沖縄観戦記・海と大地を貫いたとき
〜スタジアムの魔物、沖縄にいく
(東京都・五月風れあん)
「ソロモンよ、私は帰ってきた!」−沖縄・那覇空港に着いた直後、(心の中で)こっそりと叫んだ言葉である。一年ぶりの沖縄。毎年恒例の「横浜ベイスターズ・オープン戦観戦ツアー」である。
少し説明しておくと、ベイスターズの親会社、マルハの系列である旅行会社が、毎年年末から希望者を募り、沖縄でのベイスターズのオープン戦観戦、選手とのパーティ、ならびにオプションで沖縄観光も楽しんだおう、という、大変贅沢なツアーなのである。
はじめにいったときは、料金の安さ(オプショナルを組んでも8万円弱)もあって、余り期待していなかったのだが…毎年恒例、となったところからも、このツアーの充実感を想像していただきたい(もっとも祖母には御小遣をせびりにいったとき、「また沖縄かい? この間もいって来たじゃないの」と言われたが…)。
1日目。空港から直接北谷(ちゃたん、と読む)球場へ。ここで対中日戦。初回にいきなり関屋が打ち込まれて、「いやぁん」とばかりに、ビデオを回しながらオリオンビールをあおる私。ちょっと涼しくてビールよりは熱燗かホットウイスキー、と言った風情だったが。おつまみは鶏の腿の丸々一本フライドチキン。かじりがいはあるが、冷えているのが難。「そんなおおきなの、食べ切れるの?」と、隣に座っていたおねいちゃんに心配されるが、「だーいじゃうぶ。いざとなったら相手ピッチャーにぶつけるとか、打球にぶつけてコースを変えるとか」と、軽くかわして一本しゃぶり尽くす。
ベイスターズが動いたのが4回。気が付いたら4点入っている。「もう少しですね」「うん、後3点」などとくっちゃべりつつ、試合を見ていると…不思議不思議。6回には5点も入ってあっさり逆転。「やっぱりベイスターズはこうでなくっちゃ!」とばかりに、応援にも熱がこもり始める。「祝い酒」とばかりにオリオンビールをのみ始める周囲のおっちゃん達。勿論僕も飲む。
7回と8回に1点ずつ取られて、ちょっとヒヤヒヤしたものの、結局はベイスターズの勝利。よしよし、こうでなくては。
ここで隣に座っていたおねいさんと僕の「或る会話」。
おねいさん「(ボソッと)プッチモニ万永…」
僕「文字通り『ちょこっとLOVE』っすね!」
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
| 横浜 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 9 |
| 中日 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 8 |
横:関屋・中野渡、○小桧山、ベタンコート、河原−相川、新沼
中:山田(洋)、●小笠原、宮越、小山、正津−吉原、鈴木(郁)
その日の夜は「ラグナガーデンホテル(ご存知、ベイスターズの選手の沖縄での拠点)」において、選手の皆様との交流会。因みに2部構成。
第一部が山下ヘッドコーチ・高木打撃コーチ・石井(琢)・河原・森中・戸叶・三浦・矢野。
ビデオを向けられて「えー、動きがあったほうがいい?」と照れている山下コーチ(結構こういう人多かった)。で、なんかくねくね動いてくれた。「いえ、そんな無理して動かなくても」と、こちらが恐縮する始末。
手早くツーショット撮影(カメラ・ビデオとも)を済ませ、しばらく飲み食いする。で、第一部の選手の皆様、退場。
第二部は遠藤ピッチングコーチ・青山守備走塁コーチ・井上・横山・福盛・木塚・田中(一)。
ドラフト1位の田中くんは…やっぱり小柄だった。パンブスはいて2〜3センチ底上げされたあたしのほうが、わずかに大きいくらいで。

やっぱり「動いたほうがいい?」と動いてくれた井上さん。思わず「す、すいません、腕組ませて下さいっ!」と言ってしまった、福盛さんと遠藤コーチ(後で田中くんにもいった)。さらには木塚さんと横山さんのツーショット。ええもんみたわ。

泡盛をあおりながらケーキを食べる、といったことをしてしまう自分。もう何がなんだか…。
2日目。宜野湾(ぎのわん、と読む)球場における、対ヤクルト戦。この試合の前に、ベタンコート選手とツーショットを撮ってもらう。心残りは小宮山さんとツーショットを撮れなかったこと(近くを通ったらしい。なんか悔しい)。

