
サイバースペースの英語はおもしろい!
ネットサーフィンで出会った生きのいい英語をご紹介します。
ご意見ご感想もお待ちしています!
Happy Netsurfing !!
(Last Update: 1997.6.6)
CONTENTS
- あなたの頭はネット頭?
- ネット(網)を使った言葉が次々と誕生しています。netsurfing(ネットサーフィン)するひとはnetsurfer(ネットサーファー)。インターネットの世界に住むcitizen(市民)はnetizen(ネティズン)。netizenに求められるのがnetiquette(ネティケット)。他にも、baldhead(はげ頭)ならぬnethead(ネット頭)という言葉もあります。インターネットのことで頭が一杯の人のことでしょう。また、worldwide(ワールドワイドな)もどきのnetwide(ネットワイドな)という言い方もあります。
- あなたもウェブ中毒のスパイダー?
- ウェブを使った言葉も次々と誕生しています。ウェブには「くもの巣」と「織物」の意味があります。「くもの巣」に住むのはもちろんspiders(クモ)、「織物」を紡ぐ人はweb spinners(紡績工)、織る人はweb weavers(機織り人)。ウェブの住人はこんな風に呼ばれています。サイバースペースの一端をせっせと形作っているけなげな姿がぴったり。対照的に「オオトラ」ぶりを連想させるのがweb crawlers。crawlは「はって行く」。pub crawlersと言えば「パブを千鳥足ではしごして回るヤカラ」のこと。体力と電話代の限界に挑戦しながらネットサーフィンがやめられない、そんなweb crawlers(ウェブ徘徊人)がwebaholic「ウェブ中毒」と呼ばれるのでしょうか?
- サイバースペースのジョッキー達
- サイバースペースにはweb jockey(ウェブ・ジョッキー)というナリワイ(?)もあります。多くの場合個人で、好きなサイトとかグレートなサイトとかのリストを自分のホームページに載せていて、あっちへ行けこっちへ行けとナビゲートするのが好きな人のことです。結構振り回されます。ディスク・ジョッキーとレコードの関係と言えるでしょう。さらにwebsterという呼び名にも出会いました。〜sterと言えば、gangster(ギャング)やyoungster(若者)など人を表わす接尾辞。だから、websterは「ウェブ人間」ということになります。有名な辞書のWebsterと同音です。
- サイバースペースは「茶つぼ」から生まれた?
- cyberspaceという言葉はWillian GibsonのNeuromancerというSF小説から生まれた。と聞いてさっそくその原本を買って読み始めてビックリ。と言うのも、この小説はコンピュータ犯罪を起こして精神を破壊されたアメリカ人の主人公が、千葉の「チャツボ」というバーでキリンビールを注文するところから始まっているのです。サイバースペースはどうもここから生まれたらしいのです!千葉に「チャツボ」というバーは本当にあるのでしょうか?
- サイバースペースにもグルがいる!
- オウム真理教のおかげでホコリにまみれた「グル(guru)」という言葉は本来は「ヒンズー教の教師」「精神的指導者」という意味。cyberspaceのリーダーはcyber guru(サイバーグル)と呼ばれています。cyberを使った造語には、cybertown、cybershop、cybersurfer、cyberpunk、cyberpalなどこれまたたくさん。cyberpunkというのはサイバースペースのサブカルチャーを形成しているパンク族をさすようです。cyberpalはサイバースペースでのオトモダチ。さらに、cybershrine(サイバー神社)やcyber newsstand(サイバーニューススタンド)。何でもありの世界です。
- インターネットは英語でどう書くか?
- 「ネットワークのネットワーク」として世界中にニョキニョキ手足を広げているインターネット。英語ではどう書くのでしょう?答えはthe Internet。英語のネイティブの作ったらしいホームページでもtheがついていなかったり、the internetとiが小文字だったりする例もまだ時々見かけますが、正しくはthe Internet(のようです)。もちろん小文字のinternetもレッキとした英語です。
- 小文字のインターネットの意味は?
- 小文字のinternetの方は、netとnetの「間」、ローカルなものでもワールドワイドなものでも規模には関係なく、複数のネットワークがつながれている状態をさす普通名詞。この言葉に「世界でひとつしかない」という限定の意味のtheがついてさらにInternetと大文字にして固有名詞になったのがいわゆる「インターネット」の正しい英語というわけ。
- イントラネットって何?
- よく見ないと見間違えることもあるくらいややこしいintranet(イントラネット)という言葉があります。interは「何かの間に」という意味ですが、intraの方は「何かの内部に」という意味です。イントラネットとは、あるネットワークの内部で閉鎖された状態をさします。具体的には、社内やある組織内でWWWを利用しながら外部のアクセスを許さないネットワーク、WWWの中である一定のアクセスしか許さないネットワークなどを言うようです。
- ホームページは英語でもホームページ?
