鬼のパターン



観世寺境内にある岩屋。鬼婆が住んだといわれています。


鬼が登場する能には2つのパターンがあるといわれています。第1は、シカミを使うパターン。「大江山」「羅生門」「土蜘蛛」「雷電」「紅葉狩」など、第2は、般若を用いるもので、「道成寺」「葵上」「鉄輪」などです。前者では、シテが本性からの鬼畜、妖怪なのに対して、後者では、人間の変貌として扱っています。馬場あき子は、「黒塚」では、般若を使うべきだと指摘しています。

「黒塚」の鬼は、「道成寺」「葵上」「鉄輪」の鬼と異なり、爆発する激情がなく、非行動的であるという指摘もあります。


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