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木造軸組工法と耐震
木造軸組(在来工法)
イギリスも伝統工法は木造軸組です。またツーバイフォーの原型も軸組なのです。
世界的な伝統工法
もともと建築金物のない時代から木造軸組は行われていました。ほぞと仕口で丸太を組んでいったのが木造軸組の始まりです。日本では近年「在来工法」と木造軸組を位置づけいましたが、果たしてその呼び名は正しいのでしょうか?と言うのも私が建築に携わってから9年になりますが,このわずかな間にもめまぐるしく木造軸組の構造が進化してきました。@に建築金物の強度の増大(ホールダウンの取り付け等)Aに壁倍率の増大(壁パネル、合板による壁耐力の強化等々)です。
現在の日本の木造軸組の技術は世界最強、最高と言っても過言ではありません。そしてこの建築方式の進化は品格法の制定、ツーバイフォー工法の進出によるものが大きいと思います。やはり日本人はものを作らせたら世界一だと思うんです。柱、梁、はコンピューター制御のプレカットプラントで刻んでいきます。精度はミリ単位となっており、世界にこれほど精密な木材の加工技術は類を見ません。旧来建築の阪神淡路地震等による倒壊は、棟木のほぞ欠け、柱のほぞ抜けが相当に見られたと分析されてます。
しかしながらその後多くの地震でも現在の軸組工法が倒壊したという話はあまり聞いておりません。軸組も日々進歩しており、その意味では信頼を寄せるべき建築であることは間違いありません。なお弊社では筋交い金物は自社開発した強力な金物をコーチボルトで止める耐震設計となっております。
地震に強い家を造るには 木造軸組(在来工法)編
その@
まず最初に考えるべき事は、
地盤の信頼性です
。地震は当然ながら地下から揺れがきます。この地盤が軟弱だと揺れが大きくなります。盛り土、傾斜地、軟弱地盤はしっかりと補強します。弊社の施工例として造成地、軟弱地盤等は柱状改良を致します。柱状改良とは地中の支持基盤(硬い土の層)まで直径60センチの柱状のコンクリートを流し込みます。もしくは鋼管杭を貫入します。
そのA
次に木材を選ぶと言うことが大切になってきます。木材は乾燥すると細くなります。専門用語では(木やせ)と言います。木が細くなると接合部分に隙間ができて建物全体の強度が失われます。特に生の木(グリーン材)を使うのはさけましょう。品質管理の行き届いた製材所では柱一本一本に
KD
のマークがあります。これは専門用語でkirun dry と言います。すなわち「炉を使って乾燥」と言う意味です。さらに上級材としては
ND
材(自然乾燥材)があります。
そのB
一番怖いシロアリ、
木にはそれぞれ性質があり、もっともシロアリが好む材木は松です。杉、檜、ひばの順でひばはもっともシロアリに食われずらいです。万一シロアリにやられたらちょっとの地震でも建物は倒壊のおそれがあります。また同じ杉でも赤みがかった杉はシロアリが食いません。先日見学に行った福島県の協和木材さんでは赤みの柱だけ別売りもしてました。ただし価格はちょっと高いです。
そのC
建築金物について。 軸組工法(在来工法)の場合建築金物も木やせ追随金物を使うのが望ましいです。またホールダウンは適切な配置に必要量ないといけません。直下型地震では柱のほぞ抜けが倒壊を招きます。
弊社では7年前から公庫3階建て用のアンカーボルトにホールダウンを取り付け、30坪の建坪で20本ぐらい取り付けてましたがさすがに多すぎたので今では必要量だけしっかりと取り付けてます。 またツーバイフォー 2×4 にはホールダウンはありませんが万全を期すなら取り付ける方が良いでしょう。 また弊社では地震に強い
弊社特許申請の超強力筋交い金具がありま。
そのD
筋交い、火打ち梁、火打ち土台
はしっかりと入れていかないと行けません。軸組工法(在来工法)の場合しかるべきところに筋交いを入れていきます。また今の軸組は外壁を貼る前に構造用合板を建物周囲に張り巡らせていきます。これはツーバイフォーと同じで建物を面で支えていき、地震に対し強い構造になってます。軸組工法はここ数年を見ても耐震性については工法が格段に耐震性を増してきました。一員としてツーバイフォー 2×4 との耐震性比較の存在があると思います。
そのE