- ところでホームページって不思議なネーミングだと思いませんか?みんなわたしのように家で作っているわけじゃあるまいし…。実は英語でのhome pageは日本語で使われているホームページとはその意味範囲が厳密には異なっています。英語のhome pageは、たくさんあるページの先頭ページ(URLでアクセスすると最初に出てくるページ)などのことで、表紙や目次の役割をしているページ、本拠地をさします。つまりhome base(本塁)という時のhomeと同じ用法です。日本語のホームページの方は本塁だけでなく、一塁も二塁も三塁も、ショートも外野も、ボールの飛んでいくところ(その先のコンテンツ)を含めて全体をホームページと呼んでいます。日本語のホームページにあたる英語は、web page(ウェブページ)やweb site(ウェブサイト)または専用線で立ち上げてあるところなどはserver(サーバー)と呼んでいます。単にweb(ウェブ)やsite(サイト)と呼んでいることもありますし、digital home(デジタル・ホーム)というのも聞いたことがあります。このように片仮名のホームページと英語のhome pageは全くのイコールではないのです。
- 情報ウインドーショッピングの卒業式
- ホームページを立ち上げてからわずか数日の間に色々なことが起こりました。ホームページを国内外のディレクトリに登録したのがデビューの瞬間。一番速い反応は自動的に登録確認のメールを送ってくるようになっているらしいディレクトリ2社。次がsite promotion(サイト・プロモーション)をビジネスにしている会社から、50ないしは100か所のディレクトリに登録してほしいならナンボです、というDM。その次が消費者活動のサイトから問い合わせがあったという、これも遠回しの勧誘のようなもの。もちろん全てE-mailによるもので、全てインターネットの本家アメリカからの商魂たくましいもの。ああ、わたしもサイバースペースにコネクトされたんだなあ〜。それまでのinformation window shopping(情報ウインドーショッピング)一辺倒の季節を卒業した感がしました。
- 業界通の人VSシロウトの人
- パソコンを使えるかどうかは結構重要なポイントになってきている昨今。英語では「コンピュータが使える人」のことはcomputer literateと言います。literateとは「読み書きできる」ということです。反対に「読み書きができない」場合はilliterateとなるので、「コンピュータが使えない人」はcomputer illiterateになります。さらにインターネットに通じている人は、net-savvy(ネット通)やnet-smart(ネットませ)などど呼ばれます。またpeople in the knowというと、インターネットに限らず、ある特定の「業界に通じている人達」を言います。
- クールなサイトありアンクールなサイトあり!
- アメリカの若い人の間では市民権を得ているcool「かっこいい」という言葉がサイバースペースで幅をきかせています。Netscape NavigatorにはWhat's cool?「おすすめ」というボタンがついているし。cool sites(クールなサイト)にhot links(ホットなリンク)。全部まとめてgoodies(スグレモノ)やbiggies(オオモノ)というしめくくりかたも。また、世の中ヒマ人や変人はどこにでもいるらしく、uncool sites(さえないサイト)、goofy sites(まぬけなサイト)、worthless sites(むなしいサイト)を集めて紹介しているサイトもあります。「くすっ」と笑えるものや「ざけんな!」と立腹するものまで、サイバースペースには本当にいろんな人がいますね。
- サイバースペースはアクロニムの洪水だ!
- どこからわいてくるのか「タスケテー!」と言いたくなるほど多いインターネット関連のアクロニム(頭字語)。頻繁に見かけるのが、FAQ: Frequently Asked Questions(よく聞かれる質問)。そのココロは「何度も同じことを聞くな!答えはここに書いてある!」。また、RTFM: Read the Fucking Manual(マニュアルを読めっていうの!)。そのココロは「たまには自分でマニュアルを読んだらどう!わかりにくいぜ!」。そして、FYI: For Your Information(ご参考までに)。NHKで金曜深夜に放送中のドラマ「マーフィー・ブラウン」の舞台になっているテレビ局の名前はFYI。そのココロは「ついでに言っとくけど、まあどうでもいいか!」。チャンチャン!
- 発見!略語を覚えられない人をさす略語!
- ネットサーフィンで集めた略語を付録として載せているわたしは、もちろん略語がなかなか覚えられません。でも心配無用(?)。英語のネイティブにも仲間はいるらしいのです。なぜなら、PCMCIA: People Can't Memorize Computer Industry Acronyms(コンピュータ業界のアクロニムを覚えられない人達)という略語まであるくらいですから。わたしはこの略語に出会った時、LOL: Laughing Out Loud(大笑い)しました。ROFL: Rolling On the Floor Laughing(腹を抱えて床を転げまわる)まではしませんでしたが。ちなみに、PCMCIAは言葉遊びのようなもので、元々はPersonal Computer Memory Card International Associationという意味の略語として使うそうです。
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