利用世帯も47.8%と5割に迫る勢いで、インターネットがより一般化、そして高速化が進んでいることが、総務省がまとめた「2003年通信利用動向調査」で明らかになった。

 インターネット利用者数は、前年の6,942万から788万人増の7,730万人、人口普及率は対前年比6.1%増の60.6%だった。男女比率は、男性が同5.1%増の72.4%、女性が同7.4%増の63.3%。世帯普及率も上昇を続け、同6.7%増の88.1%となった。このうち、ブロードバンド接続(DSL/CATV/FWAなどの無線/FTTH)は同18.2%増の47.8%と急増。ISDN、電話回線のナローバンドはいずれも昨年よりも減少した。特に電話回線は同14.7%と激減している。

 個人のインターネット利用端末は、全体の79.7%にあたる6,164万人がPCから利用。携帯電話・PHS・PDAからの利用者は4,484万人、ゲーム機・TVなどからの利用者は339万人だった。ちなみにPCのみの利用者は3,106万人、携帯電話・PHS・PDAのみの利用者は1,453万人だった。利用場所は自宅・その他が5,230万人・84.8%でトップ。ついで職場が1,994万人・32.3%だった。

 個人のインターネット利用目的は、「Eメール」と「情報検索」がいずれも6割近く、「ニュースなどの情報入手」「商品・サービス購入」と続く。携帯電話などでの利用者は「Eメール」が74.3%と圧倒的に多く、ついで「音楽のダウンロード・視聴」「画像のダウンロード」という結果だった。特にネットショッピングの利用者が同12.4%増の33.2%と高い増加率を見せた。

 インターネットの普及は伸びてきているが、デジタルデバイドも依然として存在。年齢別では、13〜39歳までの範囲では利用率が90%を超えているが、それに比べて6〜12歳または50代で60%強、60〜64歳で39%、65歳以上で15%と低い数値となっている。ただし、すべての年代で利用率が向上しているほか、世帯年収別では200万円未満の世帯で利用率が50%を超え、都市規模でも町村部で6割近い世帯利用率になるなど、デバイドは確実に縮小傾向にある。

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(1) ホームページの特徴2.1

a.

日本全国どこからでもパソコンで見ることができる。

b.

写真・動画などで、教会の様子を見ることができる。

c.

膨大な文字数の情報を提供できる。

d.

E−Mailで、問い合わせを受け付けることができる。

e.

礼拝の音声を聞けたり、動画や画像を見ることができる。

長崎バプテスト教会(http://www.being-nagasaki.jp/)

 音声上の注意。音声ソフトでホームページを見ている(文章を読む)視覚障害者は音声ソフトと讃美の音が同時に聞こえるので、結構迷惑していることをご存じですか。その事を訴えることが出来ないところに、教会の中にもまだ障害者と健常者の間に心のバリアがあるのです。(この文責:浦)

f.

キリスト教入門をホームページで開いているところもある。

g.

賛美を聞くことができる。

h.

遠くに住む友人知人家族にも、教会を紹介できる。

i.

旅行、出張など、遠方に行った時、日曜の礼拝に出席するための教会を検索できて、 その場所もインターネットの地図で見つけることが出来る。

j.

牧師の説教、牧師の雑感など割と読んでもらえる。

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3.ホームページを導入にあたり留意点

(1) 知りたい情報を提供する。3.1

 伝道の目的の一つは、「教会を知ってもらい、来てもらうこと」と言えると思います。そのために、これまで様々な伝道方策を行ってきましたが、ある意味で文字数や費用などの点や、対象などの点で制約が多かったと思います。そのために、教会の側が伝えたい情報を提供してきました。

 しかし、ホームページによって、文字数においても、費用においても、対象においても、これまでの制限を遥かに越えて情報提供が可能になりました。

 そのような状況の中で、教会の外部の方々が「知りたい情報」を提供することを心がけなくてはいけません。 初めて教会のHPにアクセスする人達の気持ちになって作る。

(2) キーワード検索3.2

 インターネットでホームページを見ている人が、どうやって探しているホームページを見つけるかと言えば、yahooや、infoseekや、googleなど語句検索をしてくれるホームページで、キーワード検索を使って探しています

 具体的には、google(http://www.google.co.jp/)などのホームページで、検索したい言葉を入れる枠の中に文字を入れて検索をさせます。たとえば、「ゴスペル」だとか、「福岡 キリスト教」という具合にしているのです。そこで、検索して出てきたものの中から自分が見たいものを、順次確認しながら探しています。〔yahoo (http://www.yahoo.co.jp/)〕

 ですから、一般の人がどういうことを知りたいと思っているのかを、教会の側も考えそのキーワードを含んだ内容のホームページを作る必要があります。そうしないと、教会の信者は見ても、一般の方には殆ど見てもらえないものになってしまいます。

 たとえば、子育て、介護、生老病死、リストラ、ドメスティック・バイオレンス、引きこもり、不登校、自律神経失調症、パニック障害、などなど、様々な危機や課題を抱えた方々がいらっしゃいます。そのような課題の一部にでも関わる内容を持っていることは大切だと思います。

(3) メールによる対話3.3

 E−mailによって、教会宛てに質問が届きます。また、相談が届くこともあります。私たちの教会のホームページでは、性同一性障害の女性(元は男性)の信仰告白を載せていることもあり、先日、ホームページを見られた札幌にお住まいの方からお手紙を頂きました。そして、これから、色々とご指導を頂きたいとのことでした。

 このように、空間を越えて教会を訪問される方があります。また、継続してメール等でフォローが必要な場合も起きてきます。(※ウィルス対策はしておく)

