記紀と土蜘蛛
土蜘蛛の話は記紀に登場します。
『日本書紀』の巻第三には次のようにあります。
「此の三処の土蜘蛛、並に其の勇力を恃みて、来庭き肯へにす(朝廷に帰順しないの意)。天皇乃ち偏師を分け遣して、皆誅さしめたまふ。又高尾張邑に、土蜘蛛有り。その為人、身短くして手足長し。侏儒と相類たり。皇軍、葛の網を結きて、掩襲ひ殺しつ。」(岩波文庫版)
校注には、土蜘蛛は朝廷に従わなかった有力な首長だと記されています。
『古事記』中つ巻、神武天皇の項に次のようにあります。
「忍坂の大室に到りたまひし時、尾生る土雲八十建、その室にありて待ちいなる。・・・刀を抜きて、一時に打ち殺しき。」(岩波文庫版)
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