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uso. 戻
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クロスの上に並べられた質素なテーブルセット。
両端にフォークとナイフが並べられている。
運ばれてきたワゴンの上の料理にはクロシュが被せられていて、
クロシュを外すんだけど、クロシュのなかにはクロシュが
ずっとずっと続いている。
たどり着いた先には蕎麦猪口が載っているけど、何も匂いがしない。
不思議に思って覗き込んでみると、底に冬虫夏草が転がっている。
ウェイターが次の料理をワゴンに載せてやってくる。
生肉のような湿っぽい香りがクロシュからはみ出ている。
一瞥を送りながら席を立ちかけた私を
ウェイターは着席するよう促すが、私はそのまま出口へと向かった。
ははあなるほど、と感心しながら代金だけ払って店を出た。
レジ対応に出てきた従業員と先ほどのウェイターが
戸口でまだ何やら大声で説明をしている。
私は歩きながらもう一度立ち上がった。
巨大な私。
巨大な私はお前の中に入りたい。
お前の中に入りたい私はもう一度立ち上がった。
私は巨大な私より小さいか否か、大きいか否か。
私と巨大な私は口をぽっかり開けたまま、
いま向かい合っている。
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【 レストラン、ルージュ 】
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