(4) 見やすいホームページを心がける3.4

(a)最初のページは、開くのに時間がかからないようにする。

 最初のページは写真などを使う量を制限する。ADSLなどの高速回線を使った利用者が増えていますが、まだダイヤル回線を使ってインターネットをされている方もありますので、注意しましょう。最初のページがなかなか開かないと、見るのを諦めたりされます。画像などを最初のページでたくさん使うのは避けましょう。また、画像サイズにご注意下さい。画像はなるべく容量を小さくする(640×480以下を心がけたらいいかと思います)。

(b)文字の大きさや、段落の間隔に注意する。

 上の予測にあるように、インターネット利用者は、どんどんと広がりを見せています。視力が衰えた方にも見やすい文字の大きさを心がけましょう。また、文字と文字の間隔が詰まっていると読みにくいので、その点も注意下さい。

(c)色使いなどのデザインにも気を配って下さい。

 ケバケバしい色使いをすると目立つかもしれませんが、内容を読もうとする気持ちが起こらなければ、ホームページを開いている意味がありませんので、落ち着いて読むことが出来る配色を心がけてください。色覚異常いわゆる色盲の方にとっては、特に緑の背景に赤い字を書いても、赤い字は見えないので、ご注意ください。

 また、デザインの良し悪しも影響するようですので、複数の方の意見などを参考にして、よりよいデザインを心がけるといいでしょう。配置にも気を配りましょう。また、横に広がらないようなホームページ作りを心がけましょう。

(d)定期的に内容を更新する。

 いつも、同じ内容だと見る人が減ります。ですから、毎週とは言わずとも、せめて1ヶ月に1回は新しい内容のものを加えましょう。たとえば、説教要約、証し、ニュースなどです。

(e)違うOSのパソコンからも閲覧できるように心がける。

 ホームページを作る場合、自分のパソコンで見えるからと言って、他のパソコンで見ることができるとは限らない。環境の違う別のパソコン(マック、リナックス)でも開くことが出来るソフトで作成して欲しい。初歩的なルールを守ること。

(f)長い文章は嫌われる。

 ホームページにはかなりの学術論文は多く、多くの大学の先生、学者、学生、評論家などがインターネットで公開しています。教会のホームページに於いては長い文章というのは、説教くらいでしょう。長文を載せる場合は、適当に改行を入れたり、小見出しを付けるなどの工夫がいるでしょう。

(5) 全てを自前でしなくてもいい3.5

 自分が専門でない分野でも、関連するホームページのアドレスをリンクすることで、紹介することができる。それによって幅を持たせることができる。

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4.ホームページの作成の準備

(1)内容を考える4.1

 (a) 最低必要なモノ。

・住所、電話番号、集会案内、教会周辺地図、牧師紹介、行事予定、教会のメールアドレス等

 (b) 教会の特徴をアピール

・通常の教会活動と独自の活動、写真と活動写真集、会員の証し、牧師の説教と一言

 (c) 記載しない方がいいモノ

・会員のプライバシーに関するモノ

・牧師館の電話番号(教会と牧師の間で充分に検討して下さい)

・週報などに書かれてある個人情報(住所、電話、携帯、メルアド)

(2)ホームページ作成ソフト4.2

 ソフトを選ぶ時に、身近に使っている方があるソフトを選ばれたら、後々便利でしょう。コンピューター関係の説明書は、なかなか初心者には分かりにくく書いてありますので、操作法を分かっている方に教えてもらったほうが早い。

 一応、参考までに、どのようなソフトが有るかを列挙しますが、上記のことを考えてソフトを選ばれた方がいいでしょう。

<ソースネクスト>『IBM ホームページ・ビルダー Ver 8』(解説書付き)
           定価:14,490円 特価:10,300円
<ライブドア>『HomePage Creator(ホームページ クリエイター)6』
           定価:8,379円 特価:6,699円(税込)
<アイフォー>『ホームページ Ninja 8 通常版 Win 』
           定価:¥6,799  特価:¥5,430 (税込)
<ジャングル>『ホームページ制作王6』解説書付き
           定価:¥10,290  特価:¥7,640 (税込)

(3)プロバイダー選び4.3

  ・教会で契約すると、2000円〜4000円ほどの経費が毎月かかる。

  ・個人のホームページ利用枠を借用させてもらえると、無料となる。

  ・無料で提供されているホームページは、広告が入ることになる。

(4)メール担当者4.4

・簡単な問い合わせに答える人、この方のメールアドレスを、教会のホームページに載せることになると思います。

・教会のパソコンのメールアドレスを、ホームページのメールアドレスにすると、誰かが定期的に、メールの確認を教会に出てきてする手間が生じます。

・相談、キリスト教に関しての質問などは、牧師にFAXなどで文章を送り、「後日返事をお送りします」、という内容の返事を出して、相手に待ってもらう。牧師からコメントが入ったら、それをメールにて返送する。

(5)内容の更新4.5

・1週間に1回から1ヶ月に1回くらいの頻度で、内容の更新を行う必要があるでしょう。

・週報や、月報などの情報であれば、作成された原稿データを、ホームページ作成担当者に、メールに添付しておくれば、そのまま文章を流用できる。

(6)セキュリティー対策4.6

 近年、ウィルスメールが、大量に出回っているので、ウィルス対策ソフトは、必ずパソコンにインストールする必要があります。

 また、インターネットを経由して、勝手に侵入してきて、パソコンのデータを改ざんしたりすることも発生していますので、ファイヤー・ウォール・ソフト(メーカーによっては、インターネット・セキュリティーという名前)も合わせて、パソコンにインストールする必要があります。

参考図書:小原克博・野本真也著「よくわかるキリスト教@インターネット」

教文館(1575円)

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