不定期連載特別テーマ
VMwareをインストールするために用意したのは、Toshiba Dynabook SS 3000とIBM ThinkPad 600にFreeBSD Release-4.0をインストールしX Window System を設定したものである。 ウィンドウマネージャとしてはFVWM2を使用した。というのも流行のGNOMEおよびKDEはハードウェアリソースを消費しすぎて、今回目的としている仮想マシンの構築には荷が重いと思われたからである。しかしFreeBSDのインストールについてはまだ十分なドキュメントが存在しないためかなりの部分を手探りで切り開くことになった。やったことそのものはわかってみれば大きなことではないのであるがとりあえず記録ということで残してみようと思う。
2000年5月23日
インストールを行うためにCD-ROMからのセットアップを行うことを試みたもののどちらの機種とも専用ドライブを用いたにも関わらずセットアップを行うことはできなかった。したがって許されているインストールの方法はネットワーク経由のもののみであるため、ネットワークインストールに必要なFTPサーバの構築を行った。まずこの時構成されているサーバマシンは3台ほど存在したがそれぞれWindowsNTやWindows2000のサーバであるため、FTPサーバの構成が少々めんどうであった。また最近Solaris7を入手することができたのでこれを試してみるというのも一興であると思われたのでこれを試してみることにした。 Solaris7のインストールは非常にインストーラがよくでいており用意である。起動用ディスケットをドライブに挿入すればうまい具合いに立ち上がってくれる。あとはインストールスクリプトにまかせるだけである。インストールした後、ユーザーを追加してFTPでユーザーからログインすれば必要十分であろうと思われた。
*Solaris7のインストールのためにグラフィックボードを新たに購入した。Milleniumが7k円程度だったのでまあこの程度と思い購入に踏み切った。さらにネットワークインターフェースカードも新規に購入した。対応ハードウェアがブルジョアなためである。3Com905B-TXをだいたい10k円で購入。なんだ、Solarisより新規購入ハードのほうがよほど高価だったのね。
2000年5月23日
FreeBSDのインストールはUNIX UserにCD-ROMが付録としてついておりさらにインストールガイドがあったためにある程度は助けがあったものの、一部修正して作業したこともあるのでメモを残す価値があると思う。冒頭でお知らせした通りEl_Tritio対応ではCD-ROMブートができず、したがって起動用のフロッピーディスクを作成した。Release-3.XではPAOと呼ばれるPCMCIA関連のドライバは別に入手しインストールディスクを作成したが4.0から統合されたのでこのまま起動することができる。
起動ディスクの作り方はDOSのユーティリティからfdimage.exeをコマンドプロンプトから起動することで作成される。必要とされるイメージファイルはkern.flpとmfsroot.flpで、 fdimage.exe kern.flp a: などとコマンドを打てば良い。これらはRelease-4.0の1枚目のCD-ROMに入っている。 まずは持ち運びを考え、DynabookSS3000(これ以降SSと省略)にインストールを試みた。付属のフロッピーディスクを装着し、起動ディスクから通常通り起動した。
グラフィカルインストーラが起動するところでPCカードスロットの設定が出てくるがdefaultのまま進んだ。インストールに必要なパッケージはkernel sourceとXのみなので適当にセットしてインストール開始。しかしNICが正しく認識できていないらしくいきなりダイヤルアップ関連の設定を促すメニューが出現する。ctrl(ALT?)+F2でdebuggウィンドウを開いてみるとno resouce?などエラーらしいメニューがみられる。現在所有しているすべてのPCMCIA形式のNICを試してみるが結果は同じであった。
しかし、通常3Com589D EtherLinkなどは必ずサポートされているデバイスであるので、NICがだめということは考えられない。ということはカードスロットに問題があると考えるべきであろう。ToPIC97というPCカードデバイスが何か悪いことをしていないか確認したいが、Windows上のユーティリティは使えないのでBIOSセットアップメニューを起動する。escキーをポチポチとたたいているとF1キーを押せばBIOSメニューが出るよと言ってくるのでここでF1を押しBIOSメニューを出す。この中にPCカードスロットの設定メニューがあり、カードバス対応になっていたものをPCIC Compatibleに設定し直す。ほかにも不要なパラレルポートやシリアルポートなどすべてリソースを消費するものを停止させる。その後再起動する。 同じように起動するが、やはりだめなようだ。しかしIRQ10を消費しているというのが少し引っ掛かる。たしか3Com589DはIRQ10だよね。
通常のグラフィカルウィンドウではなく、デバイステーブルを表示するインストーラを立ち上げ設定を開くと、やはりCollapceとの表示がある。たぶん必要とするハードウェアリソースが競合しているものと思われる。SCSIデバイスをすべてはずした。またNICに関してもいらなそうなものをはずした。fe0というものが見つかったのでTDK LAK-0021BXを試してみたが、これは使えないようだ。仕方がないので3Comを使おうと思ったのだが、3Comそのもののドライバが見つからず、仕方がないのでMegahertzなどと書かれているデバイスep0を選んだ。またPCカードスロットのIRQを10から5へ変更した。その後通常通りの起動を行い、PCカードスロットを認識させインストールメニューを進めた。fdiskはデフォルトのまま進めた(これは失敗だった)。
インストールで一点つまずいたのは、インストールオプションでftp->user:passwdを入力することが必要だったこと。これだけだった。それ以降はうまくインストールが進み、Xの設定はNeomagicを選んでやればそこそこ動いてくれた。もともとNeomagicはノート型コンピュータに使われているものなのでそれほど変わった設定が存在しないため、より容易にインストールが行えたものと予想される。以上でSSのFreeBSDインストールは終り。