建物の構造は上を軽くしなければいけません。その点では瓦は地震に弱いとされます。そしてなるべくならば、でこぼこのない四角形の家が地震に強いわけです。また壁延長が長ければ長いほど地震に強いことになります。しかしながら広い空間の部屋も必要になってきますので建物全体のバランスが大切になってきます。。またツーバイフォー 2×4 は地震に強いと言われます。しかしながら軸組も日々進歩しておりその点では現在の軸組工法はいわゆる在来工法とは違った建築とも言えます。
まとめ
建築を請け負う、ハウスメーカー、工務店、建築業者が会社のポリシーとして耐震強度に対して「誠実な仕事をする。」と言う前提があれば、軸組にしろ、ツーバイフォー 2×4 にせよ現場の大工さん、その他職人さん達はしっかりとした施工をし、当然耐震強度は保たれます。設計者、現場監督は筋交い、金物等の最終チェックをしなければなりません。また耐震、制震、免震分野の各社がいろいろな工法を考えて製品を作ってますがいずれも建築コストはその分アップします。
下にその一部をご紹介します。
用語説明
◎柱状改良=コンクリートを 地中支持基盤まで柱状 に流し込む地盤改良の方法
◎ND材=natural dry
自然乾燥
◎アンカーボルト=アンカーとは船の碇(いかり)の意味,半分は基礎の中に埋め込まれ、半分は基礎の上にでて基礎と柱が連結される。
◎ホールダウン=hold down
引き寄せるの意味
耐震、制震部材、建材、工法の一部を紹介
GVA工法 ダンパー(damper 振動エネルギーを消散させて振幅を軽減する装置)を使う工法
メタルフィット工法 ダンパーを使って地震の震動を緩和する工法。
材木について
このところ輸入材の価格が高騰しております。今の日本の住宅の多くは輸入材のホワイトウッド、もしくはレッドウッドを柱に使います。見た目は白くて本当にきれいです。
先日福島県の協和木材さんに行ってきました。ここは福島県産、栃木県産の優良な杉材を専門に扱ってる製材業者で、日産3千本の柱材を生産し、杉では日本一の生産量を誇ります。5万坪の広大な敷地には、杉の丸太がびっしりと積まれてます。
杉は松に比べてシロアリと水に強い性質があります。ねじれとか割れはありますが、家にとって一番の敵シロアリに強く、また水に強いと言うことを考えたら杉材を選択する方が理にかなってます。
さらに上級材では檜があります。輸入材高謄の折、国産材は価格競争力がついてきたと言うことをご報告致し、イングリッシュホームでは日本の林業復活に少しでもお役に立ちたいと願ってます。
第三者機関による厳しい検査を経て造られる構造体=耐震性 イングリッシュホームの家
住宅の主要構造部分に関して10年間の瑕疵担保責任を設定した法律により弊社の建築は原則第三者機関に保証を委託して建築することに致しました。弊社では現在 (株)日本住宅保証検査機構と財団法人住宅保証機構の登録会社となっております。
この元になされる建築はかなり厳しい検査を経て完成致します。とりわけもっとも重要な構造に関しては耐震性能ひいては家そのものの耐久性に関係してきます。参考のためその一つ日本住宅保証検査機構のHPを読んでみて下さい。
※この保証を受けるのは原則有料となります。
木造軸組(在来工法)
柱、梁、はコンピューター制御のプレカットプラントで刻んでいきます。精度はミリ単位となっており世界にこれほど精密な木材の加工技術は類を見ません。旧来建築の地震による倒壊は、棟木のほぞ欠け、柱のほぞ抜けが相当に見られたと分析されてます。
しかしながらその後多くの地震でも現在の軸組工法(在来工法)が倒壊したという話はあまり聞いておりません。軸組も日々進歩しており地震対策は、ホールダウンの取り付け、筋交いの設置、壁パネル(合板)による壁耐力の強化、金物等で地震に強い構造です。また弊社では筋交い金物は自社開発した強力な金物をコーチボルトで止める耐震設計となっております。
軸組とツーバイフォーの選択を考えると
それぞれ長所短所はあります。ツーバイフォーでは構造を受け持つフレーマーと内部造作をする大工さんとに分担されてます。材木は北米産,北欧産の松が使われます。
一方軸組の大工さんは最初から最後まで一貫して作っていきます。材木は軸組では北米産の松、及び国産杉、檜等も使えます。お客様の希望により工法は選択できます。
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