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特別テーマ by のんのんザスペルマスター

Mew on Meadow !

あこがれのUNIXライクなWin32環境を構築すべくいろいろもがいていました。このたび無事理想としていた環境(程度としては非常に低いのですが)が築かれましたのでここに公開することにしました。

/目的/はじめに/インストール/設定を行う /Meadowの実行 /


目的

X上のアプリケーションであるEmacsがWindows上でも実行できます。Emacsとして利用できるものにはEmacs / XEmacs /Meadow /Mule for Winなどが挙げられます。これらのアプリケーションは非常に多機能ですが,素人には今ひとつありがたみがないかもしれません。メール/ニュースリーダとして利用することができれば,利用する価値がずいぶん上がり,ソフトウェアの使用方法について勉強する意欲もわいてくると思いませんか? いくらか存在するメール/ニュースリーダ化ソフトとして今回はMewを選択しました。理由は猫好きだからです。残念ながらニュースリーダとしての機能はまだ実装されていませんが,私はそれほどニュースを利用しませんので当面はこれで問題がありません。


はじめに

Win32にUNIX環境を構築しようと思ったら,とりあえず以下のものを取りそろえてください。これらは私が環境を構築した際の例であり,これから挑戦しようとするあなたに強制するものではありません。

Cygwin1.3.1->

http://sources.redhat.com/cygwin/

http://www.cygwin.com/ml/cygwin-announce/2001/msg00063.html

Meadow 1.14(AWSAKA) ->

http://tancho.scphys.kyoto-u.ac.jp/%7Ehimi/MuleWin32/index.cgi

Mew 1.94.2 -> http://www.mew.org/index-j.html

IM-1.40 -> Mewと同じ場所

Active Perl 5.60 ->

http://www.activestate.com/ASPN/Downloads/ActivePerl

それぞれのリンクで用法をよく確認してください。Cygwinを用意しなくてもWinZipを使用してtar ballを展開することができます。このとき,tar file smart CR/LF conversionのチェックをはずしておくとよいそうです。


インストール

UNIX環境を構築したコンピュータの参考までのスペックを下に。

Asus P3B-F, Intel Celeron 333MHz, RAM 256MB(バルク品), Windows NT 4.0; system 2GB, another 7GB

といったところでしょうか。ほかにもバルクのCD-ROMドライブなどもついていますが,今回の内容には直接関与しないのでまたの機会に。

さてさて,システムパーティションに2GBをとっていますが,ソフトウェアをインストールし続ければあっという間に容量不足になります。常套手段ですが,アプリケーションはすべてD:\以下にインストールしています。Windows 9Xな環境でお試しの方は適宜読み替えてくださいね。またMewはメール1通を1ファイルとして保存しますのでFAT16の方は容量に気をつけましょう。

Windows NTでは環境変数に手を加える必要があります。コントロールパネルのシステムを開き,環境タブを開きます。そうすると環境変数を表示する窓が現れます。システム,あるいはログインしているユーザーの環境変数としてHOMEというものを作り,内容をMeadowが使用する環境設定ファイル".emacs"が入るディレクトリとして指定します。Win9xであればautoexec.batに,WinNTであれば環境変数に,

などの記述を追加しておきます。

D:\unixを基準にそれぞれのソフトをインストールします。圧縮ファイルが伸張できないようではハナから勝負になりませんから,まずはCygwinからインストールしてみましょうか。コマンドプロンプトからそれぞれ作業を行ってください。また,コマンドプロンプトの環境設定がソフトのインストール毎に追加されていきますので,一つソフトをインストールする毎にコマンドプロンプトを起動し直すようにするとよいでしょう。

Cygwinのインストールを行います。Cygwinは先ほどのリンクをたどることでFTPサイトにつながることと思います。FTPサイトにはSETUP.EXEというファイルがありますが,こちらをダウンロードし,実行します。

実行すると,

といった選択肢があらわれますから,環境に合わせて適当に選択します。そのまま実行し,適切なファイルをインストールします。

Meadowをインストールします。圧縮ファイルを伸張した後,インストール用のバッチファイルを起動させます。

Perlをインストールします。msi版ではGUIでインストーラを起動することができます。そうでなければバッチファイルを起動します。

あ,ちなみにMeadowとPerlはどちらを先にインストールしても問題はありません。

IMのインストール。im.exeを一度実行します。その後im.exe -sを実行して環境設定を行います。

Mewのインストール。mew.exeを一度実行します。その後mew.exe -sを実行して環境設定を行います。

ここまで来たら,私の環境ではこのようになっていました。

D:\ unix\ im-140\ cnf.im\
dot.im\
im.exeなど
    Meadow\ 1.14\
site-lisp\
など
    mew-1.94.2\ bin\
contrib\
mew.exeなど
    Perl5.6\ bin\
eg\
html\
など