オリオンビールを右手に、ビデオカメラを三脚にセットして観戦…結果は…言いたくない…。
関口ー、なにやっとんじゃー! ばっかんばっかん打たれおってー! 僕の青春を返せー(以下、意味不明の罵声)!
打撃陣もだー! 0点にきっちり押さえられおってー!
うー、悔しいので、宜野湾球場における注意点。
宜野湾球場の内野席入口、というのは、海に面しております。
当然階段も海に面しておりまして、階段の周囲には、コンクリで壁が作ってあります。
吹き付けてくる潮風+狭くなった階段=吹き付ける突風。
一昨年、何も知らずにミニスカートをはいていった僕は…周囲の皆様に黒いスパッツを披露する羽目になりました。ううう。
いろんな意味で悔しいので、オリオンビールをもう一本。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
| ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 2 | 0 | 0 | 7 |
| 横浜 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ヤ:山部、○岡林、高橋(一)、五十嵐−青柳
横:福盛、木塚、●関口、矢野−谷繁、川崎、相川
さて、嫌なことを忘れるために、夜のフリータイムは観光。「国際通り」。
ここで今回の旅行で購入したお土産。
@ちんすこう(沖縄クッキー。姉はこれのパイン味が大好物である)
Aさーたーあんだぎー(沖縄ドーナツ。直訳すれば「砂糖の揚げ物」。揚げたてはサクサクでふかふかで美味)
Bさーたーあんだぎーミックス(本土の「ホットケーキ・ミックス」とようなもの)
C泡盛・古酒(あわもり・くーすー。沖縄独特の焼酎と、それを一定期間以上ねかせたもの)
Dブルーシールアイス(沖縄で「アイスクリーム」と言ったらまずこれのこと。どこでも−屋台でも!−売っている。もちろん地方発送もしてくれる)
Eオリオンビール(沖縄で「ビール」と言ったら以下省略。まとめ買いしたほうが安上がりなので、スーパーなどの食料品売り場を捜すのが吉)
Fヘリオスビール(「沖縄で2番目に小さいビール工場」が売り文句の、まるで「怪傑ズバットのようなビール。マイナーなだけに、売っているところも限られている。国際通りには、ここの直営店があり、飲むことができる。売ってはいないが。売っているのはまた別の店。地方発送してくれる)
Gベイスターズ・ユニフォームシャツ(ビジター用の)
H指輪(アジア雑貨の店で購入。スモーキークォーツ6000円。ガーネット・アメジスト・キュービックジルコニア・トパーズの小さな石の組み合わせが1万8千円)
…とまあ、飲んで食って浪費して、国際通りの夜を満喫して、気分をすっきりさせる。ヘリオスビールはうまかった。ブルーシールもうまかった。
追記:オリオンビールのまとめ買いのために入ったダイエーで見つけたもの。「オリオン・ドラフトビール(だったと思う)」のポスターを飾っていた、西武・デニー友利の笑顔…笑った(何故笑う!? 何か嫌な思い出でも!?)
3日目。オプションで観光。海がきれいだ。「アクアマリン」というのは、こういうことをいうんだな、と思った。
サミットのおかげで、今沖縄はどんどん変わりつつある。那覇空港は去年に比べて遥かにきれいに整備されていたし、後3年もすればモノレールができるという。大小の工事があちこちで行なわれている。
でも、この海の色だけは失って欲しくない。この澄んだ、文字通りアクアマリンを溶かしたような海だけは−。
そして人の心も。
とまあ、そんんあセンチメンタルなことを考えながら、那覇空港のロビーに、「去年は日ハムの皆さんと接近遭遇したけど」と思いつつ、ぼーっとしてたら…今年はヤクルトの皆さんだった。目撃したのはロブロとペタジーニだけだったが、情報によると、石井(一)が免税店にいた、とか飯田を見かけた、とか。
で、去年のようなトラブル(飛行機のエンジン不良で、3時間近く空港に足止め−ネタにはなったが)もなく、定刻通りに只今参上! じゃなく、沖縄を離れた。
また来年も、行くだろう。多分。
ベイスターズが好きだから。
沖縄が好きだから。
空から見ても、やっぱり海は青かった。
追記2:乗った飛行機がANAだったため、羽田空港はどこへいっても松坂大輔だらけ。うきー! 何なんだ、「ハンバーガー計画」って。ベーター一族の作戦か(マニアック過ぎるわいっ!)!?