携帯電話料金について(電算機か?)

のに子の電算機ページの本題からははずれてしまいますが携帯電話料金について,現在のキャリアと他社キャリアで比較を行ってみました。紹介させて頂きます。
ユーザーに公開されている情報はメーカーの基本料金と,広告にある料金比較のみといえます。ドコモの宣伝ではないですが他人の利用料金明細をみて「そんなに安いわけない」といえるような仲のよい友達がたくさんいればいいのですが,通常失礼極まりなく「ありえない」といえるでしょう。

携帯電話の料金は高い高いといわれていますが,そもそも各社様々な料金プランをもち,また料金の計算方法にも個性がありますので詳細に比較しないと評価できませんよね。TVのバラエティ(半分教養番組)みたいなので,どっかのイケてない家族がバラバラにキャリア契約して「高い」とのたまっておられることがあります。ああならないためにはまず料金表から無駄を見いだし,どうすればどのくらいになるとある程度計算し評価できるというのはなかなか悪くないことだとは思いませんか? 携帯電話の料金という大変個人的な事情を記述するものですので,情報提供側としてはあまり気持ちのいいものではありませんかが皆様のお役に立てばと思います。
あらかじめお断りさせていただきますが、計算は2003年1月のもので、1円違わず正しいという保証はありません。また、以後状況が変化している可能性があります。さらに,どちらかのキャリアを一方的におとしめるような意図はありません。

現在の契約形態

支払者=私が主回線を契約し,副回線を妻が契約しているという形になっています。それぞれトークパックライト,デイタイムP ライトを契約しています。書き忘れておりましたがJ-Phone (Vodafone)を契約しておりまして,現在J-SH09, J-SH08を利用しています。

表1:ある6ヶ月の料金表(適当にまとめたやつ)

表1を見ながら簡単に次のような傾向が見受けられます。

  1. 家族間でやりとりされるメールの数がメールおよびデータ通信全体でかなり多くを占める(特に副回線)
  2. 副回線は携帯電話を電話として使用していない
  3. 主回線の通話料金は平均して2000円程度で,パック割引とほぼ同額である
  4. 副回線は無料通話分よりずっと多く利用している(メール)

上記のことから,主回線でトークパックライトを契約していることが有効に働いている(3),家族割引が有効に機能している(1)ということが伺えます。見直すとしたら副回線のパック料金であるといえるでしょう。ただし副回線には改良の余地があるかもしれません。家族割引後,無料通話が2000円程度含まれているパックプランは,ビジネスパックライトあるいはトークパックバリューです。たとえばビジネスパックライトを副回線に適用すると,全体の平均金額は6700円ほどになる計算です。これは現在の平均である7400円を下回っています。

もしキャリアを変更するとどうなるか

最近ドコモがしきりに通話料金がお得であることを宣伝しています。「ホントはやるじゃん,ドコモの料金」というやや自虐的ともとれる宣伝の効果のほどはわかりませんが,せっかく電算機好きなのですから単純に広告に踊らされるのもしゃくですし,きちんと計算してその優劣を決めようではありませんか。そこで,家族割引により大きく安くなると宣伝するというJ-Phoneと,ホントはやるらしいドコモを比較してみます。またJava関係をやるに当たってドコモには魅力があるために乗換を行うだけのほかの魅力があるのかどうかを検討したいというのもあります(カネがあればどちらも契約してかまわないのでしょうが・・・)。

その前にいろいろな家庭がではなくて仮定が必要になります。ドコモでは文字数によりメールの送信・受信料金が異なります。対してJ-Phoneは送信だけ3円,受信はスカイメールは無料,ロングメールというJ-Phoneの画像を添付したものや文字数が半角128文字を超えるもの,E-mail(ドコモや通常のインターネットメールなど)を受け取る場合に限り有料というようになっています。我が家では基本的にスカイメールを使用していますので,送料3円,受信無料という形になっております。電話料金を記述しているカタログを抜粋すると下記の表のようになります。

