カブトムシの自動販売機に抗議
7月4日読売新聞によれば、大垣市でカブトムシの自販機が完成、大人気とのことですが、ただでさえ子供が自然に親しむ機会が減っているのに、更に生きたカブトムシを「モノ」として自販機で販売することは、益々子供に自然の姿を見失わせることになり、生命の尊重、情操教育の面からも将来に渉って大事な感性を失わせることになります。 生き物を自販機で売ることは、諸外国では先ず考えられないことです。 生命の尊さを訴えるために、メーカーに中止の要請書をお送りしました。
要請書
平成11年7月18日
未来精工(株) 代表取締役 武山 博 殿
住所 岐阜県大垣市曽根2−195
電話 0584−82−4482
前略 貴社益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。 私どもは、会員数2500名の「動物と人の共生をめざす」全国組織の動物保護団体です。 7月4日読売紙によれば、貴社は「カブトムシ」の自販機を完成。評判も上々とのことですが、近来子供が自然に触れる機会が減り、なかでも昆虫はデパートなどで買うものとされて、その生態を調べ、探し、採取し、育てるという機会が殆ど減少ししております。現行「動物の保護及び管理に関する法律」では動物の全般的な意味での生命尊重、みだりな殺傷、習性に反した飼育を戒めています。(1、2条)
自販機で生命体を「モノ」として餌、水を与えず、売ることは、昆虫であっても虐待することであり、人間の大事な少年期に、生命尊重を教える機会をなくす事にもつながります。「モノ」として買ったものは死ねば「モノ」として捨てられて、命の尊さを感じる機会がありません。ここに大きな問題を感じます。 これらの点を慎重に考慮されて、生きているカブトムシを自販機で販売する事は即刻中止されますようおねがい申し上げます。
以上に対する貴社の責任あるご回答を7月30日までに文書又はFAXでお送り下さるようお願い申し上げます。
自然と動物を考える市民会議 東京都杉並区阿佐谷南3-6-20
TEL 03-3391-1733 FAX 03-3391-4180
運営委員長 塩坪 三明



