Wilson Combat CQB
ウィルソンコンバットCQB

製造元:Western Arms
全長 :216mm
全高 :141mm
重量 :870g
総弾数:15発
値段 :26,000円
機構:ガス、マグナ・ブローバック

 今回紹介するのはWAから出たWilson Combat CQBだ。
 2001年にWA社がモデル化した「サービスグレイド」のCQBとは内部も外観も大きく変わって製品化された。

 もともと、実銃のCQBはかなりの高額モデルながらも購入者が結構いる製品だ。
 25ヤードで1インチの集弾という精度、Black-Tよりも強いというArmor-Tuff仕上げ、そしてデルタフォースで使われたという噂――完成されたスタイルとあいまって、その評判を高める要素は十分にある。
 デルタフォースで採用されたという情報を確認するため文献を探したところ、Fred J. Pushies『Weapons of Delta Force』(2002, MBI Publishing Co.)に記述を発見した。

「デルタで使用されているカスタム45オートの一つはWilson Combat CQBである」
「(前略)オペレータ達はCQB用として確立されている、ノックダウン・パワーを備えた45口径に立ち戻る。彼らが好む拳銃にはColt National Match、Wilson Combat、Les Baerといったものがある」

 実際どれだけ使われたかは不明だが、高級実戦カスタムのCQBとデルタフォースというのはイメージとしてもピッタリくるものがある。


もちろん上が新しいほう

 WA社は2003年にシリーズ70ガバメントをリニューアル、よりリアルで動きの強いメカニズムを生み出した。もちろんこのCQBもトランスファー・ハンマーの新機構採用だ。また、何より心魅かれたのはフレームの色味やリアサイトなど、各部の再現度が向上している点だ。かつてのWA社製サービスグレイドCQBは色も灰色、パーティングラインも派手に残った製品だったが、今回は違う。特にフレームのODは落ち着いた色合いで、同社のパラ・オーディナンスの2トーンとも違った良い色に仕上がっている。トリガーガード内のパーティングラインも綺麗に消され、トリガーガードの下はハイグリップ用に軽く削りこまれている。金属パーツの仕上げも及第点だ。

 しかし見た目に難点もある。スライドストップに残ったパーティングラインがはっきり残っている点である。また、金属パーツの塗装がやや剥げやすいような気がする。購入する時はよく見て選んだほうが良いかもしれない。


問題のスライドストップ。見た製品全てがこうだった。

 WA社では限定としてアンビセイフティとマグウェル(専用シアーピン・ハンマーピン付属)も販売した。セイフティはちょっと設置が気になる(抜けないかちょっと心配だ)が、マグウェルが欲しかったので購入。装着して分かったのだが、実銃のウィルソンのマグウェルとはかなり違う。実銃のマグウェルは銃本体のマガジンポートの面取りと、マグウェルの面がしっかりあっているのだが、WA社製は違うのだ。さすがに再現できなかったという事だろうか。

 作動については、他のトランスファー・ハンマー・システム採用のガバの評判と変わらないのではないだろうか。リコイルは強くなっているが、やや着弾が散るような感じである。また、各部を動かす際やマガジン挿入時に固く感じられる。このメカニズムはまだ発展途上なのではないかと思う。

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