<壊れたバイオリン >

脳みその裏側を

意味不明解読不明な記号達が

電光掲示板の速度で 走りぬけて行く

ロボットボイスの声が聴こえてくる

意味不明な音の羅列

限り無くおしゃべりは.とまらず

洪水のように溢れだす

頭の上には

曲がりくねったアンテナが

へなちょこな生け花のように 刺しこまれている

壊れたバイオリン

うちつけるカスタネット

背伸びしたサックスフォーン

夜の祭壇の上を香の煙りが たちのぼり

時間を巻き戻すために

後ずさりしてみたり

キーワードに込められた

深層心理の行方にくらまされ

コインランドリーの渦に巻かれ

ものすごく狼狽えた壁に囲まれる

と思いきや おもいすごしのベルが鳴る

2008 _未完_

 

<銀色しずく>

銀色しずく

滴り落ちる夜

森の陰から 水辺の妖精達!

羽根をよじらせ

唄い 踊り あかすよ

銀色しずく

滴り落ちる夜

太古の昔 神話の祭りのように

水辺の妖精達は

花びらをまき散らし

唄い 踊り あかすよ

燃え上がる炎は

アップとダウンを 繰り返す

香りを振りまいといて

もったいつける

おまえは. なんてイカレタ 小悪魔なんだ。。。?

唄い 踊り あかすよ

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【解説】

これも古い曲

アイヌ神謡集 

銀のしずく降る降る からインスパイヤーされてというか 引用させてもらった詩です

1996-2008

 

<日時計>

地球の裏側を

ひっペ返した 手の平を

月まで伸ばし

空中ブランコ

ひからびた大地に

蓮華草の種をまく

飢えと乾きの

コンフレークを食べながら

 

迷子の魂のかけら

不死鳥は

朽ち果て 花火の 散る 中で 

舞い あがる

 

日陰に隠れた

時を失い 日時計の

廻りを廻るよ

流れる意識は そのままで

化けの皮 はがれて 

溶けて 骨になり

土に帰って また戻る

 

迷子の魂のかけら

不死鳥は

朽ち果て 花火の 

散る 中で  舞い あがる

1996-2008

<太陽と月>

夜と昼とのはざまで

眠る君は

天竺うさぎの

赤い目の中

 

太陽と月のはざまで

目覚める君は

手の平の天秤が

ゆらゆら揺れている

 

遠い遠い 昔にみた 夢物語り

錆び付いたレールの上を

機関車が走る

 

何を恐れることがあるの?

守るべき何があるというのか?

足元を見つめていれば

すべては.自分がつくり出した

雲の上の幻想

 

遠い遠い 昔にみた 夢物語り

錆び付いたレールの上を 機関車が走る

1996-2008

<夜のオアシス >

ゆらゆらゆれる

ゆりかごの中で

うつらうつら

夢の果てまで

乾いた風に飛び乗って

夜のオアシスまで たどりつく

 

のろのろ歩く

ラクダの背中で

夜のサリーを身にまとう君と

夜の砂漠に

魔法の絨毯

僕と一緒に お茶でもいかが?

 

星屑の海が

波音たてて

僕らの隙間を

埋め尽くすだろう

ラ−ジャスタンの唄に導かれて

夜のオアシスまでたどりつく

1997

<夕暮れオレンジ>

夕暮れオレンジ絞り出して

河原でひとり

ママレード色の空を泳ぐ

ビー玉に陽をかざし

日溜まりをつくる

からんからんポケットに

詰め込んだ 

光りの瞬きひとつ

 

わらぶきやねの下で

苦虫.猫が

線路を走る 夕闇に

まかれ とける

ビー玉に陽をかざし

日溜まりをつくる

ボロボロ靴 はいて

何処まで 行けるだろう?

 

何を見て 君は僕のことがわかる?

君の瞳に映るのは

ほんの一瞬のかけらただひとつだけ。。。

 

切り刻んだ羽根を ひろげてみれば

菜の花畑でこぼした 色は

.虹にかわるよ

ビー玉に陽をかざし

日溜まりをつくる

からんからんポケットに

詰め込んだ 

光りの瞬きひとつ

1997

<瓶詰めのマンモス>

ラムネ色の風は. おおあくび

カラカラののどもと通り抜け

廃虚と化したバスで

ひと息ついて

堕ちて行く道化師みたいに

タバコをふかし

 

あくびした空

麦わら帽子

笑いこらえて  チューインガム

アメリカの乾いたラジオから

聴こえてくる 潮風が

 

ガラスのスプーンがね

溶け出す頃

ガラスのスプーンが

溶け出す頃

アミの目のスパイダ−

瓶詰めのマンモス

1996-2008