さて,一方環境設定ファイルの方は,

D:\personal\sakura

以下に,".im"と"Mail"というフォルダ及び".emacs"ファイルが置かれています。これから".emacs"ファイルを編集します。


設定を行う

パッケージをインストールし終わったところでIMによりかなりの部分が設定されているかもしれません。しかしながらWindowsを普段から利用してきた人にはどうにも理解に苦しむ設定しかなされておらず,起動した瞬間に使う気をなくしてしまう可能性もあります(そこまでひどくは無いですが・・・)。そこで,.emacsファイルを編集し,普段利用しているアプリケーション並の表示をさせてあげましょう。

####で区切っている内部を「パート」と仮に名前を付けますね。

パート1にはデフォルトの言語を設定しています。

パート2には日本語入力方法を設定しています。いわゆるMS-IMEなどのWindowsで利用しているInput Methodをどのように利用するかを示しています。また,IMEの状態が表示されるようになったりしています。

パート3にはマウスカーソルの表示を入れています。

パート4にはフォントの設定を入れています。BDFを利用する方法もあるのですが,TrueTypeフォントを利用した方が表示された文字にもなじみがありよいのではないかと思いまして,こちらの設定を入れました。Xな人は是非BDFを利用してXらしい表示になるようにしてみてください。

パート5に全体のプロパティを設定しました。画面や文字の色,表示するウィンドウのサイズなどです。

これらの詳しい情報はREADME.Meadow.jaに記述されていますので是非こちらを参照してください。

ここから下を,IMにより設定されたファイルの上にPasteするだけでたぶんそれなりに使える環境になると思います。


;###############################################################################
(set-language-environment "Japanese") ;###############################################################################
;;; IMEの設定
(mw32-ime-initialize)
(setq default-input-method "MW32-IME")
(setq-default mw32-ime-mode-line-state-indicator "[--]")
(setq mw32-ime-mode-line-state-indicator-list '("[--]" "[あ]" "[--]"))
(add-hook 'mw32-ime-on-hook
(function (lambda () (set-cursor-height 2))))
(add-hook 'mw32-ime-off-hook
(function (lambda () (set-cursor-height 4))))
;;##############################################################################
(setq w32-hide-mouse-on-key t)
(setq w32-hide-mouse-timeout 5000)
;;##############################################################################
;;; TrueType フォント設定
(create-fontset-from-request "private-fontset"
'((width . 8)
(height . 16)
(fixed . t)
(italic . nil))
'((family . "MS ゴシック")
(family . "Courier New")))
(change-fontset-from-request "private-fontset"
'((width . 8)
(height . 16)
(fixed . t)
(weight . 700)
(italic . nil))
'((family . "MS ゴシック")
(family . "Courier New"))
1)
;###############################################################################
(setq initial-frame-alist
'((foreground-color . "black")
(bakcground-color . "snow")
(top . 0) (left . 0)
(width . 75) (height . 25)
(font . "private-fontset")
))
;###############################################################################


さて, いよいよ起動してみましょう。


Meadowの実行

設定まで終わりましたので,後は動かしてみるだけです。EmacsではControlキーを"C"で,Altキー(メタキーと呼ばれることも多い)をMと記述します。たとえば,C-cのような記述があればControl+cというキーバインドになります。

さてさて,Windows上ではアプリケーションの起動はマウスのダブルクリックで行いましょう。そうしたらバーンとウィンドウが現れることと思います。そしたら,なにも考えないでM-x mewとタイプしてリターンキーを押します。すると画面の表示が変わり,しばらくするとパスワードの入力を求める窓が下の方に(モードラインというらしい)出てきますので,メールの受信に必要なパスワードを入力します。また暗号化されている場合にはここに復元キーの入力を求められるそうです。

詳しくはREADMEやMewのページを参照してください。終了するときはC-xC-cです。

お疲れさまでした。

私もまだEmacsは超弩級の素人ですのでこれからいろいろ覚えていこうかと思っています。みなさんも興味をお持ちでしたら勉強してみてください。なにしろ有名なソフトウェアなのでドキュメントはオンラインにあふれています。またちゃんとしたREADMEがありますから,まずはそこから攻めてみましょう。