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ペルーとスペインのスペイン語の違い


私は2年ほどスペインに留学していたことがあります。
だから私のスペイン語のベースはスペインのスペイン語で、南米のそれではありません。
主人と知り合ってから感じたのですが、南米のスペイン語とスペインのスペイン語は少し違います。
もちろん基本は同じですから、十分通じるんですけどね。
ここではペルーとスペインの単語の違い、使い方の違いについて書いてみました。
これはあくまでも私が勉強して得た知識であって、間違っているかもしれません。
間違いに対する指摘や、追加したい事項・単語などがありましたら、お気軽にかたりなまで
ご連絡ください。



話す速度や発音の違い 文法、使い方の違い
特徴 使う単語の違い



話す速度や発音の違い
話す速度の違いは、概して南米のほうがスペインよりもゆっくりだと言われています。
しかしながらスペインでも、一番きれいなスペイン語を話すというカスティーリャ・イ・レオン地方は比較的ゆっくりに感じます。
それに反して南のアンダルシアやカナリア諸島では驚くほど早口で話していて、聞き取るのに一苦労だったり。もちろん地方の訛りも加わるものだから、???となってしまいます。
いずれにしてもスペインは南米よりもスピードが速いようですが、人それぞれの個性があって一概には言えません。

ペルーは南米の中でも比較的ゆっくりめで、きれいなスペイン語を話すと言われています。
スペイン語圏出身者でも聞き取りにくいと言われるスペイン語を話すのは、キューバかな。
また汚いスペイン語を「話すといわれているのは、チリ・アルゼンチンなど。
私はそうは感じないんですけどねぇ。


ペルーはきれいなスペイン語を話すと言われていますが、スペインでスペイン語を勉強した人がペルーに行っても通じないことが多々あります。
それは文法の違いや特徴的な使い方、また単語(俗語)の違いによるものです。
特に俗語(jerga・jeringa)をよく使う若者と話すと、???は必至。
俗語は使い方を間違えると大問題になりますが、知識として持っておいてもいいかも。

発音の点で言えば、ペルー式の発音はsの音が抜けがちです。
たとえばmas o menos。 普通はマス・オ・メノスですが、マッオメノと聞こえることもあります。
あとはporやparaを短縮する形。
Ven por acaを ベンパカー、vamos para allaを バモ パヤーなど。
これはスペイン南部も同じです。
なんだかかわいらしい発音だなって感じるのは私だけでしょうか。

ちょっと話は横道にそれますが、ペルー人は「つ」の発音ができません。
ウチの主人に「ツナ缶」と言わせようとすると、「ヅナ缶」とか「スナ缶」と発音します。
「つ」って言いにくいみたいです。
その反対に私たち日本人は、RとLの発音の区別がつかない!
私はRやLの単語が出ると、「ローマ(ROMA)のエレ?ロンドン(LONDON)のエレ?」と聞きます。だって聞いても全然区別がつかないし、発音もできないのです。まーしょうがないか・・

日本で習うスペイン語はたいていスペインのスペイン語です。
辞書やガイドブックに掲載されているスペイン語は、スペインで使われているものが大多数。
でも実際に日本でよく聞くスペイン語は、在日スペイン人と在日南米系の比率からいっても南米系スペイン語が圧倒的なのではないでしょうか。
スペインのスペイン語との違いがわかって、南米のスペイン語をもっと理解していきたいですね。

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文法・使い方の違い
文法の違い・・というか、使い方が違うものはいくつかあります。
南米のスペイン語で有名なのは、あまりvosotrosを使わないことでしょうか。
Tu扱いの人がたくさんいて、vosotrosになった途端に3人称複数形で話し始めたりします。
これもまたおもしろい。
一般的にはvosを使うようですが、私はいまだ聞いたことがありません。
今度ペルーに行ったら、耳をすませてみようと思います。

スペインではTutearと言う言葉がよく使われます。
これは「Tuの形(2人称)で話しましょう」ということ。
偉い人と話していても、時間がたつと「Vamos a tutear」とどちらからともなく(たいてい偉い人が)いいはじめ、tuの形で話すことになります。
反対に敬意を大事にする南米は、初対面の人や目上の人とtutearは考えられません。
ウチの主人は母親に対しても3人称のustedを使って話します。
私も義母や義姉と話すときは使い分けなくてはならないのですが、時々ustedとtuの切り替えがうまくいかなくて、主人の母にtuで話してしまったりする時があり、主人にお目玉くらったりします。
ああ、スペイン語って難しい・・・

他にはtenerやestarの使い方に違いがあります。
たとえば一般的に「寒い」はtengo frio、でもペルーはestoy con frioです。
同様に「風邪をひいた」はtengo gripe でもペルーは estoy con gripeとなります。
もちろんtenerを使っても十分通じます。

