在来工法木造三階建構造計算書作成キット
よく通り芯名にABC・・123・・等と付けますが、私は数学的な手法を採ります。単に識別子
では無く、座標の属性も加える事により、データ処理が非常に楽に成ります。たとえば数学
の第一象限を当てはめて横の構面は下からX0,X1・・、縦の構面は左からY0,Y1・・とします。
X軸の添え字が原点からのY座標(縦の距離)、Y軸の添え字がX座標(横の距離)と成る訳です。
こうすれば、通りの指定は座標の入力と同義と成る訳で、データ入力、処理が楽に行えます。
入力数値は整数がベストです。整数にするには、単位を調整しモジュール単位とします。
上記の添え字も、もちろんモジュール単位でなるべく整数になるようにします。(例909を1)
長さや、面積を拾う場合も同様です。換算は計算機に任せばよいことですから。
要は、いかにしてデータの入力数を減らすか、しかも間違いなく入力するかに尽きます。
データの入力数を減らすには、元データから派生する雑多なデータは元データの組み合わせで対処します。
例えば「木三Kit」では、鉛直部材(組合せ単位荷重)と各部の高さに名前を付けて管理しています。
鉛直部材の種類は高々知れていますし、各部の高さも階毎に統一される場合が多いので種類は限られます。
更に高さは、モジュールと言う訳にはいきませんので、整数にならないからです
。
鉛直部材は部材と高さの組み合わせで単位長さ当りの荷重とし、平面をモジュール単位で拾います。
基本的に「木三Kit」では、単位荷重を入力せず、最初に定義した項目リストを、選択するだけです。
「木三Kit」は、略図を説明補助とCADを用いた積算及び、構造図面の下図に使います。
構造計算書は、どうしても数字の羅列に成り全体が見えにくくなります。そこに略図を添付すれば
大変見安くし、計算を省略出来る場合も有ります。例えば軸力計算では、縦*横=面積uと言った
計算は行っていません。ただ柱支配面積の略図に、モジュール単位の整数値が書き込んであるだけ
です。これで十分です。その代わり面積或いは長さの合計が、地震力算定時(全体で拾う)の値と
比較出来るように、チェック項目が付いています。此により、入力ミスも防げます。
先ず外壁内壁を開口を無視して描き、柱(□とレイヤーを変えたXを同時に)を配置します。
これは柱の壁支配長に使います。次にこの三層分の壁図を丸ごと構造略図位置に複写します。
その複写した図を基に三階をR階にと、壁だけ階をずらして上の階に複写します。そうすると
ある層の上下の壁がダブった図ができますから、必然的にその位置に梁がきますので、後は
一間ごとに梁を補完するだけです。その後下階の柱(X記号)を一層づつ上階に移動させ、
壁を消去して出来上がりです。
壁図の方は(X)を消去して壁体内の柱と柱の中点に線を引けば壁支配長の図は完成です。
次に構造略図の梁と柱(X)だけを丸ごと柱の床支配面積位置に複写します。梁と梁の中間
に線を引いて支配面積図を完成させたら梁を消去してお終りです。
この様にして一つの情報も無駄にせず、有効に活用する事が効率化の要です。
積算は長さ面積が整数に成る様単位を調節します。(たとえば303又は455を1000とする)
此処で上記の床及び壁の支配図を逆数倍した(1000/303,1000/455)積算用の図を作ります。
もっとも整数で有れば、グリッドを張って目算した方が早い場合も有ります。後は測定コマンド
で片っ端から拾うだけです。