Windowsというのは使っていると調子を崩してしまうものです。9Xでは月に一度は再インストールが必要などと巷ではのたまわれたりしておりますが,その真偽はともかく,再インストールを行わざるを得ない状況に陥らないと断言できる人はいないでしょう。
しかしながらWindowsというのはいまいち再インストールを考慮した設計になっておりません。お金を取っている割にはユーザーに対してバックアップの手段が限られております。今回紹介するOutlook Expressのバックアップも割と面倒です。しかしOutlook Expressからの書き出し機能が非常に弱い*1ということもあり現実的に考えるとほかのメールソフトに乗り換える*2か,この方法を使うかのどちらかがもっとも効率のよい方法であると思っています。
Windowsの再セットアップの仕方のわからない人は挑戦しないでください。また拡張子がどんなものかわからない人も挑戦しないでください。よろしくお願いします。万一失敗してもこちらではデータの復元までは保証できません。
具体的にはどのようになるか,というと・・・
まず作成したメールアドレスや名前などをひとかたまりにした住所録をバックアップしなくてはなりません。wabという拡張子のついたファイルを探し出します。これを別の場所にバックアップをとります。
ここからはある程度画像を参照しながら進めましょう。まず,
というパスに存在する不明な名前のフォルダをどこか別の場所にコピーします。このフォルダがOutlook Expressのデータを保存しています。WindowsのバーションというかOutlook Expressのバージョンによっては異なる場所に保存されていることがありますので注意してください。
お手持ちのコンピュータ,あるいは新規に購入したコンピュータをセットアップします。最初に記述しましたがこれがわからない・できないというのであれば計画を終了しましょう。あるいは古いメールはあきらめて,手書きのメモを残すなり,紙に印刷するなり違う手段でリカバリーを試みましょう。
まず引っ越し先の環境でOutlook Expressをセットアップします。セットアップ直後は,下のような画面が現れるはずです。
意味のあるメッセージはありません。一度Outlook Expressを終了します。
まず,先ほどバックアップをとったメールフォルダを新しい環境のデスクトップなどにコピーします。その中身のメールの内容を,新しい環境のメールの保存されているディレクトリの中にコピーします。
画像としては以下のようになります。
コピーが終了したら,Outlook Expressを起動してみましょ。
起動して最初にあったはずのメールが復元されていれば成功です。お疲れさまでした。
っていうか,そもそもOutlook Expressなんか使う方が悪いんだろうなぁ。なんとなく標準で付属しているものだから無精して使ってしまいがちですよね。でも探せばいろいろあるのですがOutlookというかMS製品は非常に悪名が高く,メーラーといえどもその例に漏れません。できるだけ早い時期にMS製品ではないメーラーに乗り換えるべきだと思います。というのもメーラーはMS-WordやMS-Excelとは異なり,同じ環境でなければ互換性がとれないといったたぐいのものではありません。従ってどのようなメーラーを使用するとしてもそれは個人の自由でしかありません。会社単位などでは社員教育などの観点から「つかえ」というお達しがある可能性がありますが,VBAやJavaScriptなどさまざまな悪意あるプログラムにより多大な損失を生じさせる可能性もありますので,個人の使用などあまり特定のメーラーにこだわる必要のない方はできるだけほかの環境に移行することをおすすめします。なによりOutlook Expressというアプリケーションが出来のよいものではありません。そろそろなれてきたと思う方は自分にぴったりのメーラーを探してみてはいかがでしょうか。
*1 メール1通毎の書き出しくらいしかなかったように記憶しています (本文へ)
*2 もちろんOutlook Expressのメールフォルダを読み込めるものですよ (本文へ)
注意:常にこの方法が万全であることを保証するものではありません。この方法により再セットアップに失敗した場合も責任は負いかねます。あくまで筆者の環境で成功しただけであり,作業は自己責任でお願いします。