電話や挨拶のときに使われるコトバも違います。
まず「もしもし」。
スペインでは電話をかけたほうがOiga またはOigame、受けたほうはDigaもしくはDigameです。
「聞いて!」「話して!」っていう形の受け答えです。
でペルーはというと、ご存知のAloです。私は最初これを聞いたとき、フランス語?と思ってしまいました。でも英語のHelloのHの発音が消えたものだったんですね。
「さようなら」「バイバイ」などの別れの言葉ですが、ペルーではchaoをよく使います。
スペインでもchaoを使う人はもちろんいますが、一般的なのはやはりHasta luego、Hasta pronto、Hasta manan~aですね。

ほかにもたくさん使い方の違いはあると思います。
ご存知の方がいらっしゃいましたら、かたりなに教えてくださいね。


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特徴
ペルーのスペイン語の決定的な特徴は、会話の最後に「ペー:(Puesが短縮化してPeとなる:ぺーと発音)」をつけることでしょうか。
ペルーで家計簿」の管理人Kanさんの6月24日の日記に、「ペルー人化のヒント」と言うのがあり、そこでも「ペー」は紹介されています。
「行こう」をペルー式に訳せば、Vamos, pe(バモッ ペー).となります。とてもくだけた言い方で、目上の人には使いません。
ペルー人の会話を聞いていると、本当にぺーがふんだんに盛り込まれています。
南米系の人がたくさんいる中でペルー人を探し出すには、「ペー」を使っている人を見つければいいわけです。
ちなみに先日私が読んだ、フジモリ元大統領の母親ムツエさんについて書かれた「ペルー遥かな道」という本の中で、ムツエさんもしっかり「ペー(文中ではポェ)」を使って話されていました。

会話の中に盛り込まれているほかの言葉で特徴的なのは、「ジャッペー:(ya puesのこと)」
や「プッチャケ:Pucha que」「プッチャ:Pucha」など。
これは会話の冒頭に盛り込まれていることが多いです。
意味はと言えば、あいづちなので特に意味はありません。

他には縮小辞や増大辞を使うことが多いこと。スペイン南部でもよく使いますが、ペルーほどではないかも。
縮小辞は、小さいものやかわいらしいものにつける-ito、-itaなどの言葉です。
親しみを込めて名前や名詞の後に使う場合も多いです。
たとえば日本で有名になってしまったチリ人女性アニータさん。
これはAna(アナ)という名前に縮小辞をつけたものです。
名前や名詞以外では形容詞にもつけます。Cerca(近い)はcerquita、黒い(Negro)はnegrito/aなど。
ペルーでは様々な単語を縮小辞化します。これは慣れるしかないでしょうね。

増大辞で多いのは-izo -azo。増大ですから、なにか大きなことやすごいことを意味します。
たとえばサッカーの試合ですごいゴール(gol)を決めたとき。
golazo(ゴラッソ)、となります。
道の真ん中に大きな穴(hueco)を見つけたとき(ペルーにはありがち?)huecazo(ウエカッソ)。
これも慣れるしかないようです。


さて、スペインで特徴的なのは「バレ:Vale」という言葉を使うこと。
会話の中に「バレ」が頻繁に聞こえたら、それは100%スペイン人でしょう。
Valeは、「OK・わかった」と言う意味です。
会話の中で「〜、わかった?」と聞くときは〜、vale?と聞きます。
答えるときの「わかった・うん・OK」などは単にValeと言えばOK。ペルーのListoやOKとほぼ同じ使い方です。
スペインの「わかった?」の使い方にはもう一つ特徴があります。それは「わかった?理解した?」というときにMe explico?を使うこと。

もうひとつ、Vengaという言葉を紹介しておきましょう。
これは動詞Venirの接続法現在の3人称、命令形の形です。
ペルーではその文法どおりに使用されますが、スペインでは間投詞として使われることが多いです。
たとえば、Venga,vamos!「さあ、行こう!」
これ以外に名前を呼んだら「ベンガ!」と答える場合や、「Hasta luego」と別れの挨拶をしたら「Venga!」と返される場合などがあります。

他にもたくさんあるのでしょうが、思いつきません。
また随時追加していきますね。


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よく使う単語の違い
ポピュラーな単語で、ペルーとスペインでは違うものを使用しているものがいくつかあります。
それらを集めてみました。
他にもご存知でしたら、かたりなまで教えてください。