ThinkPad600のほうは内蔵のCD-ROMドライブからインストールできるから、と高をくくっていたが実はそれほど容易ではなかった。結局SS同様のネットワークインストールを行うことになり、CD-ROMを内蔵できるというメリットを生かすことができなかった。またXの設定SSとほぼ同じ構成で、ボードに至っては全く同じ物であった。
2000年5月23日
/usr/ports/emulators/vmware
として展開する。やり方は、tar zxf VMware2.tar.gz
である。展開されるとvmwareというディレクトリが作成されるのでカレントディレクトリを移し、ここでmake
とコマンドを入力。するとvmware本体が無いから探しに行くという旨、その中からvmmon-freebsd-0.95.tar.gz
vmnet-freebsd-0.11.tar.gz
を手にいれ、本体と同じ場所に保存した。これらは全てSolarisのFTP経由でインストールした。さて必要なファイルが手に入ったのでmake
make install
とすると、何事もなかったようにインストールはうまくいった。X上でプログラムを起動するときは必ず最後にアンパサンドをつける。つまりxtermからvmware&とコマンドを打つことになる。こうすることでサブプロセスとしてプログラムを動作させることができる。さて、起動させようとしたのだが、SSのtmpディスク領域が小さいと文句をいわれてしまった。仕方がないので、FreeBSDをもう一度インストールし直し、ルートディスクとスワップのみの構成にした。こうすることでVMwareは無事起動するようになったが、今度はSSのハードディスクが使えないことからWindows/VMがインストールできない。仕方がないので、CD-ROMを内蔵できる600にもFreeBSDをインストールした。VMwareのインストールはSSでもうすでにマスターしていたので難なくインストールできた。4 Windows on virtual machine
Windows98をインストールしようと試みた。というのも、起動可能なCD-ROMをつくることができたためである。前述したように、SSはCD-ROMが使えないのでとりあえずVMwareのインストールのみで保留。ThinkPadにインストールを試みた。インストールの前にvmware&として起動すると、Licenseをようきゅうされるので、http://www.vmware.com
から登録を行う。ここで登録を行うと直ちに登録の際に入力したメールアドレスに向けてユーザー名や有効期限などを記録し、ハッシュ関数とともに送られてくるので、これを 、/root/.vmware/License
として保存する。こうすることでライセンスうんぬんで文句はいわれなくなる。とりあえずWindows98のインストールを行うと、インストール作業だけで2時間程度を必要とした。その後通常の起動になったときにemm386.exeがどうのといっていきなり画面がブラックアウトしてしまった。インターネット上でvmwareのニューズがあったので覗いてみたところ、emm386とjdispは悪いことをしてしまうということがわかった。ならばとDOSに必要なconfig.sysとautoexec.batを削除(正確には名前を変更)したところ無事Windows98が起動した。 ふとVMwareに必要なLicenseキーとディスクイメージをコピーすればそのままSSでも動作しないかという想像が浮かんだ。VMware関連のものと思われるファイルをそのままSSにコピーしたところ、予想通り動作することがわかった。ファイルは以下のものである。/root/.vmware/
License
Preference
/usr/vmware/win98/
win98.cfg
win98.dsk
win98.nvram
win98.log
しかしSSではWindows98の起動にかかる時間が非常に長い。だいたい5分程度をみておこう。これはプロセッサの力不足もあるが、何より最大搭載メモリが64MBというところに依存すると考えられる。やはりWindows98でメモリ32MBでは足らないであろう。その点600ではそれほど起動が遅くは感じられなかった。
さて色々やっていてVM用のグラフィックドライバをインストールしようとしたがなかなかいい方法が無い。というのもドライバのインストールにCD-ROMを使えば早いのであるが、のに子1号はSolarisにとられているためCD-Rが使えない。
ならばと発想を変えてみる。VMwareにはWindowsNT向けのものがあるのを思い出したので、そちらの方をダウンロードし、ThinkPad600にWindowsNTをインストールした。そのあとVMwareのインストールを行った。こちらもライセンスキーが必要なので、同様にユーザー登録を行い、キーをメールで送ってもらった。こちらはレジストリキーとなっていてレジストリとして登録することで使用可能となる。
起動すると、ウィザードが立ち上がってくるのでWindows98をインストールしようと思ったが、Windows98はインストール中にWindows95のCD-ROMを要求するがそこでCD-ROMの認識がとぎれてしまった。そこで一度Windows98のインストールをあきらめ、こんどは起動だけWindows98のCD-ROMから行い、CD-ROMが使えるようになったところでWindows95にCD-ROMを切り替え、Windows95のインストールを行った。途中何度かエラーが出てきたがクリティカルではなく、Linux版と同様にconfig.sysとautoexec.batを削除するだけで無事起動した。 またSVGAドライバもダウンロードしたファイルに含まれていたのでそれをそのまま使うことでWindowsNTの上で800x600のWindows95が無事起動することとなった。VMに112MBのメモリを割り当てることでWindows95の起動にかかる時間は1分程度と十分実用に耐えるものであった。 この時ネットワークを適当に設定してやることでNetBIOS名によるコンピュータの検索が可能であった。
いいことずくめのようでいて、一点ヘボなのは、InternetExplorer4.0以降のシステムをインストールしないと正常にヘルプシステムが起動しない。IE3.0の上にIE5.0をインストールしてもだめで、どうやらIE4.0が必要らしい。これらはWindows2000をインストールしたあとにVMwareをインストールした場合には起こらず、正しくヘルプシステムが起動する。
2000年5月23日