表2:キャリアによるメール料金の違い

J-Phone
ドコモ
スカイメール送信料
3円
文字数*3
送信料(円)
受信料(円)
スカイメール受信料
0円
20
0.9
0.9
ロングメール送信料*1
8円
50
0.9
1.5
ロングメール受信料
8円*2
100
1.2
2.1
   
150
1.5
3.0
   
250
2.1
4.2

*1 3000文字まで送信できます
*2 全角192文字までは無料
*3 250文字までしか送受信できません

ドコモでは「パケット」という単位を基準にして最終的に使用料金としていますので,J-Phoneのスカイメールがどの程度のパケット数になるかを算出しなくてはいけません。しかし文字数は特に気にしないで送受信してきましたのでここには仮定がはいってしまいます。ともかく1パケット128バイトで,40文字の送受信を基準にすると,送信時は3パケット,受信時は4パケット使用することになります。

表3:1ヶ月平均のメール数と予想されるパケット数

J-Phone
ドコモ(送信3,受信4パケットを想定)
送信したメール(主)
686通
送信パケット数(主)
2058パケット
割り引かれたメール(主)
323通
受信パケット数(主)
3128パケット
送信したメール(副)
782通
送信パケット数(副)
3128パケット
割り引かれたメール(副)
391通
受信パケット数(副)
2058パケット

ドコモの料金は1パケット=0.3円で,400パケット分無料となっています。通話時間は主回線1ヶ月平均49分,副回線ほぼ0分。また表3から二人分のパケット合計がメール分で10372パケット+データ通信。パケット数はちょっと多めかもしれませんが,実際には迷惑メールもありますからこの程度でそれほど問題ないでしょう。以上を考慮に入れたのが次の表です。

表4:ドコモの料金表に通話料金にあったプランを適用した場合

ドコモの携帯電話料金体系とJ-Phoneの料金体系を比較すると次のことが伺えます。

で,実際にどちらの料金が安いのか,比べてみましたが,大きくは異なりませんでした。
現在契約しているJ-Phoneでも,プランの変更により平均で数百円ほど安くなり約6700円ほどであることがわかりました。また,ドコモへ変更した場合では6740円となることが表4から算出されました。しかしながら現在契約している内容にまだ改善の余地があること,またキャリアを変更してもうまくプランを選べば極端に料金が跳ね上がる恐れはないとわかりました。

また,利用料金はほとんど変わらないことからドコモへの乗換は趣味の問題といえる。つまりJavaで激しく遊びたくなったら選択の余地はないが,現状料金ではほとんど差別化できていない。利用料金に関してはキャリアを変更することで新規契約料金や利用期間に応じて適用される割引が効かなくなることもありメリットがあるとは思えません。

それぞれの料金体系の特徴が次のように明らかになりました。

家族割引はどちらにも大きなメリットがある。J-Phoneでは家族割引により基本料金が半額になるものの無料通話分も半額になってしまうことに注意。ドコモの家族割引は全端末に適用されるために主回線を誰が持つべきかを考える必要がない。また無料通話分が割り引かれず,この点ではかなりのメリットがある。

通話に関する家族割引については,通話は両者適用されるものの,メールに関してはドコモにはそういった制度がない。おそらくインターネット経由のメールでは「家族」という区別をもうけることがふさわしくないと判断したためと思われる。これに対してJ-Phoneではスカイメールを使用した場合に限り家族割引が適用される。我が家のようなスカイメール主体の使用方法だとキャリアをドコモとした場合割引はいっさいないことになる。割引のレートはJ-Phoneが50%で,ドコモが20%である。

上記のようなそれぞれのメリット・デメリットがちょうど相殺して、我が家の場合はキャリアを変更してもほぼ同額の利用料金であろうと判断された。ゆえに変更すべきか現状で行くかまた悩み続けることになる。あ〜。

以上