食事編
スペイン 意味 ペルー
patata じゃがいも papa
cacahuete ピーナツ mani
guisante グリンピース arverja、arveja
aguacate アボカド palta
chile、guindilla 辛子(からし) aji
sesamo ごま ajonjoli
jengibre しょうが kion
batata さつまいも camote (Camoteと日本のサツマイモは別物ですけどね。)
calavaza かぼちゃ zapallo
judias verdes いんげん vainitas
brotes de soja もやし frijol china
remolacha ビーツ beterraga
calabacin ズッキーニ zapallito italiano
soya 大豆 frijol de soya
planta cebolla ねぎ cebolla china
melocoton durazno (melocotonももちろん使われます。)
alubia  インゲン豆 frijol、poroto
carne de vaca (仔牛肉はcarne de ternera) 牛肉 carne de res (carne de vacaも使われます )
carne de cerdo 豚 豚肉 chancho
palomita ポップコーン cancha
Turron 単語は同じだけど、スペインのTurronはクリスマスに食べる、アーモンドをヌガーで固めたお菓子。 トゥロン Turron 単語は同じだけど、ペルーのTurronは、10月(いつ食べてもいいんだけど、10月に食べるのがポピュラー)に食べる小麦粉でできた硬いケーキのようなもの。
zumo (スペインでjugoというと、肉汁ってところでしょうか。) ジュース jugo
Salsa de soja しょうゆ siyau、sillao、sillau
barra de pan フランスパン Pan frances
bocadillo、bocata サンドイッチ sandwich
Pollo asado ローストチキン Pollo a la brasa
paja ストロー sorbete 



よく使う単語の違い (身近なもの編)
スペイン 意味 ペルー
coche carro、auto
volante de auto ハンドル timon de auto
Alta voz スピーカー parlante
rueda タイヤ llanta
billete 切符 boleto
ordenador コンピューター computadora
nevera frigorificos 冷蔵庫 refrigeradora
servicio lavatorio トイレ ban~o
ascensor エレベーター elevador
camarero/a ボーイ、ウェイター mozo
viento aire
dinero (俗語ではpastaも使う) お金 plata
cerradura 錠前 chapa
Licencia de conducir 運転免許証 brevete
deberes 宿題 tarea
colega 友達 pata
mosquito zancudo
manzana 街区 cuadra
aparcamiento (動詞はaparcar) 駐車場 estacionamiento (動詞はestacionar)
novio/a 恋人 enamorado/a 
prometido/a novio/a 婚約者 comprometido/a prometido/a novio/a
ama de casa 主婦 su casa (公的書類の職業欄などは、su casaと書かれています。)
guapa 美人 hermosa、bonita、cuero 
guapo、guay ハンサム atractivo
chaval ガキ、子供 chivolo
visado ビサ、査証 visa
piso(マンションやアパートなどの部屋のことをピソといいます) アパート Apato(これは日本だけの言い方でしょうね)
carpeta フォルダー forder
campo de futbol ピッチ、サッカー競技場 cancha
portero ちなみにゴールはporteria。 ゴールキーパー arquero ちなみにゴールのことはarco
スペインのcocinaは、キッチンのこと。 キッチン、調理テーブル ペルーでいうcocinaはキッチンのことも指すけれど、ガステーブルなどの調理器具やシステムキッチンのことも指します。
tragaperras スペインのスロットマシンは、Barなどに置いてあって、オジサンたちがセルベッサ片手にやってます。 スロットマシン tragamoneda

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よく使う単語の違い (会話で使う言葉編)
スペイン 意味 ペルー
スペインでは電話をかけたほうがOiga またはOigame、受けたほうはDigaもしくはDigameです。 もしもし かけるほうも受けるほうもAlo
Vale。 「わかった?Vale?」と聞くのも、「わかったVale」と答えるのも同じValeを使う。 OK、わかった listo
Hasta luegoやHasta man~anaなど。 バイバイ Chao
Enhorabuena おめでとう Te felicito、Le felicito
Enseguda、Inmediatamente すぐに Al toque
sabroso、bonisimo おいしい rico
monton、mogollon たくさん Como cancha
guay いい bacan
espan~ol (あまりスペインではcastellanoと言いません。castillanoというときは、正統スペイン語を話すCastilla y Leon地方のスペイン語をさすことが多いです) スペイン語 castillano (ペルーではスペイン語のことをespan~olではなくて、castellanoということが多いですね)
averiado 故障している malogrado
tardar durar 時間がかかる demorar
tirar 捨てる botar
conducir 運転する manejar
jerga、argot、taco、tacos スペインのスペイン語にも俗語はいっぱい。俗語辞典なども出版されています。 俗語 jerga、jeringa

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よく使う単語の違い (身につけるもの編)
スペイン 意味 ペルー
traje スーツ terno
camiseta Tシャツ polo
jersey セーター chompa
chaqueta ジャケット saco
corbata pajarita 蝶ネクタイ corbata michi
braga (女性用)パンツ calzon
vaqueros、pantalon vaqueros ジーパン jeans
bufanda マフラー chalina
carcetines 靴下 media
bolso バッグ cartera
cartera 財布 billetera
pendiente イヤリング ピアス arete

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よく使う単語の違い (その他編)
スペイン 意味 ペルー
tecla gato 電話の# tecla michi
cara o cruz? 表か裏か? cara o sello

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